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今のブーン系にはエロが足りないようです
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請われるままに歩いて回り、着いた先は店と店の間の薄暗い路地裏だった。
人の吐息も、雑踏の喧騒もない分、そこは大通りより遥かに寒々しい。
指先はみるみるうちに熱を失い、姉ちゃんと繋がれた右手だけが、暖を取る唯一の手段となった。
川 ゚ -゚)「よし、ここでいいだろう」
(;'A`)「あの……姉ちゃん。こんなとこで何するつもり?」
川 ゚ -゚)「おや、意外と察しが悪いな。お前なら私の意図をすぐに解すると思ったが?」
言うと姉ちゃんは、鞄からごそごそと何かを取り出す。
そこから現れたのは、俺の顔よりデカいハート型のチョコレートだった。
川 ゚ -゚)「これを恋人としてお前にやる。異論はないだろう?」
(;'A`)「……どうせそれだけじゃないんだろ?」
放課後デート。恋人として初めてのバレンタイン。そして、人気の極端に少ない路地。
これだけの条件を揃えて、姉ちゃんが何もせずに引き下がるはずがない。
川 ゚ -゚)「ふふふ、さすがは私のドクオだ。なかなか理解が早い」
すると姉ちゃんは、光に透かすようにしてチョコレートを掲げ、そのパッケージをくるりと裏返しにした。
透明なビニールでラッピングされたチョコの表面が、暗い路地裏でも不思議とはっきり読み取れた。
そこには、茶地に映えるような白いデコペンで、でかでかとこう、書かれていた。
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