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( ^ω^) 2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです

91名も無きAAのようです:2012/11/23(金) 04:11:11 ID:HtPnMyH.0
その晩、女は夏草の茂る草原で星を仰いだ。

o川*゚ー゚)o「……見えない」

街の明りは星々の命を殺していた。
女の目の前から星々が次第に消えていく。

o川*゚ー゚)o「ん……」

女は星に手を伸ばす。
すると、右手に柔らかな温かみを感じた。

掌の上には星が一つ、ふわりと浮かんでいた。

小さな輝きを見つめ、女はこう言った。

o川*゚ー゚)o「あの人が言ったの。私たちは星を忘れてしまったって」

星は黙って聞いている。何か考えているようだった。
女は、再び言葉を発する。

o川*゚ー゚)o「悲しい?」

女の問いに対して、星は一言だけ答えた。

「それは君たちが決める事だよ」

.


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