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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

133名も無きAAのようです:2014/03/02(日) 15:26:26 ID:bl7l.k5Q0

ミセ*゚ー゚)リ 「痛かったら我慢するなよ」

 ミセリが、私の手を取る。
 差し出された手の甲に舌を伸ばし、薄く唾液を塗り付ける。
 麻酔が沁みていく輪郭の無い輪郭の無い冷たさ。
 背筋が痺れ、体の奥に火が点る。

 ベッドサイドに置かれた箱にミセリが手を伸ばす。
 指に摘まんだのは、保冷剤として売られている、ドライアイスの欠片。
 滾々と白い霧が生み出され、ベッドに落ちて広がってゆく。

 ミセリはそれを、優しく私の手の甲に押し付けた。
 水の、揮発する音。急激に凍らされた皮膚の悲鳴。
 鋭い痛みだ。痺れるようで、突き刺さるようで。
 ミセリの唾液の効力を超えて私の感覚を浸食する。

 丸を描くように、ドライアイスが皮膚の上を滑る。
 跡は白く凍り、健全な色を失う。
 ミセリは丹念に、じっくりと私の手の甲を焼き、そこに十円玉ほどの凍傷を作った。

ミセ*゚ー゚)リ 「大丈夫だった?」

(゚、゚トソン 「まあ、なんとか」


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