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('A`)百物語、のようです
85
:
名も無きAAのようです
:2013/08/17(土) 23:22:47 ID:adaBwzoE0
2人は互いに声を上げ、ぎくしゃくと笑いあった――そうだ。
しばらく、そうやって言い訳ともつかない不自然な会話を続けた後に、ネーノはノートの切れっ端と鉛筆を取り出した。
(; `ー´)「連絡するから、電話番号教えてほしいんじゃねーの」
o川;゚ワ゚)o「う、……うん。わかったー」
( `ー´)「じゃあ、これがオレん家の番号」
電話番号をお互いに交換し終える頃には、二人の間の空気はすっかり元通りになっていた。
キュートはそれに寂しさを覚えると同時に、少しだけほっとしたそうだ。
ネーノとちゃんと話すのは、彼が怪我をした日以来のことだった。
( *― )「……まぁ、2人で行くってのも、悪くはなかったんじゃねーの」
o川*゚ー゚)o「え?」
ネーノがふともらした言葉に、キュートは息を呑んだ。
それはなんだかドキドキするような言葉のような気がして、キュートは小さく聞き返した。
……しかし、彼女が声を上げたときにはもう、彼はいつもの明るい調子に戻っていた。
(*`ー´)「なんでもない。じゃ、そのうち電話するからー!!」
.
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