('A`)マーケティング・レンタルコミックス～～19 years later～

166：>>1：2016/07/24(日) 23:15:34 ID:vSNaHkq60: (#ﾟ;;-ﾟ)「今、ですか？アクション俳優を志すと決めて、勉強もして、撮影のスケジュールも決まった、今？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「映画舐めてんですか？」

モララーは確信した。「あっ、これ僕地雷踏んだ奴や」と
思い返せば、この店に訪れ、短いながらも会話を交わした中で
こうなることを予測できる言動は多々あった

それに加え、父親のドブみたいな顔面遺伝子が全くない初月似の少女とは言え、でぃはあのドクオの娘
『面倒くささ』なら右に出る者はいない、生粋のオタクだ。正直、仲良くなかったら縁切るレベルのクソ面倒くささの

にも関わらず、アホのモララーは迂闊にも彼女の逆鱗に触れた
鬱田の血筋が持つ、代々伝わるマジ意味わからん融通の利かない面倒くさいオタクの逆鱗に

(；･∀･)「ご……ごめんなさい……」

モララーは無意識の内に、床に正座をしていた。下っ端根性が身に沁みついていた
小学五年生に見下される三十代後半。芸能界の酸いも甘いも味わった男
どこかの業界ではご褒美だと羨ましがられるだろうが、想像してほしい

(#ﾟ;;-ﾟ)「……」

あの、ケツを鳴らし光らせ、鉄を挟み切り、悪鬼羅刹をねじ伏せた漢の、血を引く娘
その最強の遺伝子を受け継いだ少女に、死に掛けのゴミ虫を見るような目で見下される

(；･∀･)(なんだこの謎の高揚感……)

間違いなくご褒美であった。かわいいは正義なのであった

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