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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ
104
:
名も無きAAのようです
:2014/03/01(土) 00:26:28 ID:jHk0pOPc0
「ゆ、許してくれ。本当は」
「碌なことを知らないんだろう」
クールがため息を吐く。
銃を持ってはいるが撃つ気は無い様子。
気だるさの見える顔と立ち姿で、吸血鬼に目を向けている。
「俺たちが本当にお前の罠にかかったと思ったのか。その幸せな脳みそを少し分けてくれ」
刃で肉をくり抜くように、杭を回転させる。
鳴き声混じりの呻き。半不死とはいえ、この傷は痛かろう。
「地雷女を餌に釣りを仕掛けたということは、貴様らの中でも我々が地雷を狙っていることが伝わっているということだ。
ならば、何かあるだろう。貴様らだからこそ耳にする情報が。
お前のような、名を上げたいがために力量差も測れぬまま勝負を挑む莫迦であっても、噂くらいは聞くはずだ」
「言ったら、助けてくれるのか」
「有益な情報であれば考慮はされる」
吸血鬼は少々悩んだのち、首だけでクールを睨みつけた。
滑稽だ。余りに情けないので、ついつい脳天に銃弾を数発撃ちこむところだった。
対するクールは一切揺らぎの無い顔で吸血鬼を見つめ返す。
目では無い。穴だ。あの奥にあるのは視神経脳でなく、光の届かないしじまの闇だ。
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