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今のブーン系にはエロが足りないようです
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それからしばらくは、何の代わり映えもしない、いつもの帰り道が続いた。
話すことも他愛のないことばかりで、今日が特別な日だとはとても思えない。
最初こそいつ渡すのか気になってそわそわしていたものの、姉ちゃんがあまりにもいつも通りに
振る舞っているため、自分だけ平常心を失っているのが馬鹿馬鹿しくなってくる。
けれど、姉ちゃんと過ごすそんな時間も、案外に悪くないものだ。
外の空気は身震いするほどに冷たかったけれど、俺にはそれさえも些細なこととしか感じられなかった。
やがて、俺たちの通う高校から程近い駅のホームに立ったところで、姉ちゃんがいつもとは違う行動を取った。
川 ゚ -゚)「悪いが、ここで少し待っていてくれないか?トイレに行っておきたいんでな」
('A`)「別にいいけど……鞄、俺が預かっとこうか?」
川 ゚ -゚)「おっと、そうはいかない。勝手に中を見られては元も子もないからな」
('A`)「そんなことしねーよ。信用ないな俺……」
川 ゚ -゚)「そう腐るな。こんな時だからこそ、お前にサプライズをプレゼントしたいんだ」
そして俺は、トテトテとトイレへ向かう姉ちゃんの背中を見送った。
この時俺はまだ、姉ちゃんの言うサプライズの意味を、正確には理解していなかったのである。
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