したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

('A`)百物語、のようです

6名も無きAAのようです:2013/08/17(土) 00:34:19 ID:adaBwzoE0


川   )「盛り上がっている所悪いが、話を始めてもいいかな?」


――俺の思考を、現実に引き戻したのはクーだった。

彼女の声に、ざわざわと騒いでいたブーンやショボンの言葉が止まる。
それから少し時間が経つ頃には、辺りは完全に静かになった。
痛いくらいの沈黙の中で、クーは再び口を開いた。


川  - )「この場所で話すのにふさわしいかどうかはわからないが、せっかくの機会だ」


そう告げるクーの声には、迷いが感じられた。
俺の知っているクーはいつも、はっきりとした口調で理路整然と話す。
だからだろう、彼女の様子を珍しいと思ってしまった。


川  - )「私にはあれが何だったのか、わかっていない。
     単なる偶然だったのか、それとも何かの力が働いたのか……」


でも、自分の中で整理をつけるためにも話させてくれと、クーは告げる。
その言葉に、答えるものは誰もいなかった。
いや、誰も彼女の声を邪魔をしようとしなかった、と言い換えた方がいいか。

.


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板