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('A`)百物語、のようです
117
:
名も無きAAのようです
:2013/08/18(日) 23:09:13 ID:fHkiEV2U0
彼女は白い花で飾られた祭壇を、じっと無言で見つめていた。
川 ゚ -゚)「……」
私は少女の視線につられるようにして、祭壇をまじまじと眺め――そして、ふと気づいた。
祭壇の中央に添えられた黒い額縁。そこには、少年の写真が飾られている。
川 - ).。oO(ああ、彼が……)
私が、ネーノの顔を見たのは、それが最初で最後だった。
遺影として飾られた少年の顔はまだあどけなくて、キュートの言う様にかっこいいというより、かわいいという言葉のほうが似合う気がした。
目を細めて、口元を上にあげた表情は、――とてもいいことがあったんだって、伝わるような笑顔でな。
あんなふうに笑えるのならば、彼はさぞかし人気があったんだろうなぁと思わされた。
それくらい、彼の笑顔は印象的だった。
川 - ).。oO(だけど、彼はもう……)
祭壇の前に安置された棺。
そこにあの少年がいるのだとは、とてもじゃないが思えなかった。
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