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( ^ω^) 剣と魔法と大五郎のようです

361名も無きAAのようです:2014/05/24(土) 22:11:58 ID:M3NOXujs0

ξ;゚⊿゚)ξ 「ィシ、さん?」

〈:: − 〉

 ツンが顔を見上げる。
 確かにィシであるが、彼女の自意識が残っているようには見えない。
 白く濁った眼でツンを見下げ、口のような切れ目から白い霧を溢している。

 頬を滴る雨が涙に見えたのは、恐らくツンの幻想であった。

( ;^ω^) 「ッ!ツン!逃げ……ッ」

 体をギリギリと捩じり、手に持った長刀状の棒切れを振りかぶる。
 そして、弾けるように放った薙ぎの一閃は、

ξ ⊿ )ξ 「ッッ!!」

 ツンの軽い身体を、血しぶきと共に斬り飛ばす。

( ゚ω゚) 「!!」

 ニョロの発動した障壁魔法がダメージを軽減した、があくまでそれだけだ。
 受け身も無く薙ぎの一撃を受けたツンの体はあっさりと宙に浮き、濡れた地面の上を転がり、焦げた木の幹に衝突した。
 胸元から零れた血は、雨に流されるまま、地面へと零れてゆく。




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