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( ^ω^) 剣と魔法と大五郎のようです
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拳の打ち終り、ヨコホリは体を引かず、そのまま指を開いた。
掌にぱっくりと空いた魔法の射出口が、ィシの胸を向く。
即座に魔法が発動。
超至近距離から魔法弾が放たれる。
反射的に下がるィシ。一発目、二発目は辛うじてシーンが分解した。
分解が間に合うか怪しかった三発目は、咄嗟に薙いだ右足で腕を左に弾いて回避。
しかし安心している間は皆無。
やや崩れた体勢の脇腹目がけて、風を纏ったヨコホリの左手が振るわれる。
雷光の如き逡巡。
シーンの対応は、早く、正確だった。
指五本全部の消去は間に合わないと即座に判断し、減衰させる方向で分解を開始。
ィシ本体は蹴った体勢からそのまま上半身で勢いをつけ、背を向けながら後方へ体を逸らす。
風の刃は本来の威力を失い、向けられたィシの背中を引き裂いた。
血飛沫が吹き出し、木片が宙に舞う。
決して楽観できるダメージでは無い。だが、真面に喰らうよりははるかにマシ。
ィシは回避の流れのまま両手を地面に突き、体を持ち上げ後転。
一気に距離を取る。
当然追ってきた魔法弾は全て分解し、傷を瞬く間に治癒させる。
(//‰ ゚) 「キリがねえな、大人しくさっさと死ね!!」
ヨコホリの周囲に風が渦巻く。
舞い上がった木の葉が一瞬で木端微塵になるのをツンは見た。
魔力が大量に注がれた鎌鼬の魔法。
それが、数え切れないほど大量に、まるで普通の風のように揺らめき渦を巻く。
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