[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
( ^ω^)百物語のようです2013( ω )
538
:
名も無きAAのようです
:2013/08/12(月) 00:16:27 ID:AdtwW4/A0
lw´‐ _‐ノv「彼女は元気かい?」
本題に入ったと、思った。
彼女の癖は知っていた。言いにくい話題に入るとき、妙に話を変える。
そして自分は本題から逃げてはいけないともわかっていた。
( ФωФ)「……沈んでいる。お前が逝ってから、ずっと」
lw´‐ _‐ノv「笑っては、いないのかい?」
( ФωФ)「笑えるはずなかろう。彼女はお前に逝ってほしくなかった」
lw´‐ _‐ノv「無理だとも知っていたろうに」
( ФωФ)「……わかっていても、心が追いつかないのだろう。
吾輩は寄り添うことしかできん」
lw´‐ _‐ノv「笑顔が好きなんだけどね。沈んでいる顔なんて似合わないよ」
( ФωФ)「……そこには、同意しよう」
lw´‐ _‐ノv「……ああそうだ、この手があるじゃないか」
ひらめいた、という顔をして彼女は麦わら帽子からリボンを外す。
姉の髪に似た赤布を吾輩の首にかけて、よし、と笑った。
lw´‐ _‐ノv「伝えておいてよ、私は恨んでなんかないって。
これ持って行っちゃってごめんって。返すね、」
( ФωФ)「……名を、呼ばないのか?」
lw´‐ _‐ノv「嫌だなぁ、呼んだらこっちに来ちゃうかもしれないよ?
それに、そろそろ時間切れだ」
彼女が吾輩の頭を撫でて、感触が消えた。
目を開けると既に彼女の姿はなかった。首にかかる布だけが彼女のいた印だった。
向日葵畑に背を向けて、室内にはいる。
目指すは彼女のいた部屋、姉のいる部屋。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板