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( ^ω^)百物語のようです2013( ω )
362
:
名も無きAAのようです
:2013/08/10(土) 23:34:38 ID:BUDFfaqo0
川゚ -゚)「ぽぽぽ」
時折、子供に出会った。
遊ぼう。そう思って近づこうとしたが、子供は変な顔をしてどこかへ行ってしまった。
しかし、嫌がられていた様子ではなかった。私は嬉しくなって、あまり見ない子供を見かけるたびに、遊ぼうと近づいた。
しかし、その度に子供はどこかへ行ってしまった。それどころか、子供たちは大人に囲まれどこかへ行ってしまうこともあった。
そんなことが続く内、街のはずれに不思議なお地蔵様が置かれた。はじめは気にも留めなかったが、どうもあのお地蔵様には近づけないようだった。
川゚ -゚)「ぽー…」
外に出てみたい気持ちもあったが、お地蔵様にはどうしても近づけず、仕方がないといつもの生垣の脇に佇んでいた。
それから秋が終わり、冬を過ぎ、春が来て、一層強い日差しが照りつけるようになった頃。また不思議な、車が二つだけついた乗り物に跨った人がやってきた。
( ^ω^)
川゚ -゚)「ぽ…」
私はその姿をぼんやりと追いかけた。
その人は数日後に、また同じ道を通って行った。
そして日差しが弱まり、その年の初雪が舞い始めた翌日に、また彼は来た。
二輪の乗り物にまたがって、鼻歌を歌いながら。
( ^ω^)「〜♪」
川゚ -゚)「ぽ…」
そして数日後に、また帰っていった。
私はそれからというもの、彼が来る日を毎日、毎日待ち続けた。
何故かはよくわからなかった、けど彼に会いたかった。
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