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从゚×ナ从ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
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从゚×ナ从テンプレ担当とかまじ魑魅魍魎ー
初めての方や馴染みのない方は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで
ご理解とご協力をお願いします
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画・創作板の特殊スレ一覧
・AAテンプレ一覧
ブーン系wiki
http://www43.atwiki.jp/boonkei/
ttp://boonkei.wiki.fc2.com/
↑が見れない、AAがコピー出来ない方の為の予備サイト
ttp://boonkei.web.fc2.com/top.html
ttp://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
兄弟スレ
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★50
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1379170546/
前スレ
( ^ω^)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1384870366/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
ttp://jbbs.livedoor.jp/sports/37256/
( ^ω^) ブーン系小説板2のようです
http://jbbs.livedoor.jp/internet/16305/
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『コンクリートの成分、セメントとか、用いた砂利とかが、砂地から発見されまして。
ええ、そうです、それらは“砂になっていた”んです。
そもそも“砂”というのは具体的定義があるわけじゃないですからね。
物体が一定の大きさに細切れになったのを砂と呼んでいるんですよ』
専門家は両手を動かして山を何度も作り出し、堆積を表現していた。
『――大まかに言ってしまえば、あの砂が自然と溜まれば砂丘となります。
それがもっと根深くなり、水分さえも寄せ付けないものとなって地域的影響を及ぼせば、砂漠となります。
もしかしたら、これは日本の砂漠化の前触れなのかもしれません。いやはや、なんとも考えにくいことですが――』
それから専門家は、長々と砂漠化の危険を話していたようだが、VTRは中断されてしまった。
音のない口の動きだけ僅かに残り、場面がスタジオに戻る。
コメンテーターが何事か話し始めても、俺の頭の中には先程専門家の話で出てきた砂丘と砂漠の話がじんじんと響いていた。
何か引っかかる、そう思って悩んだ結果、ようやく過去のあの出来事を思い出した。
彼女、素直クーと最後に会った日、彼女は砂丘と砂漠の違いを説明していたのである。ちょうどさっきの専門家と同じように。
砂漠に焦がれているといい、それを言い残して姿を消した彼女。
ただの引っ越しと言っていたが、その引っ越し先は確か、この街の――
('A`)「何を考えているんだ、俺は」
馬鹿げている、俺はそう思って、頭に浮かんだ妄想を一蹴した。
テレビを無視して、糠漬けをしまい、さっさと支度を済ませて眠ってしまうことにした。
脳裏に浮かぶ彼女の姿は、なぜだか急にその影を濃くし、しつこく俺につきまとってきていた。
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専門家の懸念は当たった。
砂漠化は日に日に進行したのである。
騒ぎは某県ばかりに収まらず、他県、全国、そして世界へと発信されていった。
様々な憶測を述べる人たちが現れた。
ただのでまかせという説から、地軸の乱れ、地震の前触れ、海底の運動、宇宙人からのメッセージ
本当に好き勝手言いやがった。
砂漠化に関する特集も様々なメディアで行われ、危機感を煽りに煽って人々を震え上がらせた。
砂漠というものに恐怖を抱く人が現れ、砂を連想させるワードがタブーとなり、『東京砂漠』が発禁となった。
しかし砂漠化は事態として日に日に深刻さを増していった。
(;´∀`)「こりゃあ国家の一大事モナ。緊急会議を開くモナ」
砂漠化はやがて本州全土に広まり、関東にも影響するかもしれない。
そんな懸念が国会で追及され、総理を急きたてるにいたったのである。
数日間、内閣府で救急の会議が行われた。
会議の終わった翌日、不安がる某県民、そして全世界の人宛に緊急発表が放送された。
(;´∀`)「某県住民を他県に避難するモナ。
そののち、県境に海水循環装置を設置して湿潤を一定に保ち、砂漠化を食い止めるモナ。
我が国の内閣府と各大臣、及び各専門家技術家軍隊などなどがアップを始めたモナ」
言ってしまえば、某県を孤島として隔離するプロジェクトである。
どこにそんなお金が余っていたのか、総理はものすごい速度で人員と装置を準備し行動を始めた。
当然ながら、某県中はパニックに包まれることになった。
* * *
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('A`)「こうも世の中は変わってしまうのか」
街を歩きながら、俺は驚きを隠せないでいた。
買い物と散歩からの帰り道だ。空は曇っているが、それ以上に周りが鬱屈している。
あれだけ賑わっていたこの地方都市も、今ではすっかりゴーストタウンだ。人がいないし光も少ない。
砂漠になる下準備が着々と整っているようで不気味なことこの上ない。
例のぼろアパートもすっかり住民がいなくなっていた。
詳しく関わっていないが、もう片手で数えられる程度しか残っていないと思われる。
俺がその玄関を開けると、やつれた様子の大家さんが駆けこんできた。
(´・_ゝ・`)「やあドクオくん、ちょうど良かった。君、いつ出ていけるかな?」
(;'A`)「あ、とうとう来ました? その手の話」
(;´・_ゝ・`)「すまないね、国の方針にこんなアパートは逆らえないよ。
なるべく住民を裏切る真似はしたくなかったんだけど、私にも生活があるからね。
帰宅できる日が分かれば教えてほしいんだ。なるべく融通は聞いてくれるはずだから」
('A`)「……あの、最大でいつまでになりますかね」
(|!´・_ゝ・`)「え? 多分あと三カ月くらいだと思うけど……どうしたんだい? まさかぎりぎりまで残るとかじゃ」
(;'A`)「いえいえ! 決してそういうわけではなく」
顔を青ざめる大家を背に、俺はさっさと自室へ戻っていった。
俺はできることなら残っていたいと思っていた。しかしそれを言ってしまうのは、大家さんに悪い。
なぜ残りたいかといえば、この街が、素直クーの引っ越した街でもあったからだ。
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もしかしたら、クーはこの街にまだ暮らしているかもしれない。
連絡先も知らないけど、暮らしていたらまた出会えるかもしれない。
そんな直感が俺をここに居座らせたいと思わせた。
今までは気にしなかったのに、気にしだした途端にやっかいな執念を生ませてしまったのだ。
街が枯れ果ててから、急に散歩が趣味になった。
クーに会えるかも知れないという淡い期待が彼を突き動かしていたのである。
今日もまた、その散歩から帰ってきたところだ。
いつの間にやら、いささか体力もついてきて、日に日に行動距離が延びている。
どうしても出ていかなきゃならないと言われるまで居座ってやる、そんな豪胆さも抱くようになっていた。
荷物を整理し、再び糠漬けを弄ろうとしたとき、玄関で物音がした。
どうやら郵便らしく、ポストを動かす音がする。
気になったので、糠漬けを元に戻し、玄関へと足を進めた。
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郵便受けを確認すると、真新しい封筒があった。
室内に入り、封筒を破る。
丁寧に折りたたまれた手紙を、ぐいっと広げた。
('A`)「……え?」
書いてあったのは、街外れのとある住所。
それ以外のヒントが書いてなくて、反応に困ってしまった。
もっとヒントはないだろうか、そういう思いで封筒の中を覗く。
果たして、それはあった。
('A`)「あ」
手のひらを広げ、その上に封筒を逆さにして中身を出す。
白い小さな欠片が、ころんと転がった。
('A`)「……陶器の破片?」
ぴしりと、音が鳴った気がした。
記憶が再び蘇る。彼女の最後の言葉。
真っ白い陶器をお前にやる、と。
-
指定された住所は、思いのほか、俺が通っている大学に近い、丘の上だった。
まだ誰もいなかったので、とぼとぼと歩いて眼下の街を見下ろした。大学、商店街、住宅街、何もかもが寂れている。
そう見えるのは、砂漠化地帯から飛来する砂のせいでもあるのだろう。
目線を動かせばすぐにその拡大する砂の山が見えてくる。
国立公園から広まったその現象は、道路もビルも押しつぶし、今や街の一角にまで広がっていた。
人類の文明が衰退する未来予想図を一挙に見せられた気がする。決していい気持ちのするものじゃない。
ひどい草臥れを含んだ溜息が毀れたとき、背後で音がして、俺は顔を向けた。
('A`)「…………やっぱり、そうなのか」
川 ゚ -゚)「うむ」
彼女は、再び俺の前に現れた。
現実感もなにもない、からっからに乾いた再会だ。
('A`)「あれ、全部クーがやったの?」
俺が砂漠を指さすと、彼女はすんなり「うん」と、首を縦に振る。
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('A`)「なんでそんなことしたんだよー」
川 ゚ -゚)「砂漠を見たかったからじゃないかなあ」
('A`)「どうやったんだよ」
川 ゚ -゚)「なんか、念じていたら、できた。ははは」
クーの右手には手袋が嵌められていた。それを彼女は左手で外す。現れた真っ白い指が、「えい」と地面に触れられる。
すると、僅かに残っていた草花がみるみるうちに萎んでいった。緑が茶色へ、黒へと変わっていき、芯が崩れて砂と化す。
川 ゚ -゚)「な?」
('A`)「うーん、できてるなあ。怖いなあ」
それから、俺とクーは別れてから後のことを報告し始めた。
といっても、そんなに熱心に話題が合ったわけじゃない。
俺は普通に進学して普通に落ちぶれたことを淡々と説明した。
面白くなかったし面白くしようとも思わなかった。
彼女の方は、転校してからあんまり良い想いをしていなかったらしい。
はっきりとは明言していないけど、集団に溶け込めないでいる彼女の姿は容易に想像がついた。
川 ゚ -゚)「遠くへ行きたいとそればっかり考えていたよ。でもそんな簡単な話じゃない。私は親を悲しませるようなことはしたくなかったしね。
だから本を読んだり調べ物をしたり、そうして妄想だけを繰り返して日々を過ごしていた。
そうしている間は幸せだった。自分の惨めな人生なんて考えなくてすんだからね。
思えば私は昔からその手のストレスを抱え込んでいたのかもしれないな。それで、学ぶこと自体が目的になっていた。
その証拠に、いろんなことを知ろうとして、どうしようとしていたのか、とんと思い出せないんだ。酷い話だろう」
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川 ゚ -゚)「そのことに気付いたのはひと月前で、私はそれなりのショックを受け、夜中に自室に籠っていた。
本もパソコンも聞かず、布団にまるまってぼーっとしていたな。
それで、ふっと思い出したのが砂漠のことだったんだ。『砂漠を見たい』って、高校生のときに言っていた、そのことが、なぜだか頭に思い浮かんだ。
気が付いたら、布団はしわしわになっていた。私は怖くなって外に飛び出した。公園にいてガタガタ震えていたら、そこもどんどん枯れていった。
まあ、わけはわからなかったよ。理屈じゃない。できちゃうことは受け止めなきゃならない。私は触れたものの水分を奪う力を持ってしまったんだ」
('A`)「それが最初の事件、か。でも、それならどうして砂漠が広まっているんだ?」
川 ゚ -゚)「ん、そりゃあ、広めているからだな」
('A`)「……なんでさ」
川 ゚ー゚)フッ「なんでだろうな、わからんよ。広めたくなったのさ。この辺一帯砂漠になったら気持ちよさそうだなってね」
そうして彼女はへらへら笑う。空中を舞う砂粒のの流れが微かに乱れ、またすぐに元に戻ってしまった。
('A`)「お前、普通じゃないな」
俺が指摘すると、彼女は目を瞬いて、それからまたにやりとする。
川 ゚ -゚)「そんなの、わかっていたんじゃないのか? 高校生のときからさ」
そうかもしれない、俺もそうだったのだから。
とはいえ、そんな返答は心で思うだけにして、やるせない吐息だけを返しておいた。
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川 ゚ -゚)「で、だ。話は進むのだが、私はやれることならこの街を、国を、世界を砂漠にしてやりたい」
('A`)「おーおー、でっかい夢をお持ちなようで」
川 ゚ -゚)「この力はな、私が思っていることを実現させてくれる究極の力なんだ。できないことはない。やがては世界を滅ぼすだろう」
('A`)「…………」
川 ゚ -゚)「君は、どうする? 一緒にいたいか?」
気軽に返そうとした俺の、息が詰まる。動揺が顔の筋を引きつらせた。
(;'A`)「……やめようぜ。こんなの、まるっきり悪役のすることじゃねえか」
川 ゚ -゚)「答えになってないな」
(;'A`)「だ、だって」
川 ゚ -゚)「いたいか、いたくないか、どっちかだ。さあ」
彼女の顔からは、もう笑みは消えていた。漆のようにまっ黒な瞳に、人間的な感情は見えず、死に際に足掻き暴れる魚のような獰猛さだけを携えていた。
そんなものを、俺は抱え込めなかった。肯定も否定もできず、冷や汗をかいて黙りこくる。
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ややあって、彼女が目を伏せ口を開く。
川 ゚ -゚)「そうか、残念だ。もういいよ、私と誰かの関係なんて、もう必要ないってことなのだな」
言い放つ、その言葉によって、ようやく彼女の真意がみえた。
違う、と俺は叫ぼうとした。言葉が一挙に喉の奥までせり上がり、押し出されようとした。
だけど、気付けば彼女の姿は消えていて、言葉は行き先を見失い、飲み込まれてしまった。
こうして彼女はまた消えた。砂漠に浮かぶ蜃気楼のような、儚いイメージだけを植え付けて。
* * *
.
-
失意ばかりが、胸に広がっていた。
息苦しさと、吐き気が、徐々に肥大してくる。
どうやって帰宅したのか、ほとんど覚えていない。頭の中は彼女でいっぱいで、その全てが俺を責め立てていた。
アパートに戻ると、ちょうど大家さんと鉢合わせした。
(;´・_ゝ・`)「げっ、ドクオくん!」
('A`)「どうしたんですか」
(;´・_ゝ・`)「い、いやあ実はさっき国の役人が来てさ、結構な補助金と住居が出るみたいだからさ、じゅ、住民ももういないしさ」
('A`)「……出ていくと?」
(´・_ゝ・`)「そうそう。そうなんだよ悪いね。というか、もう他の人も出ていったよ。残りは君だけさ。
鍵は全部開放されているから、あとは好きな物取っていってくれ。自己責任だ。じゃ、さよならー」
ぴゅーっと、大家は道を行く。何もかもが忙しない人だった。
声をかけても良かったが、とてもそんなテンションではなかった。
補助金を出してまで転居を促すとは、いよいよもって国はこの県を見捨てにかかっているのだ。
そんな危ないところに暮らす方が悪い、そう言われているみたいなものだ。
アパートはすっかりがらんどうだ。砂漠に埋もれたら、ものの数日で自然に還ってしまうだろう。
自室に戻って荷物を整理し始める。
確かにここに残っていても、もういいことはない。
クーとだって、せっかく会えたのに酷い別れ方をしてしまった。
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彼女は全てを砂にしてしまう気だろう。
あの最後の質問は、俺に猶予を与えていたんだ。
唯一彼女と交流した、俺に対して、砂になるか、ならないか。
俺は答えられなかった。関係を肯定できず、タイムアップだ。
どうしてすぐに答えてやれなかったんだろう。今更になって苛立ちが募る。
(#'A`)「……んなこと言われても、どうすりゃいいのさ」
吐き捨てて、床に寝ころんだ。もう本当に、何もやる気にならない。このまま砂に埋もれてしまいたい。
ごうごうと音がする。砂が壁にぶつかっているのだろうか。それにしてもうるさくて、まるで砂嵐でも起きているようだった。
ひょっとしたら、彼女が砂漠化のペースを速めているのかもしれない。もはやこの世に未練などない、そんなこと、彼女なら平気でやりそうだ。
(#'A`)「…………」
('A`)
('A`)...
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苛立ちが、徐々に引いた。
彼女がどうして暴れているのか、詳しく知っているわけではない。
でも、そうなるだけの理由があって、彼女なりに苦しんでいたのだろう。
関係なんて、もう必要ない――彼女が最後に言ったことだ。
彼女に残った唯一の関係が俺だったんだ。それが無くなり、絶望した。そうして世界を滅ぼそうとしている。
彼女を止めなきゃならない。でもどうしよう、もう彼女と会う方法なんて。
('A`)そ「あ」
ふとした閃きが、俺を駆り立てる。
床下収納を開き、糠味噌を掴みだす。するとそのとき、外から猛烈な轟音が聞えてきた。
砂嵐は益々威力を強めているようだ。人々の残した痕跡を、跡形もなく消し去るために。
(#-A-)「うおおおおおおお」
俺は糠味噌を下腹部に押し当て、必死に抱え込んで耐えた。
どんな音や振動が伝わってきても、決して動こうとすることなく。
目を閉じ、動かなくなり、時間が過ぎていった。一際大きな音が響いて、空気が流れるのを感じた。
屋根が飛んだのだろうか。だとすれば、もう、長くは持たない。
* * *
.
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俺が目を覚ましたのは、いつのことだったのか、はっきりとはわからない。見当たるところには時計どころか、壁も、何も無かった。
外の砂の上に、俺は寝転がっていた。太陽は高く上っているので、お昼付近であることがかろうじて認識できた。
上半身を起こして、もう少しよく周りの状況を確認しようとする。口に入った砂を数回吐きだして、前を見据える。
どこをどう見ても、砂しかなかった。
動かした右腕が、こつんと何かに当たる。
見ると、砂に半分埋もれた容器があった。あの糠味噌だ。俺は慌てて腰を入れ、それを取り出す。
側面にこびりついた砂がさらさらと下に落下していく。
恐る恐る蓋を開いてみたが、砂は入りこんでいない。幸い蓋の部分が埋もれていなかったので、浸食されなかったのだろう。
('A`)=3
安堵した俺は、肩を落として、それから立ち上がる。
糠味噌の容器は、それほど大きくない。家庭用の小さなもので、胸の上に抱え込める程度の、茶色い陶器の壺だ。
('A`)「よいしょっと」
その陶器を、俺は持ち上げる。重さも大したことはない。体力に自信はないが、激しく動くわけでもないので平気だろう。
こうして、俺は歩くことにした。彼女を探すために。
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からっ風が吹き付け、砂粒が頬に当たる。
日差しも赤々と地面を照らす。冬であったのが幸いした。夏だったら、熱量が尋常ではなかっただろう。
土地勘も何も無かった。目印はない。砂の山があるだけだ。
時折街の残骸の、鉄骨や看板が目に入ったが、とても場所を特定できる代物ではなかった。
そこにおいては、世界は滅んでいた。
しかし、諦めてなどいない。俺は緩めることなく一歩一歩踏みしめた。
歩いているとときおり湿った場所にも遭遇した。
おそらく埋もれる前は水源とか、潤いのある場所だったのだろう。
よく見れば、草花だって僅かに残っている。砂に晒されても、芯はまだ折れていなかった。
そうした場所で砂をかきわけると、水にありつけた。
汚さとか気にしている暇もなく、飲む。束の間の癒しが訪れる。
彼女の能力では、本格的な砂漠化には至れないのだろう。おそらく、まだ。
('A`)「へへ、これは砂漠じゃない。砂丘に過ぎない。なんてね」
彼女は十分浮世離れしている。でもまだ決定的じゃない。錯覚のような安堵が、俺を奮い立たせた。
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時計が無いと、時間の流れは遅く感じる。明確に道筋がわからないので、なおさらだ。
ただ、徐々に赤みを帯びる陽光に晒されることでのみ、時間の過ぎゆくのを感じた。
(;'A`)フウ、フウ
適度に休みは取っていた。
時折見かけるビルの残骸の陰に隠れたり、水気のある場所に腰をおろしたり。
それでも、疲労は蓄積されていった。
(;'A`)「ああ、もう、さっきやすんだばかりだと思うけどな」
瓦礫の山を見つけ、日差しを遮る場所に上手く入り込んで、俺はぼやいた。
汗を拭って、顔を振るう。焦っちゃだめだ。焦ってもいいことなんてない。
どうせほとんど絶望的なのだ。急いだところで何ができるわけでもない。
そう、心に言い聞かせる。いきり立つ気持ちは静まったが、代わりに虚しさが大挙して押し寄せてくる。
自分の行いが、全くの無駄で終わってしまうことの恐怖。
(#'A`)「ええい!」
一声叫んで、それから立ち上がる。
どうせこんな場所じゃ長く生きてなどいられない。だったら力尽きるまで歩こう。
足元に置いた糠味噌に手を伸ばしたとき、一陣の風を感じて、目を細めた。
('A`)「…………え?」
そう、不思議そうな声を出したのは、風の中に一枚の白い花弁を見受けたからであった。
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遠くからでも、彼女の姿はよく見えた。
服の裾から覗く白い肌が、日差しに照っていたからだ。
彼女は屈みこんで、花を見ていた。真っ白な花弁を有する花。あいにく俺はその名前に疎い。
だけど、先程風に流れてきた花弁がその花のものであることはすぐにわかった。
砂丘の花はそれだけ貴重な存在だったのである。
彼女は花を右手で触っていることに、俺は遅れて気がついた。
水気を吸い取る右手は、花を枯らせていないでいる。
俺はその光景を見て、一つ確信が生まれた。
あの右手の能力は、大雑把に言ってしまえば、彼女の願いをかなえるためのものだ。
彼女が欲するものを消し去ることはできない。俺はそう仮説を立てていた。
その仮説を信じていたからこそ、俺はここまで歩いてこれたのである。
今、彼女は何らかの理由があってあの白い花に興味を抱いているのだろう。
だから花は、枯れることなく咲き誇り続けている。
理由はともかく、それは仮説の正しさを証明しているのだと、俺は思った。
川 ゚ -゚)「むっ」
歩み寄る俺に、彼女はようやく気付いた。俺は彼女に笑いかけるけど、頬が軋んだ。思った以上に疲れていたようだ。
手を振りたいけど、抱えるものがあるのでできない。代わりに俺はその壺を彼女に向けて突き出してみせた。
('A`)「ほらよ」
彼女は、それを欲していた。過去を思い出したから、俺はあのアパートでとっさにその陶器の壺を抱え込んだのだ。
('A`)「糠味噌漬けの話、してやるよ。報告する約束だっただろ」
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('A`)「現代の形の糠漬け(糠味噌漬けとも言う)の起源は、江戸時代初期にまでさかのぼる。
穀類を使う漬けものが奈良時代からあったのだが、それを米糠(精米づくりの際に出る皮等のこと)で代用したのだ。
糠に含まれる栄養素ビタミンB1が野菜にしみこむため、江戸患いとも呼ばれた『脚気』予防に効果を発揮したという。
その糠漬けの作り方だが、一度煮沸した米糠に食塩水を加え、やや固まる程度まで放置。唐辛子や昆布などとともに壺に納め、均せば糠床の元となる。
これに野菜の屑を入れ、一週間ほど漬けこみすれば、野菜の乳酸菌が繁殖する。毎日続けることで風味が増し、2~4ヶ月程度で糠床として熟成する。
この糠床には手入れが必要だ。糠床の空気に触れる部分は菌のバランスが崩れるので、腐敗やカビの増殖が起こりうる。
それを防ぐためには毎日底からかき混ぜて表面部分を底面へと押し込める必要がある。回数は人によって違うし、暑ければ増やす必要がある。
また、野菜から水分がしみだすので、放っておくと糠漬けが水っぽくなってしまう。だからこれを掬い取る必要もある。
この糠床の手入れには個人差がある。だから、糠漬けの個性がもっとも出るポイントなのだ。
さて、この糠床の感触だが、発酵が進めば進むほどふっくらとしてくる。
かき混ぜるときに湧きたつ芳醇な香りも、時間がたてばたつほど濃さを増していく。
食材の保存場所に過ぎないのに、自分の手入れでどんどんキレをまし、成長していくのである。
当然ながら、相手は菌という立派な生き物なのだ。それを自らの手で育むというのは、植物を育てる人の快楽に通ずるものがある。
じっくり成長を見守るタイプの人なら、きっと嵌まるだろう。
この糠床に、塩揉みした野菜を漬ければ糠漬けが出来上がる。糠を洗い落として、食卓に並べられる。
漬けこむ最適の時間は野菜によってことなるが、たとえ風味が足らなくても調味料でごまかせばいいし、ありすぎたら刻んで他の食材の風味付けにすればいい。
こうした糠味噌漬けの文化は、300年以上経過した今でも、この国のどこかでひっそりと続いているのである」
('A`)「――以上だ」
川 ゚ -゚)「お前すげえな」
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砂丘の上で、俺たちはまた語らった。
二人とも早口気味で、あまり一般的によくは受け取られない話し方だったけど、気に留める人などいなかった。
話したいことを好きなように話し続けることが、とてつもなく楽しかった。
彼女はよく口元をにやりと動かしてくれた。彼女にとっては十分すぎる笑いの表現だ。
俺はそれに気を良くして、ますます話を盛り上げた。ときどき舌を噛みそうになる。不慣れすぎて、俺までおかしくなった。
いつの間にか、彼女の右手が俺の手に握られていた。彼女もほとんど無意識の行動だったらしい。
気付いたときには驚いたけど、俺は水気を吸い取られていないし、枯れても消えてもいない。
俺はほっとして、もうその力を何も気にしないようになった。
足元に、いつの間にか白い花が咲いていた。
あのとき彼女が見ていた花と同じだろうか。
そう聞こうかと思ったが、花が次々と、砂の下から盛り上がってくる様が異様で、魅入ってしまい、聞く機会を失った。
川 ゚ -゚)「はは、なんだ。この砂、こんなに薄かったんだな」
('A`)「地久砂漠化計画は断念だな」
川 ゚ -゚)「うん。いいさ、この景色ももう飽きた」
やがて、陽光がますます赤みを増し、崩れかけの砂の山の向こうに落ちようという頃になって、俺は遠くの空に黒い点を見受けた。
それは徐々に近づいてきた。空気を切り裂く音がする。ヘリコプターだと気付いたときには、もうその物体から梯子がぶらさがっていた。
後で聞いたことなのだけど、砂嵐の発生を把握した国が自衛隊の派遣を決意し、残された住民の救助のために動き出していたそうだ。
ヘリコプターに詰め込まれたあとは、バタバタしていて、若干頭が混乱した。
彼女もいっしょになってあわあわしていた。こうしてみると、彼女は本当にただの少女だ。右手は普通に素肌で物に触れていたし、やはり何も起きないでいた。
こうして、俺たちは救助された。
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あの砂を始めてみたときは、広大な砂漠にすら見えた。
でも、ニュースとか新聞とかで調べてみたら、あれはごく一部の街で起きた局所的な出来事に過ぎなかったとわかった。
この世界は、一人の少女にはいささか広大過ぎたようである。
街の砂はひと月もすれば海へと流れた。風でみんな吹き飛んだのだ。街の残骸も徐々に片付けられ、復興が進められている。
物体そのものが砂になっていたので、邪魔なものがなく、割と簡単に事が運んでいるらしい。
とにもかくにも、あれはただの砂丘に過ぎず、わけのわからない事件への興味も次第に薄れつつあった。
あまりにもあっさりしすぎていて、あれは全部夢だったのではないかと思ってしまえるくらいに。
(;´・_ゝ・`)「げっ、ドクオくん」
とある街で、大家さんに出会った。
ここは国から勧められた移住地の一つだったから、確かに出会う可能性が無いわけではなかった。たまたま今まで会っていなかっただけだ。
('A`)「大家さん、なんですか『げっ』ってのは」
(´・_ゝ・`)「いやいや、すまない。条件反射みたいなものだろう。あと、私はもう大家さんじゃないよ」
('A`)「あ、確かに。あれっすね、条件反射っすね」
二言三言、言葉を交わす。
あのあと大家さんも、ちょくちょく元住人にあっているらしい。全員無事に生きている。
そもそもあの事件、死者はほとんど出なかった。もっとも事情を知っている俺からすれば、その意味はわかる。
彼女は別に他者の死を望んでなどいなくて、ただ接したくないと思っていたにすぎないのだ。
なんとも、傍迷惑な話である。
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大家さんと別れた俺は、また歩き始めた。
この街にも丘があった。巻きつくように坂が伸びていて、そのうちの一本を俺は今上っている。
眼下に広がる街が、少しずつ遠ざかっていく。あのゴーストタウンとは違う、活気ある街。砂が無いせいでそう見えるのかもしれない。
辿りついた場所には、神社があった。今はまだ閑散としているが、もう数日もすれば初詣の人でにぎわうらしい。
その入口に、彼女はいた。
川 ゚ -゚)「寒いな!」
('A`)「まだ冬だからなー」
簡単な挨拶を交わした後、俺たちは神社を歩き始めた。
真冬にやることじゃない。
そう彼女に何度も訴えてはいたが、彼女は聞く耳持たず、無理やり俺をここに連れ出した。
川 ゚ -゚)「さあ、この神社、探索するぞ。初詣前の下調べだ」
('A`)「へいへい」
気になることがあれば、調べる。それが彼女の性格だ。
あまりにも身勝手なので、いろんな人に敬遠されがちなのだろう。
その身勝手さに、今俺は付き合わされている。別に敬遠したいと思ったことはない。
上手くは説明できないけれど、何故か居心地がよかったからだ。せっかくの居場所を捨てることもあるまい。
-
一つ、寒々とした風に、俺は震えながら目を閉じた。
ゆっくり開くと、視界の真ん中で、彼女が両手を広げて突っ立っていた。
寒さに負けないことのアピールらしい。
ふっと、頭に浮かんだのは、あの砂丘の白い花。
そうか、だからあの花は枯れなかったのか。
俺はようやく思い至った。
〜おわり〜
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お題は
>>292糠味噌
>>293砂丘
>>294陶器
>>295パチスロ
でした。どうにかこうにか拾おうとした結果、非常に楽しく書くことができました。
それでは、失礼いたします。
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乙
いい意味で鳥肌立った
-
乙
すげぇな、お題が綺麗に消化されてる。面白かった。
-
おお…好きな雰囲気だ
乙!
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すげぇな……
うん、なんていうか……すげぇな
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HAPPY BIRTHDAY ドクオ
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なんというか、序盤で引き込まれる
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乙
何と言うか面白かった
-
乙
やっぱあんたすげえな
-
はぺば
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1438.png
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ブーンの困り顔ってどう表現すればいいだろ
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(;´ω`)
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何か書きたい…
お題をくだされ
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喩えツッコミ
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>>410
℉
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みずあめ
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運動会
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>>410
鳥もち
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ここまで把握
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難易度低めの小説お題3つほど下さい
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英語
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>>417
毛糸
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やっぱりブーン系って最高だわ
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>>417
残雪
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批評お願いできますか
小説じゃなくて絵なんだけども
(゚、゚トソン
http://imgur.com/z0Ewswt
デフォルメした可愛らしいAAを描きたいんだけど、どうも地味でパッとしない感じになるんだ……
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可愛いと思うけど色付けたらちょっと派手になるんじゃないのかな
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>>418,>>419,>>421
はあく
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普段お題で書かないから簡単なお題とか難易度低いお題とかピンとこないんだよなぁ
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>>422
画風はデフォルメ画風として確立しててとてもいいと思うぜ。カラーリングもシックで落ち着く
足の接地が惜しいところで、靴のゆがみ具合≒足の指のポージングなワケだからどっちかをコピーして少し改変したものだと違和感が生じる。左右の足の形は対照なんだから、楽したいというなら左右反転からの角度調整が吉。
しっかり描くというなら地面の角度に合わせて左右の靴をしっかり描いてやるといい。人の絵を見る流れは(特に構図を設定しないなら)「頭→胴→脚→足」と来るので、足は絵の終着点と言ってもいい。地味なようで実は違和感だとかを感じやすいところ。
更に接地の重さを求めるなら、足と地面の間の輪郭線を太くしたり濃い影を付けると重量感が出る。こうするとキャラクターに安定感が増す。
こういうポーズのときは顔を向けている方向とつま先の方向を合わせ、そのポージングから少し両足を開くと、強風に耐えていたりする戦闘モノの開戦ポーズとしてバシッと決まる。同じ方向に合わせるのはあまりオススメしない。
右足は遠近法と言うにはおかしーし、膝がこちらに突き出してるんだとしても靴あるいはズボンの書き方がおかしい。左足と長さが違うのが割りと致命的。
左足も左足で関節が一個多い。長い。描きたいことが解る分残念。
ズボンの方も他のパーツとの境界が色々曖昧で、右足・左足の点で述べた違和の原因となる要素が割と詰まってるのに加え、シャツの謎の回り込みをカバーできてないのがポーズの邪魔になっている気がする。
特に左脚の部分の皺がどうなってんのか分からないのがモヤモヤさせる。実物の短パンを取材して皺のつき方のデフォルメを自分の中で完成させるとそれだけで完成度は上がるだろう。
続く
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続くな
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>>422
等身を2〜3等身以内にして目を外側にもうちょっと離してみたら可愛さが出ると思う
色はこの色はこれって分かるくらいに彩度上げるとか
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続き
シャツはとにかくとして、衿のフリル、腕〜袖、チョーカーのリボンの影の付け方が非常に微妙。
上記のように人がキャラクタの絵を見るときは基本的に頭から(動物的な本能らしい。目・目・口とある、( ∵)なものならなんでも心霊写真にしてしまうのもここから来ているぞ!)見るんだが、この絵は髪にすばらしい線影が描かれている分、他の部分が見劣りしがちになるように思える。
シャツはとにかくと言ったのは、影の部分を薄い水色=寒色カラーに塗り直したために影として深い印象を与えているから。しかし影の位置がなんとも謎になっているのが残念。
衿のフリル・腕〜袖・チョーカーのリボンに言える共通点は、「線が雑」。
フリルは影がついているのか模様になっているのか分からない。単にフリルの奥まったところに影の模様を細かく描くだけでも十分だと思う。
腕〜袖(主に右腕)はフォルムとしてはこの絵を引き立たせるものとして十分な役目を果たしているが、はためきを現す影がもっと細い線を使ったものでシャープな形に描かれれば影の大雑把さが消える。
チョーカーリボンは力尽き果てたのか?と問いたくなる。ツールを使ってもいいから普通に縦線を最後まで引けばそれだけで引き締まるだろう。
ちょこんと出ている右手は画面効果的にすごくいい。ベネ。袖に隠すよりすごくいい。
指を細くして揃え、親指の付け根を丁寧に描けるとなおベネ。
地面に落ちている影はできるだけシンプルな楕円かトラック形だけで構成されていると安定する。上記の靴の接地と合わせて絵の終着点として重要な要素であるために、ここの形が変だとキャラが足を地につけてくれない。右足付近の影が画面下端によって潰されてるのが多分最悪。
左の影の円をもう少し右に伸ばして、右の影の円とくっつくと自然になりそう。
もしどんなに描いても地味だと思うんだったら、画面の中に割と強烈な色彩とか反対色のものをぶち込んでみたりするといいかも。印象が一気に変わる。ストーリー性が生まれてくる。
この絵ならチョーカーとリボンとかの彩度を上げると、「これのために」とか「この道具から力を」みたいな印象になるし、目の片方だけを鮮やかな色にすると頭部への印象が非常に強くなったりする。ただし場所や色によっては絵の全部を持っていきかねないので注意。
今後の活躍に期待してます。
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長い三行
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接地面どうにかしろ
陰影と脚をしっかり描け
地味なら一点の印象になる場所を作れ
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長い上に可愛さについて悩んでるんだからパース指摘はお門違いじゃない
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>>423->>432
正直、こんなしっかりとした批評がもらえるなんて思ってなかったんだ。
どれも本当に本当に嬉しい、ありがとう!
なんとかしないとと思いつつも目をつぶっていた箇所が幾つも上げられていて恥ずかしい
どうも絵が薄っぺらくなるのは影にバランス、安定感がよくないのが原因かぁ
やっぱり想像だけじゃ限界があるね
そして色と目の位置で可愛さ!覚えた!
明日、明後日にでも写真を見たり今回のアドバイスを参考にして、ちゃんと描いてみるよ
ありがとう!
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かわいさについては申し分無いと思う。おれ自身は顔とか等身は変えなくてもいいと思ってる
ただ、絵の違和感はキャラクターや雰囲気の良さを打ち消すし
顔だけがキャラクタの全てじゃないと思ってるから言いたかった。>>422に邪魔だったのならごめんなさい
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批評は出来ないけどお前の絵が凄く好みだということは伝えたい
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俺も批評は出来ないけどぶっちゃけ見た瞬間(゚、゚トソンより( <●><●>)を連想したことを伝えたい
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便乗してお前の絵で昔好きだった子思い出して鬱になったことを伝えたい
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お前とトソンちゃん(仮)の間に何があったんだ
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地面の影から鉄アレイを喚起させられたことを伝えたい
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>>434
違和感なんて無いに越したことはないもんな
指摘はもらえればもらえた文気付けるし、直せるよう努力もできるから謝るなんてとてもとても……!
>>435
励みになるよ、ありがとう!
>>436
黒目がでかいのよな
そうか、AAごとの目にも気を付けて描くべきなのか
>>437
年末に辛いことを思い出させちゃってごめんな……
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本当だ鉄アレイが落ちてる……!
総合で好き放題しすぎたな
不快に思った人がいたなら申し訳ない
また機会があればよろしくお願いします
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長文で言っておいてアレなんだけど
絵に自信が無いので絵題もらって描いて上げて指摘してもらいたいので絵題ください
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>>442
馬
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>>442
棒つきキャンディ
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>>442
酢橘
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>>443-445
ありがとなす
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仕事収まらなかったわしにも絵題ください!!!!!
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>>447
いい笑顔
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>>447
ココア
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>>447
昆虫
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>>447
自爆
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>>447
パソコン
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>>448-452
さんきゅうー
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馬
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1440.jpg
棒つきキャンディ
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1441.jpg
酢橘
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1442.jpg
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すだちの精霊っぽい二人がちっこくて可愛いな
GJ!!
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>>454
馬めっちゃうまいな!
ドクオおめでとう
http://uploda.cc/img/img52bd782ee4c53.png
プレゼントはエロ本
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俺もそのエロ本欲しいんだけど
GJ!!
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すげえ!
話豚切るけど、またんきの顔は骨格がああなってるよ派?斜視だよ派?
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骨格かなあ
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流し目でドヤッてるように見えてた
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斜視かなー
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骨格だな
むしろ斜視って発想がなかった
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「うひゃひゃひゃひゃっ」
ってわらいそうな男AAって居る?
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从 ゚∀从 うひゃひゃひゃひゃっ
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(-@∀@)「うひゃひゃひゃひゃっ」
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( ´∀`)「うっひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
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んー なんていうのかな
正体が分からない、考えてることもよくわかんない謎な人みたいな雰囲気の人にしたいんだけど、あさぴーはなんかおっさんなんだよな
イメージが
いないかぁ
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( ゚∀゚ )「うっひゃっひゃひゃひゃひゃ」
「あ」から「う」に変えただけで意外と違和感出るのね
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(´^ω^`)うひゃひゃひゃひゃっ
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飄々としたキャラっていうのかな
そういう感じで、「うひゃひゃひゃ」ってわらう
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うひゃひゃひゃひゃっ
って笑い方がマッドサイエンティストのじいさんとか小物の悪役みたいなイメージだから
飄々とした正体不明の人物とまでいくとそぐわない感があるな
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うひゃがゲシュタルト崩壊してきた
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>>463
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( ゚∀゚)
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(´;ω;`)「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
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ノハ////)「ひゃううううううううううっ!!!!」ガクガク
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