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( ^ω^)百物語のようです2013( ω )
421
:
名も無きAAのようです
:2013/08/11(日) 02:48:06 ID:NE1qcFrg0
(´・ω・`)「今のところわかってるのはこのガイシャが誘拐犯だってことだけだな。
親御さんも呼んだし、なによりまだ小さい。証言に期待はできないな」
('A`)「そうか」
(´・ω・`)「あとは何回も言ってたが、お兄ちゃんが助けてくれたんだそうだ。
実際その兄は存在してたらしい」
('A`)「らしいってどういうことだ」
(´・ω・`)「……妊娠中に流れちまった子がいたんだそうだ。丁度あの少年を授かる二年前に。
性別はわからないがあの子が言う通りなら男だったんだろう」
('A`)「……攫われた弟を助けるために、盆に帰ってきたってか?」
それならこのおかしい状況も納得できるのではないか、
考えて鬱田は頭を振った。いくらなんでも非科学的だ。超常現象を信じていちゃ警察はやっていられない。
(´・ω・`)「……案外、本当だったりしてな」
('A`)「おいショボ」
(´・ω・`)「わかってるさ、ちょっと思っただけだ」
薄く笑いながら諸本は手帳に目を落とす。
ガイシャである内藤の日記であった。十年前から事細かにつけられている。
特に、人体の調理法について。
(´・ω・`)「……こんな無残な殺され方したってんなら、恨むのもわかるってことだ」
('A`)「……そうだな、」
恨みが具現化した、のだとか。
弟を案じた思いだとか、非科学的だ。それでも連続誘拐事件はここで幕を閉じた。
それで被害者の恨みが少しでも晴れたのなら、と考えてしまうなんて。
( <●><●>)
見覚えのない少年が、どこかで笑った気がした。
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