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( ゚∀゚)たちは世紀末に生きるようです
1
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 19:59:14 ID:zbEtem/U0
男が目を覚ました場所は暗い洞窟の中だった
_
( ゚∀゚)「ん、ここはどこだ……?」
_
( ゚∀゚)「…………」
ヒュー……
男が呆けていると、外からの寒い風が彼の全身を打ち付けた
2
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:02:29 ID:zbEtem/U0
_
(;゚∀゚)「うぅ、こりゃとんでもねぇ寒さだな……」
_
(;゚∀゚)「今は食糧も何も持ってねぇし、特別ここに長居する必要はねぇな」
_
( ゚∀゚)「そうと決まればここを出るか」
ヒュー……
_
( ゚∀゚)「風が吹いているということは……あっちが出口だな」
_
( ゚∀゚)「……よっこらせっくす!」
重い腰をあげて、男は洞窟の出口に向かうことにした
3
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:06:36 ID:zbEtem/U0
_
(;゚∀゚)「ちょっとは予想してたけど、洞窟を出た先がまさか山の中だった、なんてな」
_
(;゚∀゚)「しゃあねぇ、食べれそうな木の実でも探すか……ってあれ?」
山の木のほとんどは落ち葉も落ちて、枯れ枝になっていた
そして、現在の季節は冬真っ只中である
_
( ゚∀゚)「そっか、どおりで寒いワケだ」
_
( ゚∀゚)「…………」
_
(;゚∀゚)「…………」
_
(;゚∀゚)「えっ、あ……れ……?待て、よ……?」
_
(;゚∀゚)「なんで俺はこんな当たり前のこともわからないんだ?」
4
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:09:27 ID:zbEtem/U0
_
(;゚∀゚)「俺はどうしてこんな場所にいる……?」
_
(;゚∀゚)「俺の、名前は……?」
_
(; ∀ )「俺は……俺は……!!」
頭の中にはガンガンと重い音が響いている
全身が震えだし、ひどい悪寒がその身を襲った
_
(; ∀ )「これが、いわゆる記憶喪失ってやつか……?」
_
(; ∀ )「…………」
5
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:12:42 ID:zbEtem/U0
_
(;゚∀゚)「落ち着け!落ち着くんだ!俺!!」
_
( ゚∀゚)「きっと疲れてるだけなんだ!そうと決まれば、こんな時は……!!」
_
( ゚∀゚)o彡「おっぱい!!おっぱい!!おっぱい!!おっぱい!!!!」
_
( ゚∀゚)o彡「おっぱい!!おっぱい!!おっぱい!!おっぱい!!!!」
_
( ゚∀゚)o彡「おっぱい!!おっぱい!!おっぱい!!おっぱい!!!!」
_
( ゚∀゚)o彡「おっぱい!!おっぱい!!おっぱ……」
_
(;゚∀゚)o彡「あ……れ……?」
_
(;゚∀゚)o彡「おっぱいってなんだ……?」
_
(; ∀ )o彡「…………」
6
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:15:44 ID:zbEtem/U0
_
( ゚∀゚)!「そうだ!ひとまずは飯だ、飯!!」
_
( ゚∀゚)「腹が減ってはなんとやらという言葉もあるしな!」
_
( ゚∀゚)「山のふもとには村の1つや2つあるかもしれない!」
_
( ゚∀゚)「そこで食糧を恵んでもらおう!」
_
( ゚∀゚)o彡「れっつごー!!おっぱいーーーー!!!!」
ひとまず、男は山を降りるにした
7
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:18:26 ID:zbEtem/U0
_
(;゚∀゚)「なん、だよ……?この村は!」
_
(;゚∀゚)「寂れている、じゃねぇか……!!」
村はすっかり荒れ果ていて、ところどころに村人だろうと思われる腐敗した死体が転がっていた
そんな中を男が歩いていると道に転がっている何かを蹴飛ばしてしまった
_
( ゚∀゚)?「ん?なんだ……こりゃ?」
_
(; ∀ )「!!」
_
(; ∀ )「お……げぇ……!」
8
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:21:55 ID:zbEtem/U0
川 <●><●>)
それは女性のものと思われる生首だった
ところどころに蛆が湧いていて、周囲にその腐臭をまき散らしていた
_
(; ∀ )「げほっ!うえっ……ぇぷ!!」
_
(; ∀ )「はあ……は、ぁ……!!」
_
(; ∀ )「これは、今日の夢に出てきそうだな」
_
(; ∀ )「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……!」
9
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:24:22 ID:zbEtem/U0
_
(;゚∀゚)「どうやら、この村には人っ子1人いねぇみたいだな」
_
(;゚∀゚)「気味がわりぃ……こんなとこからはさっさと出よう」
「うえぇぇえ……えっく……えぐ…!」
_
( ゚∀゚)「!!」
_
( ゚∀゚)「泣き声?それも女の子の……」
_
( ゚∀゚)「おーい!嬢ちゃん!!生きてるなら返事しろーい!!」
「……ひっ!!」
_
( ゚∀゚)「お、そんなところにいたのか?今行くから待ってろーい!」
男は急いで少女の声がする民家の影の方へと向かった
10
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:27:56 ID:zbEtem/U0
(*;―;)「ひ、来ない、でぇ……!」
少女は自分の肩を抱いて、小刻みに震えていた
それは目の前の見知らぬ男に対して向けられた恐怖によるものだった
_
(;゚∀゚)「え、いや俺は別にキミには何もしないよ?」
(*;―;)「うそっ!おじさんは嘘つきだッ!!」
_
(;゚∀゚)「おじさんって、キミひどいなぁ……こう見えてもまだお兄さんで通用すると……」
そんな男の声を無視して少女は続けた
(*;―;)「そういって、みんな、殺されたん、だ……!」
(*;―;)「おかあさんも……つーちゃん、だって!!」
(*;―;)「みんな……!みんな……!!」
_
( ゚―゚)「…………」
(*;―;)「ううぅぅううう……」
11
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:30:42 ID:zbEtem/U0
_
( ゚―゚)「…………」
_
( ゚∀゚)「あの、さぁ」
_
( ゚∀゚)「キミが俺のことを信用できないのは分かるよ」
_
( ゚∀゚)「なんせキミの村がこんな状態になってるんだ、無理もない」
(*;―;)「…………」
_
( ゚∀゚)「でも、このままだとキミも彼らと同じことになっちゃうよ」
_
( ゚∀゚)「見たところ食べる物もろくに持っていないみたいじゃないか」
(*;―;)「!」
_
( ゚∀゚)「それにな、俺だってこんなところに女の子を1人置いていけるほど人間腐っちゃいない」
_
( ゚∀゚)「呪われて夢に出てこられるのもごめんだしな」
_
( ゚∀゚)「だから……」
12
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:31:20 ID:ovQtE35Y0
支援
13
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:33:46 ID:zbEtem/U0
(*;―;)「…………」
_
( ゚∀゚)「キミさえよかったら、俺と一緒に旅をしないか?」
_
( ゚∀゚)「実は俺、記憶を失くしちゃっていて、正直このへんの地理とかさっぱりなんだよ」
_
( ゚∀゚)「それに飯だって2人で食べたら倍美味しいと思うし、寝る前に楽しいおしゃべりだって出来る」
(*゚―;)「…………」
_
( ゚∀゚)「俺だってこのまま1人っきりってのは嫌なんだよ……」
_
( ゚∀゚)「なんなら安全な場所まで送って行って、そこでお別れってことでもいい」
_
( ゚∀゚)「どうだ、悪くない話だろ?」
14
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:36:18 ID:zbEtem/U0
(*゚―;)「…………」
_
( ゚―゚)「…………」
(*゚―;)「楽しいお話……する……?」
_
( ゚∀゚)「!!」
_
( ゚∀゚)b「もちのろんさ!!」
(*゚―;)「!」
_
( ゚∀゚)「う〜ん、そうだな〜〜〜〜……」
(*゚―;)「…………」
15
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:39:21 ID:zbEtem/U0
_
( ゚∀゚)!「そうだ!じゃあ、特別におっぱいの神秘について語ってあげようじゃないか!」
_
( ゚∀゚)o彡「そう簡単には眠らせないぞ〜〜〜〜!覚悟しろーい!!」
(*゚―;)「…………」
_
( ゚∀゚)o彡「おっぱい!!おっぱい!!おっぱい!!おっぱい!!!!」
(*゚―;)「…………」
_
(;゚∀゚)o彡「おっぱ……」
(*゚―;)「…………」
(*゚―;)「やっぱり、おじさんって変な人だ……」
_
(;゚∀゚)「……」
_
(;゚∀゚)(この子、歳の割にひどく辛辣な反応だなぁ〜……お兄さん、ちょっと傷ついたよ?)
16
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:42:32 ID:zbEtem/U0
(*゚―゚)「でも、ね」
(*゚⊿゚)「ありが、とう……!」
_
(*゚∀゚)「!!」
_
(*゚∀゚)(……泣き止んでくれた!!)
(*゚⊿゚)「わたし、おじさんと一緒に冒険、したいよ」
_
(*゚∀゚)「!!」
(*゚―゚)「おじさん……?」
_
(*゚∀゚)「よーーーーし!!」
(*゚⊿゚)「おじさん……??」
_
(*゚∀゚)o彡「冒険の旅へ、いざれっつごーーー!!おっぱいーーーーー!!!!」
(;゚―゚)「おじさん、声大きいよ……」
17
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:45:10 ID:zbEtem/U0
世はまさに世紀末……
長期にわたる世界大戦の影響によって各国は疲弊しきっていた
それに乗じて、野盗や新興宗教などが各地に溢れかえっていた
弱き者は虐げられ、強者が踏ん反り返るこの時代
ある男は自分の記憶を取り戻すため……
ある少女はただこの時代を生き抜くため……
2人は互いの手を取り合って、共に歩いて行くことを決めた
この暗闇を越えた先に見える明日を手に入れるために……!
18
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:49:32 ID:zbEtem/U0
プロローグはこんな感じで終わりです
ありがとうございました!
あと、いくつかお題も募集する予定です
よろしくです!
19
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 20:58:37 ID:O3gb9/x2O
世紀末の始まりだ!
20
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 22:18:53 ID:zbEtem/U0
>>19
('A`)「陛下、シナー共和国が我が国へのレアメタルの輸出を規制するとのことです!」
( ´∀`)「モナモナ、我がモナール帝国の要求がのめんとは……」
(#´Д`)「朕に刃向かう者は皆死刑だモナッ!!」
(#´Д`)「ドクオ外務大臣!今すぐ軍隊にかけあって来て、やつらにミサイルをぶち込んでやるように要請を出すモナッ!!」
(;'A`)「お、おやめください!我が国は彼らの国との貿易に依存している面が多少なりともあります!それに、今まで代々の大臣が積み重ねてきた……」
(#´Д`)「やかましいモナッ!!臆病風を吹かせる者は即刻晒し首に処するモナよッ!?」
(;'A`)「ひぃっ!!しょ、招致しましたッ!!」
ガチャッ……バタン……!!
(#´Д`)「見ているがいいモナッ!!朕に逆らうとどんな目に合うか存分に思い知らせてやるモナよ!?」
こうして世界大戦が幕を開けた……
21
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 22:20:58 ID:zbEtem/U0
農民であるショボン兄弟の場合…
(;´・ω・`)「働けども働けども楽にはならず……」
(;`・ω・´)「今日も明日も1日中野良仕事か……!!」
(;´・ω・`)「僕たちみたいな田舎の若者でもいつ戦争に駆り出されるかわかったもんじゃないね?」
(;`・ω・´)「そうだな、噂によれば都市部の連中はほぼ現地に送られたらしいからな 俺たちもそろそろかもしれん」
(;´ ω `)「そんなの嫌だ……!」
(;`・ω・´)「ショボン、どうした手が止まっているぞ?」
(;´ ω `)「兄さんはおかしいと思わないかい?この国のやり方間違ってるよね……」
(;`・ω・´)「な、に……?」
(´ ω `)「僕、今日はちょっと休むよ……」
それっきりショボンは仕事をやめて、家に閉じこもってしまった
そして2ヶ月後……
22
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 22:23:33 ID:zbEtem/U0
(`・ω・´)「ショボン、朝飯はドアの前に置いたからな ちゃんと食べるんだぞ、いいな?」
「時は、満ちた……」
(;`・ω・´)「は?ショボン?お前、ついに気が……?」
ガチャッ……!
(´・ω・`)「ちがうよ兄さん、僕は悟りを開いたんだ」
(;`・ω・´)「さと……り?」
(´・ω・`)「見せてあげるよ、神々より授かりしこの術を……」
(´゚ω゚`)「くわっ!!」
そして、ショボンの眼光から発せられる漆黒の稲妻がたちまちにシャキンの体を包み込んだ……!!
(;` ω ´)「ふうおおおぉぉぉぉおおおおお!!」
(`゚ω゚´)「力がみなぎってくるぅ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」
こうして力を得た兄弟たちは、各地にいる病人や怪我人たちを次々と仙術を用いて治癒していったらしい
兄弟の元には多くの信者が集まり、やがてショボーン教という宗教が誕生した
ショボーン教はのちに「世紀末3代宗教」の1つとして数え上げられることになる
彼らの発起を機に宗教団体は各地に次々と誕生していった
23
:
名も無きAAのようです
:2013/09/20(金) 22:25:18 ID:zbEtem/U0
( ^Д^)「ぷぎゃーーーーーッ!!女子供は生かしておけよ!!あとで奴隷商人に高額で売り飛ばすからなッ!!」
(’e’)「うぃーっす!兄貴ぃ!」
J( ;ー;)し「あ、いやぁ!助けてーーーっ!!」
不景気による食糧不足から野盗も急増して、次第に村を襲うようになった
最初は国によって鎮圧できる程度の小規模のものだったが、だんだんと大規模、そして組織化していき、その勢いはとどまることを知らなかった
もはや国では対処出来ないレベルにまで到達してしまっていた
こうして弱肉強食の世紀末が始まりを告げることになる……
( ^Д^)「世紀末の始まりだ!」
24
:
名も無きAAのようです
:2013/09/21(土) 01:39:39 ID:LY6MIxtQ0
>>23
かあちゃん…
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