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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

134名も無きAAのようです:2014/03/02(日) 15:27:44 ID:bl7l.k5Q0

 ドライアイスを床に捨て、ミセリが私の頬に触れる。
 冷たいが、労わる優しさを感じる。
 私たちは顔を寄せ唇を合わせた。
 少し開いた私の口を置き去りに、ミセリの唇は私の目元を摘まむ。

 自然に、体が触れあった。
 素肌が擦れる、むず痒くもどかしい感覚。
 ミセリの吐息が耳元を抜けた時、私の薄く空いた口から、無意識の声が漏れた。

 耳をくすぐったミセリの舌は、顎の輪郭に沿って、少しずつ下へ。
 首筋を唇で噛み、時々弱く吸われる。
 痛みとまでは呼べない、小さな刺激。
 自分の息が、僅かずつ早くなるのを感じる。

 鎖骨を啄まれ、横に撫でられた。
 柔らかい感触が、くすぐったいの一つ向こうの感覚を帯び始める。
 腕が背後に回され、そっと抱き倒される。枕に背を着く。
 脇を降り、ミセリの舌が脇腹に達した。

 思わず、自分の指を噛む。
 ミセリは舌を伸ばしたまま、上目で私の顔を見る。
 目線から逃れるため、そして体が反応するままに、私は体を逸らせる。
 執拗に、腹部が攻めたてられた。
 体を抱いていた手が浮き、指を立てて背筋を上る。

 指を噛むのを忘れ、息が声に変わった。
 前と後ろ、舌と指先の二つの刺激。
 体の芯に着いた火が、意識に燃え移って、ジリジリと脳幹にまで熱を伝える。
 舐められた体の彼処が、疼くようにもどかしいのは、吸血鬼の唾液のせいだけでは無い。


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