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( ^ω^) 2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
30
:
名も無きAAのようです
:2012/11/23(金) 01:12:01 ID:TCZ108Zc0
鎖、八個の鎖とビロードの手首にぴったりの輪、手錠。
ビロードの首にぴったりの赤い首輪、もちろん鎖でつないで引っ張れるようになってる、持ち手の輪も赤。
そっと、ゆっくり、あっさり、パチリ、カチリ。
できた。
子供のように眠るビロードと、それに手錠をして首輪をつけて、笑っている私。
引っ張ることは許されない、首を絞めることも許されない。
でも私はこうして、彼を繋ぐだけで、とても安心する。
繋いでるだけでいい、その持ち手を私が握ってるだけで充分。
穏やかに眠るお前を持ってるだけでいい、それだけで満たされる。
(*‘ω‘ *) 「似合ってるっぽ。やっぱりビロードには赤が似合うっぽ」
似合ってる、本当にこれは似合ってる。
白い肌、黒い髪、純粋無垢な顔、女性のような骨格、赤い首輪と鉄の手錠。
最高に、まさにビロードだと、確信してしまう。
(*‘ω‘ *) 「よっこいしょっと」
ビロードを抱えて、ソファーに寝かせる。
本当に軽いが、身長も体重もしっかり記録してある。
体に異常はない、ただ私の筋肉とこいつの痩せっぷりのせいだ。
白いソファーに白いビロード、赤い首輪。
このまま裸で寝させたら間違いなく風邪を引く。
ピンク色の毛布をベットから取って、肩までかけてやる。
これで私はかがまなくてもビロードをじっくり見ることができる。
可愛いビロードをずっと見てられる。
世の中の高校生がどう考えてるか知らないが、私は早く大人になりたい。
早く、ビロードと結ばれたい。
でもそうもいかない、社会はそんなに簡単に上手くはいかない。
だからその時を充分な環境を待っている、待ちきれないからこうしている。
(*‘ω‘ *) 「ビロード・・・愛してるっぽ、誰よりもお前を愛してるっぽ、愛してるっぽ」
(*‘ω‘ *) 「私は待ってるっぽ、その時が来るまで待ち続けてるっぽ」
(*‘ω‘ *) 「全部予定通り進めば、きっと私たちはもっと幸せになれるっぽ」
(*‘ω‘ *) 「ねぇ・・・愛してるって、言って欲しいっぽ」
無理な注文だ、少なくとも今は。
愛してくれと言える環境じゃない、でも愛してるとは言える。
不思議な関係、この一瞬だけの、不思議な環境。
コンコン
聞きなれたノックの音。
私の部屋のドアの音。
軽い、ノックの音は一人だけ。
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