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('A`)は撃鉄のようです

950名も無きAAのようです:2014/10/07(火) 15:01:51 ID:H9mWz/r60



ミセ*゚ー゚)リ「……接近して正解、だったかな?」



( ^ν^)「……何をもって正解とするか、によるな」

 ミセリが行った場所に死体はなく、代わりに全快のニューが立っていた。
 期待通りと言わんばかりに、ミセリは恍惚の表情を見せた。

ミセ*゚ー゚)リ「ブッ潰れたトマトみたいになってると思ったのに、どうして生きてるの?
       ああ、本当……私、予想外とか意味不明とか、本当に好きなの……」

( ^ν^)「こんだけ戦ってて、俺の能力も想像できなかったのか?」

 ニューは服についた埃を払い、ふてぶてしく腰に手を当てた。


ミセ*゚ー゚)リ「何となくは。でも詳細までは分からないわ」

ミセ*゚ー゚)リ「例えば――」

 ミセリはニューを指差した。小さな石ころが一つ、ニューに向かって飛んで行く。
 小さいとはいえ石ころの速度は十分で、当たれば痣では済まない程の威力がある。
 だが、石ころはニューの体にぶつかると、その瞬間に粉々に砕け散った。当のニューは顔色一つ変えていなかった。

ミセ*゚ー゚)リ「――この距離だと、貴方には一切の攻撃が通じない。
       これは最初の戦闘でも同じ。だから何となく、『敵に近いほど強くなる能力』と想像してた」

( ^ν^)「ほう」

ミセ*゚ー゚)リ「でも違うみたい」

ミセ*゚ー゚)リ「さっき私に向かって走り、徐々に接近してきた時の貴方に変化は無かった。
       だから何となく、私の想像は間違いだと分かった」

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