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('A`)百物語、のようです
177
:
名も無きAAのようです
:2014/08/16(土) 21:26:21 ID:p/orKOsg0
360度どこを見てもあるのは木の緑と、幹の茶色。
山をうめつくすように茂る緑は、目に痛いくらいに鮮やかだ。
緑の隙間を通るようにして見える家や、小屋らしき建物は沈黙し続けている。
人の声も、鳥の声さえもしなかった。
聞こえるのは、どこか遠くから聞こえてくるカナカナという蝉の声だけ。
(-@∀@)「ショボン氏。あちらをみてください」
(´・ω・`)「え?」
不意に声をかけられて、僕は現実へと引き戻された。
朝日がカメラを掲げながら、ある一点を指さしている。
(-@∀@)「あそこの。木の合間……あっちに、他とはすこし違う色が見えるでしょう。
崩れてかけて危なっかしいこと限りないが、ありゃぁ、きっと石段か何かでござろう」
(´・ω・`)「石段? 何で?」
(-@∀@)「立地的に……寺か、神社か。
きっちゃん氏に声をかけてみましょう。きっと面白いものが見えるでござるよ、旦那」
止める暇もなかった。
甲高い笑い声を上げながら、朝日は階段へと足を向ける。
旧式のカメラと、最新式のデジカメ。一人だけ大量の荷物を持ちながらも、朝日の足は軽やかだ。
(-@∀@)「この村が本当に生きているのか、それとも死んでいるのか。
きっと、ここを登ればわかるはずでござる」
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