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('A`)は撃鉄のようです
921
:
名も無きAAのようです
:2014/10/07(火) 14:22:00 ID:H9mWz/r60
≪1≫
デミタスとシャキンの出会いは二十年ほど前に遡る。
当時のシャキンは極めて内向的な子供だった。
だがそれは第三者の認識であって、そういった気性の自覚は本人には微塵もなかった。
周囲の子供より多少大人びているというだけで、半ば強制的に、彼は独りぼっちの寂しい子供というレッテルを張られていたのだ。
当時のシャキンが子供らしからぬ雰囲気になったのは、彼の超能力が原因だった。
全てを完全無効化する能力、 『完全五分(パーフェクト・ドロー)』 。
子供シャキンにはこの超能力が扱いきれず、超能力が勝手に発動しては人の声など社会生活に必要なものを片っ端から無作為に無効化してしまっていた。
結果、無という概念を常に身近に感じていたシャキンは、それに順応する為に言動や考えが大人びていったのだ。
(`・ω・´)(目が見えなくなったら、あぶないから立ち止まる)
(`・ω・´)(耳がきこえなくなったら、ノートにかいてもらう)
(`・ω・´)(ぜんぶなくなったら、じっとしてまつ)
不規則に目や耳が不能になり、最悪の場合では五感すら消えてしまう危険な日常。
小学校の登下校は毎日親の送り迎えが必須で、少しは超能力を抑えられるようになった小学校高学年まで、彼は不自由な生活を余儀なくされていた。
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