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( ^ω^)2013年 突発ゴールデンウィーク企画のようです

1 ◆pcKGa3wZuc:2013/05/05(日) 01:23:14 ID:afpeMBtgO



               ブーン系ゴールドラッシュ2013
                〜突発! タイトル祭り〜


                     開 催 中!


▼まとめ
⊂ブンツンドー⊃ 特設ページ http://buntsundo.web.fc2.com/goldrush2013/top.html

2 ◆pcKGa3wZuc:2013/05/05(日) 01:25:46 ID:afpeMBtgO


(*^ω^) ルールだお!


※投下期間※ 5月3日(金)00:00〜5月6日(月)24:00


  ('A`) 投下場所は30レス以内ならこのスレ。それ以外なら各自スレ立てをしてくれ
      スレ立てした場合は、投下開始前or投下終了後にこのスレで宣言をしてくれよ

(;^ω^) このスレでは、ながら投下は禁止だから。ながら投下する時もスレ立てしてくれお
               ~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ('A`) スレ立ては、ニュー速VIP、( ^ω^)ブーン系創作板のようです、( ^ω^)ブーン系小説板2のようですの、3箇所で可能だ
      好きな場所を選んで投下してくれ。

( ^ω^) 投下が終わったらテンプレを使って報告してくれお!
       スレ立ての場合は、投下スタート前に宣言してくれてもおkだお

  ('A`) このテンプレは絶対ってわけじゃないから、宣言は各自好きなようやってくれても構わない

( ^ω^) 創作板に書き込めない場合は。レス代行(郵便)も受付してるお
       詳しくはまとめさんの企画詳細ページの>>170二つ目の質問を見て欲しいんだお!

  ('A`) それと、無いとは思うが。万が一このスレが埋まりそうなった時は、スレ立てを頼む。


(*^ω^) 期限は5月6日(月)24:00まで。みんなの投下を待ってるお!

3投下用テンプレ ◆pcKGa3wZuc:2013/05/05(日) 01:27:20 ID:afpeMBtgO
【スレ内に投下した時】
タイトル

レス番
>> - 

お題

縛り


【スレ立て投下した時】
作品URL

作品名

お題

縛り

.

4名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 01:28:36 ID:afpeMBtgO

( ^ω^) スレ立てここまで!

5名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 01:37:39 ID:ZCzYDM0I0
次スレ乙!

6名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 01:40:24 ID:1n/zUhzE0
スレ立て乙!

7名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 01:42:55 ID:B6Z2VBvs0
  _
( ゚∀゚)「うぉぉぉぉおお、シュールさんの埋もれたいほど、豊かでやわらかい乳がぁぁぁぁ。
     流石のアホどものお姉さんとは思えないくらいセクシーで、むしゃぶりつきたくなるような姉者さんの乳がぁぁぁ
     つんと上をむいたたわわなレモナさんのおっぱいがぁぁぁ。誰だよ、工事済みなんて言ったやつは。ありゃあ天然モノだ」
 _
(*゚∀゚)o彡゜「なんてミラクルな爆乳。これは爆乳のもたらす、視覚と触覚への圧倒的暴力だぁぁぁぁ!!!!」

  _
( ゚∀゚)「うっひょぉぉぉぉぉ!!!クールさんの薄いシャツの下に盛り上がる大きなおっぱぁぁぁい!
     水色のレースのブラがうっすらと透けて見えるさまがもうたまらん!
     デレちゃんのおっぱ――い。フワフワでかわいいおにゃのこファッションとはアンバランスなその大きさがたまらんひゃっほーい
     おっきいと似合う服がなくて大変なの。というつぶやきに正直鼻血出た
     ハローさんのステイツわぁーおー!な感じの洋モノバストは、そのスタイルと合わせてもはや芸術の域
     ちんぽっぽちゃんの年の割に幼い体躯とは不釣り合いな、年相応のおむねもスンバラシイ!」
 _
(#゚∀゚)o彡゜「これは巨乳! 俺の最も愛するベストプレイスにして至高のおっぱいの園!」

  _
( ゚∀゚)「貞子ちゃんの地味ながらも確かな膨らみを感じられるおっぱい
     ハインのヤローの あれ?こいつって意外と女らしくね?と、ドキリとさせられる意外と豊かなおっぱい
     ふとぶつかった瞬間に、確かに感じられた伊藤のやわらかなおっぱい」
  _
( ゚∀゚)o彡゜「ああ、げに素晴らしきは大きめのおっぱい! こりゃあたまらんぜ!」

8名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 01:43:57 ID:B6Z2VBvs0
ごめん誤爆した(´・ω・`) 前スレに投下し直してくる

9名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 01:54:50 ID:3SPi4TS.0
ドドンマイ

10名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 02:47:20 ID:fuLF4922O
ワロタ

11名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:33:23 ID:Doe0Nr5U0
前スレ余ってるけど、10レス以上あるからこっちに投下します

12名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:34:10 ID:Doe0Nr5U0
(´・_ゝ・`)「この世界が小説だとしたらさ」

くるくる。低い机の前、胡座をかきながら、盛岡デミタスはボールペンを回している。

(´・_ゝ・`)「主人公は君みたいな奴が面白いと思うんだよ、僕は」

('、`*川「なんですかそれ」

くるくるくる。上手いものだ。
呆れと苛々の募る胸中とは対照的に、冷めた感想が浮かんだ。

('、`*川「新しい小説のモデルになれってことです?」

(´・_ゝ・`)「いいや。ただの思いつき」

ε=('、`*川 ハァ…

('、`*川「んなこと考えてる暇があったら、最新話の案でも纏めなさいな。
     ねぇ、速筆売れっ子作家モリオカセンセー」

皮肉っぽく言えば、モリオカセンセーはぴたりとペン回しを止め、露骨に顔を歪めた。
してやったり。
私は内心得意になった。

13名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:36:05 ID:Doe0Nr5U0

作家盛岡デミタスと言えば、速筆で良作を生み出すことで有名だった。
だから私たち編集部は、雑誌の連載も全く心配無しに頼むことができたのだった。

最初は確かに、すんなりと作品が渡されていた。期間にたっぷりと余裕をもって。
しかし少し前から、一話追うごとに僅かに、しかし確かにスピードが落ちていった。
気がついたら、引き返せないほどに、速筆売れっ子作家モリオカセンセーは遠ざかっていたのだ。

雑誌連載の〆切りは日曜日。今は土曜日。

この調子だとそのうち当日になってから書きはじめるだろう。冗談じゃない。
そりゃあ速筆売れっ子作家、なんていう肩書きを盲信していた私達だって悪いけれど。

(´・_ゝ・`)「酷いな。こういう雑談から作品のアイデアが出ることだってあるんだぜ」

そうは言っても、アイデア帳にボールペンのインクがつくことがないまま、
三時間待たされた末のペン回しからの雑談は無いだろう。
私編集者なんだぞ。嫌がらせか。
もう、〆切りはすぐそこに迫っているというのにこいつは何を言っているんだ。

14名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:38:22 ID:Doe0Nr5U0
 
確かに世間の土曜日は、明日も休みだからと忙しく遊ぶ生温い空気が漂っている。
盛岡もその空気に、すっかり呑まれているのだろうか。頭を抑える。
怒られるのは誰だと思ってるんだ。

しかしここで何か反抗的になったとしても、
時間をただ無為に消費するだけだということは、経験上私にもよくわかっていた。

ああそうですか、と、なんとか怒りを隠してぶっきらぼうに返す。

('、`*川「じゃー聞きますけど、なんで私が主人公なのがいいんです?
     私には隠された能力も暗い過去も無い、ただの編集者ですよ」

(´・_ゝ・`)「そりゃあ君、面白いからだよ」

('、`*川「何がです」

(´・_ゝ・`)「むろん、君が」

('、`*川「どこが」

(´・_ゝ・`)「よく解らないところが?」

('、`*川(何故に疑問形)

15名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:40:51 ID:Doe0Nr5U0

そう言うと、盛岡はまたペン回しを始めた。
私はペン回しをしている人を見るのが嫌いだ。

昔からそうだった。小中高校でも、授業中くるくる回す人がいると、無性に腹が立った。
カチャカチャ鳴る小さな音も、手元を見ない視線も、複雑な指の動きも、
なにもかもが腹立たしかった。

何故だろう。
多分、悔しいのだ。

こんなに私は必死なのに、他人はペンを回すほど余裕がある。
それが悔しいのだ。

ある種、自己中心的な嫉妬。馬鹿みたいに子供っぽい感情。

分かりやすい奴。私は自分をそう評価した。
だからこそ盛岡の言っていることはますます解らなくなった。

ペン回しに対してか盛岡の発言に対してか、顔をしかめた私を見て、盛岡は付け加える。

(´・_ゝ・`)「君の気持ちがよく解らないから」

こいつの目は節穴か。

16名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:43:02 ID:Doe0Nr5U0

('、`*川「…気持ちなんて、誰のだって解るもんじゃあないでしょう」

少々考えてから、無難な答えを返した。
盛岡は心ここにあらずといった表情で、ペン回しを続けている。
目線は何も無いところを向いていた。

(´・_ゝ・`)「でも、見当くらいつくだろ。大体は笑ってれば嬉しいし泣いてれば悲しい。
        そりゃ例外はあるけどさ。…そう、例外、君は例外だらけな気がする」

('、`*川「そんなことないですよ。私だってたいてい笑ってれば嬉しいし、
     泣いてれば悲しい。人を異常者みたいに言わないで下さい」

(´・_ゝ・`)「…そうだろうか。すまない」

盛岡はぼんやりとした顔で、しかしペン回しだけは続けている。
土曜日の生温い空気は、確かに漂っている。盛岡なんか、顔に張り付いているようだ。
目を覚ませ、と、少年漫画のように一発殴れば、この空気は振り払えるのだろうか。

17名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:45:44 ID:Doe0Nr5U0

しかし私にそんなことが出来るはずもなく。
かわりに直接聞いてみる。

('、`*川「盛岡さん、なんか変ですよ」

(´・_ゝ・`)「んー……」

('、`*川「今日だけじゃない。少し前からずっと」

(´・_ゝ・`)「そうなんだろうなぁ」

('、`*川「そうですよ」

私が断言すると、盛岡はまた唸る。
さっきと違うのは、ペン回しの速度が落ちてきているところだった。

(´・_ゝ・`)「僕はどうしちゃったんだろうねぇ」

('、`*川「そこを聞いてるんですよ。解らないんですか」

18名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:47:34 ID:Doe0Nr5U0

(´・_ゝ・`)「んー……解らないわけじゃあ、ない」

('、`*川「はぁ」

(´・_ゝ・`)「解決法も多分解ってる」

('、`;川「えっ、ならさっさと解決して下さいよ」

(´・_ゝ・`)「…どうしようかなぁ」

('、`;川「ちょっとぉ…」

呆れ果てる私を尻目に、盛岡はついにペン回しを止めた。
それと共に苛立ちは少し止んだが、
そうなると今度は現実のほうによく目が向くようになるものだ。

明日が〆切りであること、怒られるのは私であること。
「大変申し訳ありませんが今回はお休みとさせていただきます」の文字、
そして編集部へ届く抗議や疑問の手紙、電話、そしてまた怒られる私。

そんな未来予測まで頭の中を駆け巡る。
何が問題かって、この予測はそう外れないだろうと予測出来てしまうことである。

19名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:49:18 ID:Doe0Nr5U0

「勘弁して下さいよー」と、弱々しく眉尻を下げる。盛岡が横目にこちらを見た。

なんだその目は。なんか、観察されてるみたいで落ち着かない。

(´・_ゝ・`)「……」

(´-_ゝ-`)、ハァ

盛岡は軽くため息を吐くと、おざなりにペンを置き、けだるく手招きした。
来い、ということらしい。
なんでだろう? 疑問符を頭に浮かべながら、膝を擦るようにして這い寄る。

胡座をかいていても盛岡の顔は、私より少し上のほうにあった。
覗き込んだその顔は、相変わらず冴えない表情。

でも、目の奥には確かに光るものがあって、
私は、『速筆売れっ子作家』の残滓をそこに見た気がした。

20名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:51:00 ID:Doe0Nr5U0



お返しとばかりに、残滓を見つめていると、盛岡がすい、と自身の右手を持ち上げた。

そして、そのまま。

ごくごく自然な動作で、私の頭にその手をそっと乗せたのだった。


.

21名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:52:33 ID:Doe0Nr5U0

あまりに自然な流れで、気づいたのは、その手が私の髪の毛を撫ではじめた頃だった。

わけがわからない。

頭の中の疑問符が凄い勢いで増えていくのを感じながら、
何故だかそこから逃げ出す気にもならず、身を固くする。

いっそのこと、ぐちゃぐちゃに掻き回してくれたらよかったのだ。
盛岡の撫で方はあくまで緩やかだった。

生え際から流れに沿って、ゆっくり撫でていく。
触り方が優し過ぎてなんかもう気持ち悪い。

しかも撫でている間、終始彼は妙に真剣だった。
何か珍しい得体の知れないものを確かめるような、そんな小学生のような表情だった。

土曜日の生温い空気が、彼にしみつく間抜けな空気が、掌から伝わって、流れていく。


そんな馬鹿げた感覚が、体に伝わっている、ような。

.

22名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:54:00 ID:Doe0Nr5U0

しばらくして掌が離れた。
そこでようやく、私は口を開く。

('、`*川「…なんですか、今の」

(´・_ゝ・`)「何って、頭を撫でたんだけど」

('、`*川「それがどういう意味なのか聞いてるんです。
     いきなり女性の頭撫でるなんて、セクハラで訴えられますよ」

(´・_ゝ・`)「君の髪の毛を誰がセクハラ目的で触るもんか」

('、`*川「じゃあ何目的なんですか」

顔をしっかりと覗き込んで、私は詰め寄った。

それで、気がついた。

目の奥の残滓が、少しだけ大きく、強くなっていることに。
あれ、と思ったときには、既に盛岡は次の句を告げていた。

(´・_ゝ・`)「いや、撫でられても嫌ではないのだな、と確認しただけ」

23名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:56:05 ID:Doe0Nr5U0

('、`;川「…はぁ?」

(´・_ゝ・`)「意味がわからないならそれでいいよ」

盛岡はペンを握り直し、アイデア帳にまた向かう。
自己完結したらしい。自分だけすっきりしやがって腹立つ。

経験上、こいつからこれ以上何も聞けないと予想した私は、諦めてこう呟いた。

('、`*川「私より盛岡さんのほうが、わけわかんないです」

(´・_ゝ・`)「どこが」

('、`*川「全部です全部。何から何まで。
     …最初に言ってた、あれ、主人公、盛岡さんのが面白いと思います」

(´・_ゝ・`)「えー…うーん…そうかなぁ」

('、`*川「そうですよ」

私が断言すると、盛岡はまた唸る。
それでいい。そうやって一生唸っていればいいのだ。

24名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:58:10 ID:Doe0Nr5U0

そんな思いとは逆に、盛岡は「残念だけど、君が言うからにはそうなんだろうなぁ」なんて、
いつも通りの余裕ぶった表情で言った。

('、`*川「っていうか、盛岡さんにとっての世界なら、
      主人公は間違いなく盛岡さんでしょう」

(´・_ゝ・`)「うーん、君のほうがいいのになぁ。そうしたら、……」

('、`*川「そうしたら、なんですか」

(´・_ゝ・`)「…何て言うのか忘れた」

('、`*川「なんですかそれ」

盛岡は、それきり黙ってしまった。
本当に忘れたのか、何か言おうとしたが止めたのかは定かではない。

25名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 11:59:48 ID:hsRud.Sg0
しえん

26名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 12:01:38 ID:Doe0Nr5U0

盛岡がペンを握り直し、アイデア帳に向かう。
小気味よい音が聞こえてきたのは間もなくだった。

その姿を見て、私はなんとなく、本当になんとなく、もう盛岡はペン回しをしないのではないかと思った。


窓の外では星がちらちらと、不安定だけれど強く、遥か彼方から光を送っている。
髪の先を、少しだけ指先で弄る。

土曜日の空気は、もうどこにも漂ってはいなかった。

27名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 12:03:34 ID:Doe0Nr5U0

【タイトル】
(´・_ゝ・`)非常に残念ながら、主人公はデミタスだったようです
>>12-26

【お題】
土曜日

【縛り】
30レス以内

このタイトル見たとき「これは使うしかねぇ!」と思った
支援ありがとう

28名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 12:09:16 ID:hsRud.Sg0
おつおつ

29名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 12:15:46 ID:m4Neo08Y0
このタイトル見たらゴリタスが出てきて仕方ない

乙です

30名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 12:16:21 ID:sfefoqEE0

雰囲気いいね

31名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 12:21:59 ID:LMvoKBNQO
雰囲気がすごく好みだった
乙です

32名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 14:33:40 ID:1n/zUhzE0
もうどうにも話が書けないからいっそ絵でも描こうかと思う
絵でのタイトル消化参加って有りですかね

33名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 15:36:58 ID:Jcoa6IGw0
>>32
私は一向に構わんッッッ!

34 ◆pcKGa3wZuc:2013/05/05(日) 16:28:45 ID:afpeMBtgO
>>32
投下中とかじゃなければ、いいと思うよ
使ったタイトル(お題や縛りを使ったらそれも)がわかるようにしてこのスレに書き込んでくれ

35名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:39:04 ID:8rEImc7M0
絵での投下かそれもいいな、楽しみだ

じゃ投下します

36名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:39:45 ID:8rEImc7M0
少年よ

武器を手に取れ

早い者順だ

生き残りたくば…

そこの武器を取れ!!!





(;^ω^)「こ…これは…!ーーー」

37名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:41:04 ID:8rEImc7M0





( ^ω^)使えそうな武器は国語便覧しかないようです。



.

38名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:41:52 ID:8rEImc7M0
( ^ω^)「まさか…出遅れて使えそうな武器が国語便覧しか残らないとは…見当違いだったお…」

内藤は武器の手入れをする。

折れ曲がったページを直したり、くっついてしまったページを剥がしたり。

( *^ω^)「お…美少女…発見…」


( iii´ω`)「って…中原中也の18歳の写真だお…」

「なんだよブーン、お前そういうのが趣味だったのかよ?」

39名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:42:33 ID:8rEImc7M0
( ^ω^)「この声は…!ドクオ!!」

('A`)「なんだよ、ブーン、敵に武器見せるとかマジで舐めてるよなー?鈴木?」

(;^ω^)「鈴木…まさか縛りの無理矢理消化の為だけにダイオードちゃんとグルで襲う作戦かお?!」

('A`)「……おい、鈴木、やっちまえ」

(;^ω^)「!!」

早速便覧を構える。

いつでも角で殴れる準備は万端だ。

「…ひどいであります!」

(; ω )「声が上から?!」

爪;〜;)「私だって鈴木であります!」

頭上から山川の世界史の教科書と一問一答の二刀流で僕を殴りつける鈴木田村が降ってきた。

( #) ω )「…すまないお」

('A`)「へへ…ざまぁねぇな…ブーン」

( ^ω^)「…ドクオ…僕たち…友達じゃなかったのかお…」

('A`)「…否、俺たちはこの世界に生まれて来た時から敵だ。この世は戦争だ、受験戦争と言う名のな」

('A`)「お前を倒して…名門私立…設楽馬大学への推薦ニ枠は…俺と」

爪*゚゚)「鈴木田村が!手に入れるであります!!」

(  ω )「馬鹿げてるお…こんなの…こんなの…」

('A`)「ふっ…言ってろ…まあお前はその便覧の力を最大限に使えていない…その時点で勝利はほぼ無いに等しい」

('A`)「武器っつーのはな、こう、使うんだよ」

40名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:43:19 ID:8rEImc7M0
ドクオは武器の世界史のタペストリーを取り出し叫ぶ。

('A`)「ラダイト!!」

( ; ω )「う!!」

内藤の頭の中に映像が流れる。

機械の改良によって失業した熟練工たちが機械や工場に敵意をもち、機械破壊を行った…

それがラダイト(機械打ちこわし)運動。

( ;ω;)「痛いお…民衆怖いお…テクノロジーの発展が産んだ悲劇だお…」

('A`)「効いてるな…今だ、いけ、鈴木」

爪*゚゚)「承知であります!」

武器を持ち、鈴木が内藤に襲いかかる。

しかし

「危ない!内藤サン!!」

41名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:44:03 ID:8rEImc7M0
爪; ゚゚)「こ、これは…ロングマンの英和辞典…!!」

ハハ ロ -ロ)ハ「間に合いマシタ…」

( ^ω^)「ハロー…さん?」

ハハ ロ -ロ)ハ「内藤サン…私…転校間も無い私にジャパンのrule教えてくれたあなたの恩…忘れマセンよ」

ハハ ロ -ロ)ハ「だから…一緒に…推薦を…」

ハ┓ロ -ロ)┏ 「フライングゲット」

( ^ω^)「ハローさん…!!」

42名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:44:46 ID:8rEImc7M0
('A`)「チッ…二人も一人も関係ねぇ!鈴木!行け!」

爪*゚゚)「了解であります!」

鈴木がハローに襲いかかる。

しかし

ハハ ロ -ロ)ハ「Washington conference 1921」

爪; 〜 )「!!」

鈴木が突然倒れる。

('A`;)「ど、どうした?!鈴木!!」

爪 ;〜;)「1921年ワシントン会議で締結されたワシントン海軍軍縮条約が私を襲う…軍縮しないで…!軍の規模縮めないで…!」

('A`;)「鈴木ー!!」

ハハ ロ -ロ)ハ「チョロい女デース」

('A`;)「あのパツキンボイン…一旦引くか…」

('A`)「タペストリーからライト兄弟を召喚!!飛行機で逃げるぞ!!鈴k…!」

('A`;)「…!!召喚したばかりの飛行機が…斬られてる…?!」

43名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:45:31 ID:8rEImc7M0
「“神剣”草薙剣」

「歴史を好むお前なら聞いたこともあるだろうな」

('A`;)「お、お前ら!」

そこにはゴロゴと銭形漢文を持った二人の男がいた。

( ´_ゝ`)「さすがに(副詞)意味:そうはいってもやはり。」

(´<_` )「漱石枕流」

( ´_ゝ`)「「設楽馬大学への推薦ニ枠は俺らが戴く!!」」(´<_` )

44名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:46:15 ID:8rEImc7M0
ーーー

ハハ ロ -ロ)ハ「Stand by me」

(;^ω^)「そんな…ハローさん一人に任せられないお!!」

ーーー
( ´_ゝ`)「悪いな、俺は家族より恋愛を取るんだ…弟者」

(´<_`;)「騙されるな兄者!!その女は楊貴妃だ!」

ーーー

( A )「鈴木…お前の仇は…俺が取る!!」

爪v( ゚)Q( ゚))v「TENGAはケツに挿入(いれ)るもんやないって言うとるやろ!!!!」

ーーー

45名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:46:57 ID:8rEImc7M0
ーーー

/ ゚、。 /「あれ?ツンちゃんー!アサピー!内藤君とハローちゃんは?」

ξ゚゚)ξ「ああ、推薦試験受けてるわよ」

(-@∀@)「彼女もです」

/ ゚、。 /「あれ?二人とも同じ大学行くんじゃないんだ」

ξ゚゚)ξ「いや…私は一般でもA判定だし…」

(-@∀@)「あんなキツイ推薦試験受けるくらいなら一般でいいです…よね」

/ ゚、。 /「なるほど」

(-@∀@)「流石兄弟もなんであの大学には必要無い古文と漢文ばっかり勉強しちゃったんでしょうね…」

ξ゚゚)ξ「現代文しか必要ない大学はあっても…現代文だけいらない大学は無いのにね…」

/ ゚、。 /「なるほど、本当、私たち、高1からコツコツ勉強派でよかったですね」

46名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:47:41 ID:8rEImc7M0
ーーー
ーー


( ∵)「と、こんな推薦枠を設ければ生徒が真面目にコツコツ勉強すると思うのですが…いかがでしょうか、教頭先生」

ハソ ゚゚リ「却下で」


( ^ω^)使えそうな武器は国語便覧しかないようです。

おわり

47名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 16:48:56 ID:8rEImc7M0
【スレタイ】 ( ^ω^)使えそうな武器は国語便覧しかないようです。
>>36-46

【お題】
・勝利
・ 「TENGAはケツに挿入(いれ)るもんやないって言うとるやろ!!!!」
・ ハハ ロ -ロ)ハ「Stand by me」

【縛り】
・ テンプレ外のAA使用(自作でも可)
・ 100レス以内に収める
・ マイナーキャラに愛の手を
・ 登場AAが5人以上
・ / ゚、。 /を登場させる
・ 30レス以内
・ ( ∵)とハソ ゚゚リを使う

女性陣の口が時々消えてる…なぜだ…

48名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 17:05:13 ID:IOwZl9UI0
>>32それいいな、いただき

49名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 19:45:10 ID:x7h1yy9E0
国語便覧いいな、乙!縛り頑張りすぎワロタ


俺も国語便覧で載ってる偉人達を召喚したり自分に能力を付与したりしながら戦う魔物無しのガッシュみたいな話書こうと思ったがどう考えても長編バトル小説になってしまうので今回は断念したわ

50名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:10:54 ID:8rEImc7M0
('A`)「いい加減学校行こうぜ、ヒッキー。学校は面白いぜ?えーっと…例えば…」

(-_-)「その話なら聞き飽きたよ…いやだ、行きたくない」

('A`;)「いや、マジで楽しいから!」

(-_-)「ドクオは僕に来てもらいたくて誘ってるんじゃなくて…一人ぼっちの人を増やして自分を肯定したいだけでしょ?」

('A`;)「ち、違う!!俺は本当にお前に学校を楽しんで貰いたくて…」

(-_-)「じゃあ学校のどこが面白いのか教えてよ」

('A`;)「ぐっ…あ、そうだ!うちの委員長!!あいつってさ…まるでさ…」

うはwwwこれではまるでエロゲのようですなwwwwwっうぇ

51名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:11:49 ID:8rEImc7M0
('A`)φ_「うちの委員長はこんな顔をしている」

『(0 _ 0 ) 』

(-_-)「…こんなの見たことないけど」

('A`)「学校に来ないからだよ」

(-_-;)「……」

('A`)φ_「副委員長はこうだ」

『 ( * 0 ‿

52名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:13:16 ID:8rEImc7M0
('A`)φ_「うちの委員長はこんな顔をしている」

『(0 _ 0 ) 』

(-_-)「…こんなの見たことないけど」

('A`)「学校に来ないからだよ」

(-_-;)「……」

('A`)φ_「副委員長はこうだ」

『 ( * 0 * 0)』

(-_-)「本当にいるのー?」

('A`;)「いるとも!」

(-_-)「じゃあ名前は?」

('A`;)「名前は…」

('A`)「委員長が七篠 権兵衛」

(-_-)「名無しの権兵衛ねぇ…」

('A`;)「七篠!」

('A`;)「副委員長は…無名 菜奈子」

(-_-)「むな?ふーん…?」

('A`)「で!うちの委員長はな!!」

53名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:14:43 ID:8rEImc7M0
(0 _ 0 ) o0(あ、鉛筆落とした)ポトリ

(0 _ 0 ) o0(しゃがんで拾うか、よいしょ)

( * 0 * 0)「委員長、日誌手伝いますよ?」

"(0 _ 0 ) 「ん?」

(0 _ 0 )

(0 _ 0 ) 「あ、ああ、ありがとう」

( * 0 * 0)「?」



('A`)o0(今…しゃがんで上を見上げた時副委員長のパンツ見えただろうな…)

54名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:15:38 ID:8rEImc7M0
('A`)「てなわけよ!!なのに!お咎めナシ!!ズルくね?」

(-_-)「まあ、気づいてないんだろうね、その副委員長が」

('A`#)「ずるいんだよなぁ…本当」

(-_-)「…終わり?なら帰って」

('A`;)「いや!お前が学校行くまでここを離れない!!」

(-_-;)「迷惑…」

55名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:16:30 ID:8rEImc7M0
(-_-)「で、それだけ?興味湧かないからそれだけじゃ行く気になれないんだけど」

('A`;)「うっ…」ブリブリ

(-_-;)「嘘の罪悪感で腹下すならやめなよ…」

('A`;)「違う!嘘じゃない!…あ!ヒッキー!お前、好きな物語のジャンルなんだ?」

(-_-;)「へ?」

('A`)「いいから!」

(-_-)「…バトル系?」

('A`*)「そうだ!思い出した!委員長って鉄パイプで学校に侵入して来た不審者撃退したんだよ!」

(-_-)「…そんなの一度も聞いたことないけど」

('A`#)「そりゃお前が学校に来ないからだ!!」

56名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:17:23 ID:8rEImc7M0
(=▲ω▲(#)「いってええ!お前何者だ?!」

(0 _ 0 ) 「一年A組の委員長。七篠権兵衛だ」

(=▲ω▲#)「ガキが調子乗るな!!こっちには他にも…」

(0 _ 0 ) 「他の、武器はどこ行ったんですかね?」

(=▲ω▲;)「んな…!もう叩き壊されているとは……」

(=▲ω▲#)「もういい!俺の体に巻きつかれた爆弾ごとこの学校を爆破してやる!!」

(0 _ 0 ; ) 「何…?!」

(=▲ω▲*)「わはははは!!あと3秒だ!!1、2、3」

( (=▲ω▲*)「どかーん!!」 (0 _ 0 )


( (=▲ω▲;)「あ、あれ?」

(0 _ 0 ) 「おい、後ろ」

( * * (=▲ω▲)「へ?」


ガゴッ


( * 0 * 0)「いいんちょー!爆弾解体と犯人確保完了です!」

(0 _ 0 ) 「ああ、ありがとう。無名」

57名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:18:23 ID:8rEImc7M0
('A`*)「という激アツなバトル展開も学校でならあり得る!」

(-_-)「…てかなんで不審者が学校に?」

('A`;)「ぜ、前任の校長の宝が埋まってて…」

(-_-)「宝の為に来たのに学校爆破しようとしたの?」

('A`;)

('A`#)「細かいことはいいんだよ!!学校来い!」

(-_-;)「ご、強引だなぁ…」

58名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:19:09 ID:8rEImc7M0
('A`;)「さ!次に好きなジャンルは?!」

(-_-)「んー…感動系」

( A ;)「!!…あるさ…うちの委員長なら!」


('A`)「…そうだ、いつの日か、副委員長が委員長に相談していたな…」

59名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:20:06 ID:8rEImc7M0
( *0 0)「…委員長、ご相談が…」

(0 _ 0 ) 「なんだ?」

( * ´ 0 0)「私の友達が…学校に来てくれないんです」

(0 _ 0 ) 「…原因とかは?」

( * 0 0)「わからなくて…」

(0 _ 0 ) 「…そうか」

(0 _ 0 ) 「行くよう誘えばいいじゃないか、本当に友達なら」

( * 0 * 0)「へ?」

(0 _ 0 ) 「本当に友達なら本音で何が嫌か教えてくれるかもしれないしな」

( * 0 * 0)「なるほど…」

(0 _ 0 ) 「大事な友達なのか?」

( * 0 * 0)「…ええ、なんとなく。小学校の時似てるなぁって思って仲良くなったんです」

(0 _ 0 ) 「そっか」

( * 0 * 0)「今までつまらなかった学校が一気に楽しくなったから…大切な友達なんです」

(0 _ 0 ) 「…大事にしろよ、その友達」

60名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:21:03 ID:8rEImc7M0
( * 0 * 0)「委員長の友達と仲良くなるきっかけ覚えてます?」

(0 _ 0 ) 「俺は…そういうのいないな」

( * 0 * 0;)「え?」

(0 _ 0 ) 「今まで…なんとなくみんなと角が立たないようにはしてたけどその分踏み込むことはしてなかったし」

(0 _ 0 ) 「いつもグループ決めの時は数合わせになって…自分って都合がいい時しか使われない存在なんだなぁって思ってた」

( * 0 * 0)「…じゃあ私が友達です!」

(0 _ 0 ; ) 「は?」

( * 0 * 0)「仲良し、仲良しですー!」

(0 _ 0*; ) 「……」

61名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:22:01 ID:8rEImc7M0
( A )「おえ…」ブリブリ

(-_-)「…帰りなよ…具合悪いんだろ?」

('A`;)「で、でも…うっ…」

(-_-)「いいから出てって…ノロかもよ?うつったらヤダし」

('A`;)「う、また明日な!!」

62名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:23:00 ID:8rEImc7M0
翌日

('A`)「はぁ…今日も来てくれないかな…」

('A`)「やっぱデタラメ言うもんじゃねぇな」

「何がデタラメだって?」

('A`;)「へ?」

(-_-)「おはよ」

('A`)「来て…くれたのか?」

(-_-)「ま、ドクオが言ってたような面白いことがあるなら来てもいっかなーって」ガラリ

(-_-)「おっはよー!」

('A`;)「ちょっ…みんな見ず知らずの奴が挨拶してビビってんじゃねーか…」

(-_-*)「あ、ねぇねぇ、君ーうちの委員長ってどこー?すごい伝説持ちっぽいんだけどー」

「え…うちの委員長なら…」

僕が質問した見慣れぬクラスメイトが指差す先に

見慣れたお腹を痛そうな顔がうんこ漏らすのは多分僕が振り向いてから4レス後。

うはwwwこれではまるでエロゲのようですなwwwwwっうぇ

おわり

63名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:24:38 ID:8rEImc7M0
【スレタイ】うはwwwこれではまるでエロゲのようですなwwwwwっうぇ
 >>50-62

【お題】
・ 1、2、3
・ 大嘘
・ (=▲ω▲)
【縛り】
・ テンプレ外のAA使用(自作でも可)
・ 100レス以内に収める
・ 自分が作ったAAを使う
・ オリジナルAAを登場させる
・ 5レスごとに主人公がうんこを漏らす
・ 10レスごとに主人公がゲロを吐く
・ 登場AAが5人以上
・ 30レス以内

64名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:28:33 ID:.jGkPDKs0
>>63

ありがとう、本当にありがとう

65名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 20:38:59 ID:8rEImc7M0
>>63訂正
【スレタイ】うはwwwこれではまるでエロゲのようですなwwwwwっうぇ
 >>50-62

【お題】
・ 1、2、3
・ 大嘘
・ (=▲ω▲)
【縛り】
・ テンプレ外のAA使用(自作でも可)
・ 100レス以内に収める
・ 自分が作ったAAを使う
・ オリジナルAAを登場させる
・ 5レスごとに主人公がうんこを漏らす
・ 10レスごとに主人公がゲロを吐く
・ 登場AAが5人以上
・ 30レス以内
・ 自作の作品イラストを描く
http://i.imgur.com/LpFfr6X.jpg

自分で縛っといて忘れるとか我ながら無茶したと思ってる

66名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:06:58 ID:gVCMWYkU0
投下します

67名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:08:30 ID:gVCMWYkU0

しんしんと降り積もる雪が、外の寒さを神秘的に彩っている。
もう4月だ。
そろそろ春一番が舞い込んでもいい時期だが、未だそのような気配はない。

ミセ*゚ー゚)リ

ぽふっ、と音がして、雪が屋根から落ちた。

ミセ*゚ー゚)リ「雪かき、しなきゃだね」

部屋に響いた自分の声に少しだけ肩をびくつかせて、くしゃみを一つ。
暖炉の中で薪が小さく爆ぜた。

それは、土曜日の夜のことだった。
普段なら、明日も休日である余裕から、最も安らぐ時間帯。


ミセ*゚ー゚)リ 北国の春はまだ来ないようです


.

68名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:10:21 ID:gVCMWYkU0

('A`)「急用ができたんだ」

ミセ*゚ー゚)リ

彼は、夜行列車の発車を知らせるやかましいベルの音を背景に、電話口でそう言った。
間もなく、私と彼は結婚するはずだったのに。

偏屈で胡散臭くて、尚かつ優柔不断で。
いつも数字にまみれて、にやにや笑っていたあなた。
そんな横顔が、暫く見れなくなるじゃない。

そう言うと、彼はぷっと吹き出して、ごめんな、直ぐに還るから、と言い訳みたいなセリフを残して、遠い街へ出て行った。

69名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:13:12 ID:gVCMWYkU0

その、深夜だった。
たまたま見ていたニュース番組で、アナウンサーがせわしなく口を動かしているのを見たのは。

『設楽場発、美府行の夜行列車が脱線事故を起こし―』

ミセ;゚∩゚)リ

初めてだったかもしれない。
偶然かはわからないが、そこだけはっきりと聞こえた音声は、私の手で口を塞がせるには十分すぎる効能を発揮した。

ちょきちょき。
フェルトの生地を鋏で切り裂く。
彼がくれた、初めてのプレゼントのティッシュ入れ。
当時は笑った私だが、もう、今は私の生活を彩っていたものの一つだった。
紅い、紅いフェルトを、私は泣きながら切り裂く。
彼との思い出と共に。

生地がぐちゃぐちゃに切り裂かれたのを見て、彼が良く歌っていた歌を思い出した。

('A`)「なんてことはないさ 輝きは絶えないけれど 
   馴染むことはなく いつまでも 出来ることなら
   いつまでも 辛いことも 持ちこたえて
   いつまでも 強くなって 幸せを
   夜空に 抱きしめて…」

口に出してみて、少しだけ泣いた。
こんなささやかな思い出も、苦しみとなる。
一度堰が切れると、涙は止まらなくなった。

70名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:14:47 ID:gVCMWYkU0

月が呑気に空に浮かんでいる。
その足元では、沢山の人の紅い血が流れているというのに。

ミセ*;д;)リ

降りしきる雪の中、私は声を上げて泣く。
君が帰ってくるんじゃないかだとか。
君が笑いかけてくれるんじゃないかだとか。
もう一度、あの気味の悪い薄ら笑いを見てみたいだとか。

「ごめんな」

ミセ*;д;)リ !?

ハッとして顔を上げる。
空を見る。
相変わらずどす黒い雲が鎮座した空からは、雪しか落ちてこない。
彼の声が落ちてくるはずがない。

気付けば、私は設楽場駅へ来ていたようだ。
北国であるが故か、駅の風景さえも白い。

もっと、私と笑ってほしかった。
もっと、私の隣に居てほしかった。
もっと、私にあの笑顔を見せてほしかった。

でも、貴方はもういない。
難しそうな数字の羅列に悩む事もない。
私が怒った時の必死な弁解を聞くこともない。
「○○○○○」、その五文字を聞くこともない。

71名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:17:01 ID:gVCMWYkU0
  。.   *       // , : .; :.:;:::::;:;:::.:;.
   . .   。 0 o  */ , : .,;::;::::;::.;::.:.:;:. _
                l/, :.,:.:.;:.:;:.:;:,,..-‐''"^´
  o ○  .  。    ̄~|| ̄ ̄~!!   : : ::::
                   || . ゜ i|    : ::::
  *   .   ゜ .   。|l 。   i|     :::
 。  0 o    。  .゜ |l   。 i|      :
                   |l _,,...i|        :
          !エエエエ!.|| |  |i..i|     .::
 ○ ゜ o 。 / ̄ ̄ ̄\|\|| i|      :.:
 ::::::::::::::::::::/     ゜     \,|| i|     .:.:
 ::::::.:.:::: /:'  。          ヽ.i|      .:.:
 :: : : /, '        ィノノノバ .\    .::::.:
 :: /., '  *      リ  セミ;). :: .:.\ .:.:::::.::
../ , '            ノ    |. .: . : .:..:::\
             ⊂と_ )u. .: .: : . : :: :::::::::.

72名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:18:18 ID:gVCMWYkU0

ミセ* ー )リ「あいしてる」

雪の中に崩れ落ちた私の足元に、ぽたり。
滴が舞った。

空の月が、少しだけ傾いた。

いつまでも、いつまでも春はやってこない。
未来永劫、私に春が来ることはないのだ。

ミセ* ー )リ「春は来ない、か」

そう、頭の中で囁かれた気がした。


      おしまい

73名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:20:02 ID:gVCMWYkU0

【スレタイ】ミセ*゚ー゚)リ 北国の春はまだ来ないようです
 >>67-72

【お題】
・夜行列車
・土曜日
・鋏

【縛り】
・全体の9割地の文
・自分の好きな飲み物を飲みながら執筆
・恋愛
・執筆している間途中保存しない(作品完成まで保存不可)
・30レス以内
・大型AAを一つ以上使用する
・AAの名前を出さない

時間もない上に少し残念になった気もするけど気にしない!
ちょっとした遊びを挟んでいたりします。
ご愛読ありがとうございました。

74名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:25:20 ID:NOXz2dBU0
乙セ*゚ー゚)リ こ、これは乙じゃなくて私の髪形なんだから!

75名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:28:01 ID:xd/uKQPEO
ちょっとした遊びがわかんねぇ

76名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 21:42:51 ID:g1Oq/UUw0
作品URL
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1367757425/

作品名
lw´‐ _‐ノvお米の美味しい炊き方、そしてお米を食べることによるその効果のようです

お題
お米の美味しい炊き方、そしてお米を食べることによるその効果。
努力
友情
勝利

縛り
ギャグ
とりあえずギャグ
とにかくギャグ

現在vipで投下中よろしく

77名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 22:32:17 ID:W/PuJesc0
がしゃあん。
大きな音を聞きつけた、白い服の男と女達が部屋に駆け込んでくる。
大丈夫ですか。
そんな風に声をかけられて、男に手を持ち上げられた。
いつの間にか点けられた電気の灯りで、自分の手からだらだらと流れる血が見えた。
鈍く痛む手を圧迫されて、吐き気がした。
 
 

 
 
('A`)「大丈夫かよ」

( ・∀・)「そう言うお前の目はちゃんと見えてんの?」

('A`)「あー……」

78名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 22:33:23 ID:W/PuJesc0
小さく声を漏らすドクオから視線を外して、俺はベッドに寝転がった。

俺の病室は変わっていると思う。
窓は全て閉じられている。
その上カーテンまで閉められているのだから、あまり部屋の雰囲気は明るく見えないし、空気も悪い。
換気するなら病室の扉を開けるしかないのだ。

視界の端でドクオが俺を見て、体を強張らせた。
ドクオが見遣った箇所に視線を向けて、納得する。
気付かれた、と言うようにドクオが横を向いた。

ドクオの視線は、俺の手に巻かれた包帯にあったようだった。

79名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 22:35:08 ID:W/PuJesc0
('A`)「……なあ、モララー」

( ・∀・)「何」

('A`)「お前、ここから出る気ある?」

( ・∀・)「……」

ぼそぼそと、視線を逸らしながら。
よくもまあそんな調子で俺より早く退院できたものだな、と感心する。

( ・∀・)「無いよ」

('A`)「……」

80名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 22:36:47 ID:W/PuJesc0
( ・∀・)「無い」

('A`)「そうか」

念を押すように繰り返すと、ドクオは大きく溜息を吐いた。
ドクオはそれだけ聞いて帰って行った。
一体何がしたかったのだろうか。

俺はドクオの去った後で、花瓶に活けられた花を一本、また一本と潰す作業に没頭した。
 
 
 
 
 
どうやら俺が手を怪我することになった原因は、新人の看護婦にあったらしい。

81名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 22:38:15 ID:W/PuJesc0
朝に日光で目が覚めて――窓もカーテンも閉めているから入る筈がない――瞼を開けると、知らない女がいた。
「おはようございます、いい天気ですよ」なんて言って、笑っている。
その手には全開にされたカーテンの端が。

後から見慣れた看護婦が入ってきて、俺がベッドから見上げることができる範囲の窓のカーテンを閉めた。
そしてその知らない女を連れて部屋から出て行った。
ぴしゃりと扉を閉めて、その後見慣れた看護婦の叱るような声と知らない女の謝る声が聞こえてくる。

俺はベッドから起き上がって床に足を着けた。

82名も無きAAのようです:2013/05/05(日) 22:39:06 ID:W/PuJesc0
裸足の足に床はひんやりと冷たい。
寝起きの体を覚ますように勢いよく立ち上がって、まだ閉められていない、開けたままのカーテンの方へと歩く。

手を怪我してから、まだ会ってないと思ったからだ。

( ・∀・)「やあ」

川д川

あいつは変わらずそこにいた。
俺の肩の少し後ろで、前髪で隠した目元をじとりと覗かせている。
あいつは俺の手を見て、はっとしたように肩を揺らして小さく唇を噛んだ。


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