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( ^ω^) 剣と魔法と大五郎のようです

45名も無きAAのようです:2013/08/08(木) 22:48:50 ID:ADjTXr.k0

 そして、扉とは真逆の壁の向こうに突然現れた、強い魔法の気配。
 

〈::゚−゚〉 「!!、全員壁から離れろ!!」

 ィシがそう叫んだのと同時。
 僅かな魔法の気配を二つ先行させて、壁がはじけ飛んだ。
 空気の痺れる爆発音に、薄い木材が瓦礫に代わる音。

 その中に、血煙と、スリングショットを握る腕をツンは見つける。
 一つ目の砲弾が壁を破壊し、二発目が彼の肩口を捕らえた。
 肉片になった彼の胴は瓦礫と共に吹き飛び、残っていた対面の壁に張り付いてゆく。

〈::゚−゚〉 「シーン!!」

 荒れ狂う木端と埃の中、再び魔法の気配を察知する。
 今度は三つ。
 壁は完全に破壊されているし、障壁にできるものは存在しない。

ξ゚⊿゚)ξ 「!」

 一瞬見えた砲弾が、空気中に解けるように消えた。
 それまで組んでいた攻撃魔法を放棄し、シーンが分解したのだ。
 相変わらずの速度と精度。

 続いてきた数発の魔法攻撃も、一発たりとも炸裂させずに消し去られた。




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