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('A`)百物語、のようです

19名も無きAAのようです:2013/08/17(土) 00:51:36 ID:adaBwzoE0


ざあざあと雨が降っていた、そうだ。
どうして傘を持って来なかったんだろう?
その時のキュートの頭をよぎったのは、そんなことばかりだったと言う。

早く止まないか。ここから傘をささずに走ったら、どれだけ濡れるだろうか。


o川;゚ー゚)o「……どうしよ」


友達は帰ってしまった。
誰かに傘に入れてくださいと頼もうにも、昇降口の周りには誰も人がいない。
キュートはため息を付いて、雨宿りをしていた。


(; `ー´)「わ、すげー雨じゃねーの!」

o川;゚ o ゚)o「わ」

( `ー´)「ん、素直?」


偶然というものはあるもので、その時、昇降口に現れたのは彼女の想い人だった。
キュート本人に言わせれば、「ウンメーだと思ったの」とのこと。
彼は少し前のキュートと同じように、空を見上げると小さくため息を付いた。


.


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