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('A`)百物語、のようです

105名も無きAAのようです:2013/08/18(日) 22:44:13 ID:fHkiEV2U0


キュートの家から何本か道路を渡った先。
その川の水の流れの中に、彼女は座り込んでいた。
帰りの遅いキュートを探し回っていた私は、ずぶ濡れのキュートを見て血の気が引いたよ。


o川 ;ー;)o「ぅ……ぁ……」

川;゚ -゚)「キュート、どうした!?」


キュートが追いかけていたはずの、カラマロスは土手で毛づくろいをしている。
だけど、彼女はもう猫には目を留めない。
彼女は呆然と川の流れていく先を見つめていた。

そして、私の姿に気づくなり声を上げて泣きだした。


o川 ;д;)o「キューちゃんが悪いの、キューちゃんがぁぁぁぁぁ!!!」


キュートの顔は涙で、くしゃくしゃだったよ。
おしゃれに気を使うような女の子が、涙も拭わず、鼻水まで出して泣くんだ。

――私は、その時になってようやく、取り返しの付かないことが起きたのだと悟った。


.


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