したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

( ^ω^) 2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです

240名も無きAAのようです:2012/11/24(土) 11:54:05 ID:u/2Xswb20


ξ゚⊿゚)ξ「綺麗な瞳ね。隣、いいかしら?」

こくりと頷いたのがわかったので、静かに腰を降ろした。
男の子と同じようにして、上を見上げる。
星は家の前で見たときよりもずっと輝いて見える。

どれくらい経っただろうか。

ふいに夜空に吸い込まれてしまいそうな気がして、気が付く。
一瞬だったかもしれないし、30分はそうしていたような気もする。
星のような男の子は、変わらず私の隣にいた。

ξ゚⊿゚)ξ「あの星、とても強く光ってるわ」

なんていうのかしら、小さく呟く。

( ^ω^)「フォーマルハウト」

じっと黙って星を見つめていた男の子が、口を開いた。

ξ゚⊿゚)ξ「フォーマルハウト……」

( ^ω^)「だお」

どうやら、そういう名前らしい。
初めて聞く言葉だ。
男の子の言葉は、止まらない。

( ^ω^)「秋の一つ星。地球から見て、16番目に明るい恒星だお」

ξ゚⊿゚)ξ「恒星?」

( ^ω^)「太陽みたいに、自分で光を出して輝く星のこと」

やっぱり、星みたいな男の子だ。

ξ゚⊿゚)ξ「詳しいのね」

男の子はその白髪をふるふると振った。

( ^ω^)「お父さんの受け売り。僕は、星が好きなだけだお」

ξ゚⊿゚)ξ「そうなんだ」

だから、こんな時間に(といっても時計を確認してないから
何時かはわからないんだけど)外に出ていたんだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板