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('A`)百物語、のようです

103名も無きAAのようです:2013/08/18(日) 22:40:39 ID:fHkiEV2U0

水も帽子も持たないままキュートは走った。
暑い日差しの中を、彼女は人形を取り返そうと、一人走り続けていた。


o川; − )o「ネーノくん」


キュートが本当に、おまじないのことを信じていたのか、それともそうでないのか。
――私には、わからない。


o川 ;д )o「ネーノくんっ!!」


それどころか私は、その時の彼女が何を思い考えていたのかすら、知らない。
彼女は語ろうとしなかったし、彼女の異変に気づかなかった私に問いかける資格もない。


o川 ;д )o「――っぁぁぁぁぁ!!」


ただ、彼女は本当にネーノのことが好きで。
彼のことだけを思って走り続けたということだけは――わかっている。


.


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