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君の心に流れる星は

60 ◆azwd/t2EpE:2012/11/26(月) 00:10:32 ID:ZNzT5Rbc0
( ^ω^)「ひとつの紙にいくつもの筋書きを書くことはできない。それも、知ってるはずだお」
 
(*゚ー゚)「はい」
 
( ^ω^)「たった一日しか終末を伸ばせないなら、覚悟を決めた今日、終わりを迎え入れるお」
 
 同じ気持ちだったことが、嬉しかった。
 肌と肌で感じあっていたことでも、言葉として聞けたことで、胸が熱くなった。
 
 それだけで充分だよ。
 心の中で、そっと呟く。
 
 しかし、香椎は頭を横に振った。
 
(*゚ー゚)「内藤さん、それは諦めです」
 
 不意に、内藤の顔が強張った。
 香椎に対する、敵意のようなものも、見えてしまった。
 
 だが、あくまで香椎は冷静だった。
 
(*゚ー゚)「内藤さん、知っているはずです。ツンちゃんが、明日のことまでしか想像を現実にできない理由」
 
(;^ω^)「?」
 
(*゚ー゚)「『想像力が及んでいないから』です」
 
 内藤は、香椎の言葉を飲み込むのに時間がかかっていた。
 しばらくの後、ゆっくり頷いたが、まだ釈然としていない様子だ。
 
(*゚ー゚)「だったら、やってみる価値はあるはずです」
 
 香椎が歩を進めてくる。
 紙を鉛筆を、差し出しながら。
 
(*゚ー゚)「ツンちゃん」
 
ξ;゚⊿゚)ξ「はい」
 
(*゚ー゚)「想像してみて。もっともっと先の、未来のこと」


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