[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
( ^ω^)百物語のようです2013( ω )
644
:
名も無きAAのようです
:2013/08/12(月) 02:13:28 ID:AdtwW4/A0
(´<_` )「……」
兄は憶測から物を述べる人間でない事くらいわかっていた。
だからこそ、なにかしらの根拠をもって自身に問うたのだとわかっていた。
そしてそれが的を射ていると、兄に気付かれたかはわからなかった。
表情を繕う前に兄はこちらを見ていただろうか。気付く余裕がないほど、俺は動揺した。
何故俺の中の衝動に気付いたのだろう?
双子だからといって心の中までわかるわけではない。
自分は兄の心はわからない。ある程度察することはできても確証は得られない。
俺は衝動を外にだしたことはない。小動物を痛めつけてもいない。ずっと押しこめているのに。
何故、気付かれたのだろう。答えは出てきそうになかった。
今わかっているのは兄が何故か俺の衝動に気付いたということだ。
そして俺が何かで衝動を出したとしたら、兄が真っ先に止めに来るということ。
つまり、自分の衝動に立ちはだかる壁であるということ。
自分だって兄を殺したくなんかない。
嘘ではない。片割れを殺したいなどと思う人間がどこにいるのだろうか。
だけどもし、もしも俺が衝動を抑えきれなくなったその時は、
(´<_` )「……最初は、兄者だなぁ」
俺の声は蝉にかき消された。
( ´_ゝ`)夢≒現実のようです(´<_` )
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板