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君の心に流れる星は

65 ◆azwd/t2EpE:2012/11/26(月) 00:20:29 ID:ZNzT5Rbc0
(*゚ー゚)「緊張してるんですね」
 
(;^ω^)「そりゃそうだお。こんなの、初めてなんだお」
 
(*゚ー゚)「二回目がないことを祈ります」
 
( ^ω^)「その点は、安心してもらっていいお」
 
 内藤の笑顔につられて、香椎も笑顔になる。
 およそ半年振りの再会だが、相変わらず朗らかで、気の休まる相手だった。
 
( ^ω^)「香椎さんは今、どこで働いてるんだお?」
 
(*゚ー゚)「割とここから近いところにあるんですけど、高島蔵っていう小学校です」
 
( ^ω^)「おぉ、そうなのかお。児童カウンセラーって大変そうだお」
 
(*゚ー゚)「内藤さんこそ、お仕事どうなんですか?」
 
( ^ω^)「営業の仕事が安定して入ってきてるんだお。余裕はないけど、充分暮らしていけてるお」
 
(*゚ー゚)「昔と同じような生活に戻れてるんですね、よかったです」
 
( ^ω^)「本当によかったお。六年前の時点では、もう何もかもを諦めてたお」
 
 内藤が苦笑を浮かべる。
 どこか、自分を戒めているようにも聞こえる口ぶりだった。
 
(*゚ー゚)「そういえば私、少し気になってることがあるんです」
 
( ^ω^)「なんだお?」
 
(*゚ー゚)「研究所から、内藤さんが監視されていて、でも六年前からそれはなくなりました」
 
(*゚ー゚)「それはツンちゃんの想像に入っていたからだと思うんです」
 
 内藤が軽く頷く。
 それからコーヒー缶を傾けるが、どうやら既に中身がないようだ。


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