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( ^ω^)百物語のようです2013( ω  )

299名も無きAAのようです:2013/08/10(土) 21:15:28 ID:Zfm9nmZ2O

(*^ω^)「今日は楽しかったお!」

ブーンは全身で喜びを表現してくれた。

ξ*゚⊿゚)ξ「そうね。今日のクーは弱かったもんね」

川 ゚ -゚)「たまたまだ。私の真の実力はこんなものじゃないぞ」

('A`)「小細工なしで勝ってから言ってください」

いつものようなやりとりをして、私たちはブーンと別れた。

もう秋だ。
ブーンと出会った頃に比べると夕方は少し冷える。
私は着物の袖に手を引っ込めて体を擦りながら先頭を歩いた。

狭い一本道を真ん中くらいまで進んだ頃、ドクオは唐突に立ち止まった。
それに気付いたクーに肩をたたかれて私も立ち止まる。

川 ゚ -゚)「どうした?」

('A`)「忘れ物をしたみたいです」

ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ、手ぶらじゃなかった?」

みんなで遊ぶ時は基本的に手ぶらだった。
最初の頃こそブーンにいろいろなものを持っていったが、もう持っていくものが思いつかない。
ブーンの住む横穴には私たちの思い出がたくさん詰まっている。


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