君の心に流れる星は

48： ◆azwd/t2EpE：2012/11/25(日) 23:50:41 ID:0PQlAttc0: 　はっとした。
　林の奥に、煌くものが見えた。
　
　ツンだった。
　
　すぐさまクルマを止めて、駆け出す。
　ツンも、左右にふらつきながら歩み寄ってきた。
　
(　＾ω＾)「ツン！」
　
　よかった。
　全て、思惑どおりに事が進んでいた。
　
　ツンを抱きしめる。
　よく頑張ってくれた、と声をかけた。
　
ξ；ﾟ⊿ﾟ)ξ「内藤は？体調、大丈夫なの？」
　
(　＾ω＾)「大丈夫だお。でも、急がないといけないお」
　
　もう日が傾き始めている。
　幾許も、時間は残されていない。
　
　クルマの助手席にツンを乗せて、すぐに走り出した。
　とにかく北上し、山へ。
　光の少ないところへ。
　
　どこを走っているのかも分からなかったが、ひたすら山だけを見据えていた。
　体調は問題ない。しかし、いつまで続くか。
　ツンの力が、いつまで及ぶか。
　
　信号待ちの間、ツンの表情を確かめる。
　決して顔色が悪いわけではないが、不安に駆られているのか、表情は冴えない。
　だが、ツンもこちらを見て目が合うと、普段はあまり見せない笑みが浮かんだ。
　
ξ*ﾟーﾟ)ξ「本当に、よかった。また会えて」
　
(　＾ω＾)「今日のこと、ちゃんと書けたかお？」
　
ξ*ﾟーﾟ)ξ「うん。しっかりイメージできたから、大丈夫だよ」

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