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君の心に流れる星は

57 ◆azwd/t2EpE:2012/11/26(月) 00:04:52 ID:ZNzT5Rbc0
 ツンの手を握り締める。
 すぐさま、ツンの手にも力が入った。
 
 寄り添ったまま、二人で、ただ星を見ていた。
 
 
 ――――だから、後ろから接近されていることに、すぐ気づけなかった。
 
 
     ◆
 
 
 手のひらに伝わってくる熱は、心地よかった。
 ずっとこのまま、手を繋いでいたかった。
 
 しかし、不意に内藤のほうから、手が外される。
 どうしたの。そう言う前に、ツンの耳にも音が届いた。
 
 地面を蹴りながら、何かが近づいてくる音。
 
 最初は、ショボンだと思った。
 研究所に連れ戻すべく、追いかけてきたのだと。
 
 でも、違った。
 
(;゚ー゚)「よかった、間に合ったんだね」
 
ξ;゚⊿゚)ξ「香椎さん!」
 
 なんで、どうして。
 どうやって、ここまで。
 
 そう言う前に、内藤に体を抱え込まれる。
 
(;^ω^)「誰だお? ツンに、何の用だお?」
 
 あっ、と声を上げた。
 そうだ、内藤に香椎のことを説明していなかった。


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