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( ^ω^)2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
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( ^ω^)ラノベ祭り投下及び報告スレだお
開催期間
11月18日(日)0時〜25日(日)23時59分
スレ立てを行った作品については、
作品URL
作品名
使用した絵のURL(任意)
以上のテンプレを使用して投下報告を行うこと
これがなければラノベ参加作品と見なされない
絵のURLについては、RESTさんのところからhを抜いて記載してくれればおk
スレタイに【ラノベ祭り】などの記載をするかは任意(宣伝効果はあるかもわからんね)
次スレは>>950を踏んだ人が立ててくれ
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1348068145/
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乙、リズムがあって詩みたいで良いな
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乙乙!
こういうの新しいなぁ…
オオカミって、この後なにかあるような終わり方…
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素敵だな
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息抜きで書いたから凄い短いけど投下
( ^ω^)なんだこいつ、のようです
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/61.jpg
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/62.jpg
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/63.jpg
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カランコロン
ドアベルの音が耳に心地よい。
仕事で疲れた時にここに来ると癒される。
(´・ω・`)「やあ。ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。」
マスターがいつものセリフで迎えてくれる。
このバーボンハウスはマスター一人で切り盛りしている、こじんまりとしたバーだ。
シックな雰囲気にジャズが心に沁みる。店内にはカウンター席が十程しかないが、それさえこの雰囲気と落ち着く空間の演出に思えてならない。
いつもの席である左から四番目の席に着こうとしたときだ。
そいつに気付いたのは。
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('A`)「おう、あんちゃんも一人かい?」
セリフだけ聞けば、一人酒を楽しんでいる男のもの。
しかし、そいつの外見は奇抜だった。
( ^ω^)「なんでパンツ被ってんだよ」
そいつは縞パンを頭に被り、それだけでは飽き足らず、縞ブラまで被っている。
なんだこいつは。いやまじで、なんだよこいつ。
('A`)「はは、いきなり痛いとこ突かれちまったな」
( ^ω^)「だからなんでパンツ被ってんだよ」
('A`)「んー、それはね……ひみつ、かな」
目の前のパンツマンは、優雅にテキーラのグラスを傾けウインクしてきた。
次の瞬間、目の前のパンツマンは吹っ飛んでいた。
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(´・ω・`)「いやー、昨日はびっくりしたよ。まさか君が人を殴るなんて、さ」
( 'ω`)「申し訳ないですお。ついカッとなったみたいで」
(´・ω・`)「ははは、そんなに謝らなくても大丈夫さ。あの人も大丈夫っていってたし」
( 'ω`)「それでも申し訳ない気持ちで一杯なんですお」
昨日、パンツマンのあまりのウザさについ手が出てしまった。
正直パンツマンに対して謝罪の気持ちは一切ないが、店内で暴力を振ってしまったことが悔やまれる。
('A`)「そうだぜ、マスターの言うとおり俺は全く気にしちゃあいねぇよ」
カランコロンと音を立てて入ってきたのは、昨日のパンツマン。
いや昨日とは少し違う。
( ^ω^)「おい、パンツ変わってんぞ」
昨日は縞パンだったのに対して、今日はピンクのレース付き。
こいつおかしいだろ、jk
(´・ω・`)「やあ。ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。」
いやなに普通にもてなしてんだよ、マスター。
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('A`)「どうも、マスター」
お前も普通に座ってんじゃねーよ。
('A`)「ああそうだった。どうして俺がこんな格好してるかだよな、若いの」
あぁ、昨日の質問か。僕はそんなことよりあなたを通報したいです。
('A`)「まあ、聞いてくれ。これな、宗教なんだ」
( ^ω^)「ふざけたこと言ってと、もっかいぶっ飛ばすお」
('A`)「嘘じゃねーよ、世の中おまえさんが信じられないような宗教なんて五万とあるさ」
(´・ω・`)「そうだよ。宗教なら仕方ないんじゃないかな」
黙れよ、しょぼくれ眉毛。
( ^ω^)「じゃあ、そのパンツは下着泥棒とかじゃなく買ったんだおね」
('A`)「なんだい、俺が下着泥棒だと思ってたのかい。残念ながらこれは買ったやつさ」
こいつと話していると頭が痛くなってきた。今日はもう帰ろうか。
そう思って立ち上がるとパンツマンから呼び止められた。
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('A`)「ちょい待ちな。」
( ^ω^)「なんだお」
('A`)「これ、あんたにやるよ。あんたには何かしら縁を感じるぜ」
手渡されたのはパンツとブラのセット。黒に白レース。
そして僕は気が付いた。
( ^ω^)「なんで買ったもんに名前が書いてあんだよ」
そこには丸っこい字で"渡辺"と書いてあった。
もうなにを迷うことがあろうか。
僕は素早く携帯を取り出し、110とプッシュした。
(´・ω・`)「いやぁ、この間は凄かったね。まさかあの人が下着泥棒で、その下着を裏で売っていただなんて。
普通の人ぽかったのに。世の中どんな人が悪さしてるか分かんないもんだね」
( ^ω^)「それはねーよ」
終わり
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面白かった、あの絵からこんなストーリー考えつくなんて
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なんだこれwwww
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ショボンアホスwww
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これはひどいw
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>>211
こんな綺麗な話に書いてくれてありがとおおお!
若干絶望感? の残るラストもとっても好みです
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ひっそりと投下します
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川 ゚ -゚)「今日も来てやったぞドクオ」
(;'A`)「うお…毎回飽きないなお前は」
川 ゚ -゚)「ふふん、お絵かき大好き幼女クーちゃんと呼ばれていた私だ
色彩には多少敏感なんだよ」
川 ゚ -゚)「今日こそお前に『色』をつけてみせる」
('A`)「そうは言ってもなー…俺が白黒だなんて、今更だぞ」
川 ゚ -゚)「色があふれるこの世界で、実在する人間に色がついてなかったら、気になるだろう」
('A`)「俺多分、ちゃんとした人間じゃないし」
川 ゚ -゚)「確かに、私以外にお前は見えていないからな」
川 ゚ -゚)「でもそんなことはいい、私の気がおさまらない」
(;'A`)「物好きな奴だよ本当に…」
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川 ゚ -゚)「とりあえず今日はペンキを大量に購入してきた」
('A`)「まさか今日トラックがあったってことは…」
川 ゚ -゚)「限界まで積み込んでみたぞ」
('A`)「うわぁ、屋根までぎっちり!」
川 ゚ -゚)「日本の伝統的な色を集めてきたんだ」
('A`)「…あれ?日本で名前がついてる色の数って」
川 ゚ -゚)「465色ぐらいだな」
(;'A`)「なんで集めちゃったんだよ…」
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支援
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ふむ 支援
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川 ゚ -゚)「この茄子紺とか、桑の実色とかお前に合いそうだ」
('A`)「おいやめろ、バケツを持ってこっちにくるな
振り上げるな、ぶっかけるnギャボロフ!!」ドバチャッ
川 ゚ -゚)「む…またスーツの色に吸収されてしまった…」
('A`)「スーツ大惨事なんすけど」
川 ゚ -゚)「まあいい。次、肉色いくぞ」
(;'A`)「全部試すつもりか!?溺れ死nゴボギャボ!」ドベチャッ
川 ゚ -゚)「全部黒色になった」
( A )サムイ シヌ
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川 ゚ -゚)「今日はクレヨンだ」
('A`)「ああ、この前と比べたら可愛いもんだな」
川 ゚ -゚)「驚くなかれ、今回は500色だ」
(;'A`)「文房具会社、頑張りすぎだよぉ…」
川 ゚ -゚)「面白い名前の色が多いから塗りがいがあるよ」
川 ゚ -゚)「とりあえず『朝日を浴びるなすび』を使おう」
('A`)「お前はそんなに俺を茄子にしたいのか」
川 ゚ -゚)ヌリヌリ
川 ゚ -゚)「…力が足りないみたいだな」グリグリ
(;'A`)「痛い痛い!押しつけ過ぎだって」
川 ゚ -゚)「全部やったのに、色がつかない…」
(;'A`)「すっげぇ甘ったるいにおいだけが残ったわ」
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日本の伝統色の名前良いよね支援
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支援
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川 ゚ -゚)「今日はちょっと趣向を変えてみた」
('A`)「なんだこれ、タイル…?」
川 ゚ -゚)「モザイク画って知っているか」
('A`)「知ってるぞ、いろんな色のタイルとか貝とかを物に、はめ込んでつくる絵のことだろ」
川 ゚ -゚)「うん、その通りだ」
('A`)
('A`)「そうか俺は死ぬのか」
川 ゚ -゚)「安心しろスーツだけにくっつけるから」
('A`)「何も安心できねぇよ」
川 ゚ -゚)「…見事に黒いタイルになってしまった」
(;'A`)「ちょ…重…これ重い…!」
川 ゚ -゚)「ぱっと見、鎧みたいだ」
(;'A`)「見てないで助けろ…つぶれる!」
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茄子ww
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タイルwww
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スーツすげぇ
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川 ゚ -゚)「今日は刺しゅう糸を持ってきた」
('A`)「フランケンには、なりたくないです」
川 ゚ -゚)「スーツに縫うんだよ。ほらそのくたびれたのを貸せ」
('A`)「へいへい」
川 ゚ -゚)「…前から思ってたが、お前貧相な体してるな」
(;'A`)「余計なおせわだよ」
川 ゚ -゚)「ふむ…何を縫おうかな…
ドクオ、お前猫と犬どっちが好きだ」
('A`)「俺、鳥派なんだ」
川 ゚ -゚)「そうか、なら鷲を縫ってやろう」
('A`)「お前結構多芸だよな」
川 ゚ -゚)「く…私のモンゴルでの生活が役に立つと思ったのに…!」
('A`)「黒一色なのに、やたら芸術的なスーツにされてしまった」
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クー何者wwww
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モンゴルwwww
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川 ゚ -゚)「紙粘土だ」
('A`)「久々に大量購入したのを見た」
川 ゚ -゚)「そしてこっちが、この前のペンキの余りだ」
('A`)「全部使い切ったんじゃなかったのかよ…」
川 ゚ -゚)「二つを混ぜると45色ぐらいになる」
('A`)「ほうほう」
川 ゚ -゚)「これをお前に張り付けよう」
(;'A`)「待て待て、なんで顔につけようとしてるんだ」
川 ゚ -゚)「…スーツだけじゃだめなのかと思って」
(;'A`)「手を休めて!俺はまだ死にたくな…」
川 ゚ -゚)「黒い卵みたいになった」
チーン( A )←窒息中
-
川 ゚ -゚)「今日はカラーサンドなるものを、買ってきた」
('A`)「えぇ…もう予想つくじゃん…」
川 ゚ -゚)「今回は寒色系でそろえたから、そんなに色は多くない」
(;'A`)「どうすんだよ、またボンドでくっつけるつもりか?」
川 ゚ -゚)「いや、これを飲んでもらおう」
('A`)
川 ゚ -゚)「内側から色がつくかもしれない」
(;'A`)「憶測で人の命軽んじないでくれる!?」
川 ゚ -゚)「一番細かくて水になじむ物を買ったから大丈夫なはずだ」
(;'A`)「いやあああ!やめてえええ!」
川 ゚ -゚)「ドクオに触れた瞬間から、色が黒になったから、駄目かなと思った」
(; A )「なら…飲ますな…ゴフッ!」
-
*****
川 ゚ -゚)「うーん…どうしても色がつかないな…」
(;'A`)「もう諦めろよ…俺は別に色がなくてもいいからさ」
川 ゚ -゚)「いや、私が納得いかない。お前に色をつけたい」
('A`)「…でも色の素材は、あらかた出尽くしただろ」
川 ゚ -゚)「そうなんだよ…」
川 ゚ -゚)「仕方がない。明日は、私の師匠に教えを請うか…」
('A`)「師匠?」
川 ゚ -゚)「私に絵を教えてくれている人だ」
-
支援
-
('A`)「おお…お前、俺以外に人と交流があったのか」
('A`)「2年近く、毎日俺のところに来るから、友達みたい人がいないのかと」
川 ゚ -゚)「失礼な、ちゃんと周りと付き合いはある」
川 ゚ -゚)「ここには、来たいから来ているわけで」
(;'A`)「そんなに色をつけたいのかよ」
川 ゚ -゚)「…とにかく明日こそ、お前に色をつけてやるからな」
(;'A`)「妙なことは教わってくるなよ…」
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川 ゚ -゚)「むぅ…」
('A`)「なんだ、浮かない顔して」
川 ゚ -゚)「色の付け方を師匠に聞いてきたんだがな」
(;'A`)「あぁ…」
川 ゚ -゚)「今までの考えに少しもなかったものだから、意表をつかれた」
(;'A`)「やだどうしよう、俺の心臓めっちゃ鳴ってる」
川 ゚ -゚)「…まあいいか」
川 ゚ -゚)「ドクオ」
(;'A`)「なんだよ」
川 )A`)チュッ
('A`)
(;'A`)「うおおおおおおっ!?」
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川 ゚ -゚)「人に色をつけたいと言ったら、『照れさせるのが一番よ!』と、師匠に言われてな…」
川 ゚ -゚)「感情方面で色をつけるなんて、考えたこともなかったな…」
(;'A`)「おま…それだけの、ために…!」
川 ゚ -゚)「…言ってなかったが、私だって、どうでもいい男のところに
わざわざ2年間も通い続けはしないんだ」
川 ゚ -゚)「まぁ『色をつけてやる』という意地もあったけど」
(;'A`)「…それは、まさか」
川 ゚ -゚)「あぁ、そうだよ」
川 ゚ -゚)「ドクオ、お前が好きだ」
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(; A )「…」
川 ゚ -゚)「はじめに会った時は、暗い顔で辛気臭かったからな、
色でもついたら、お前の笑顔でもみれるかと思って」
(; A )「なんだそりゃ」
川 ゚ -゚)「お絵かき大好き幼女だったって言っただろう
絵には感情を揺さぶる力がある
色があるから、より一層感情を表せると信じてたんだ」
川 ゚ -゚)「今思えば、モノクロで表現される絵もあるから、全部がそうと、本当は言えないんだがな。
それでも、色さえつけば、ドクオは笑ってくれると…」
川 ゚ -゚)「…ふふ、短絡的な考えだったかな」
( A )「…あぁ、かなり」
( A )「でも、お前は俺なんかに構う物好きな奴だったからな
その言い分も納得だよ」
川 ゚ -゚)「言ってくれるじゃないか……ん?」
( A )「何か?」
川 ゚ ー゚)「…さすが師匠だ、やったかいがあったよ」
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お前の顔『赤』に染まったな
…うっさい
おわり
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No.1のこちらの絵を使わせていただきました
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/1.jpg
ちなみに出てきた色は実際にあるものです
ありがとうございました
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乙乙!
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乙!
何故かこっちが照れたwww
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おおお、またNO.1か!
こういう発想も面白いなぁ
おつー
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おつ! 軽快だ
壁|ω・`) ところで他に投下する人いなかったらしたい
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したい?
違うだろ!「投下する」と言え!
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すまん、ありがとう
では投下します
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wktk
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ある晩の、ある物語です。
大きな月を前に、柔らかな耳を持った男が立っています。
赤いマフラーと黒い装束が似合っておりました。
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/106.png
( `ー´)「ふふ……赤い月。
俺様に相応しい夜だぜ」
( `ー´)「この、月夜の番人ネーノ様にな!」
( `ー´)「はーっはっはっはっはhh(^ω^ )「ブーン!!」ドグァ
(;`ー´)「ぐっほぅ!?」
おやおや、何かがネーノにぶちあたりました。
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/112.jpg
小さく柔らかそうな物体でしたが、なかなかの速度でぶち当たったので、ネーノは痛そうです。
その物体を、ひょいとつまみあげました。
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( `ー´)「てっ……てめぇ、ホライゾン! またか!」
( ^ω^)「お!? ネーノさま!
はっ、ブーン、つい楽しくてまたハイスピードで……」
(#`ー´)「いい加減にしろ、お前は! 俺様の式神という自覚を持て!」
( ´ω`)「お……すみませんお……」
( `ー´)「……ふん、まあいい。そろそろ奴と決着をつける刻限だ。
行くぜ、……ブーン」
( ^ω^)「はいお!」
赤いマフラーをなびかせ、ネーノは地上へと降りてゆきます。
その装束の端に、ブーンと呼んだ小さな人形をくっつけて。
.
-
その頃、地上のある墓地で。
( ∵) ゴエエエ
( ∴) ゴエエエ
黒い十字架に囲まれ、怪しげな蝙蝠たちが飛んでいました。
それらと月を背景に、黒いスーツとマント、シルクハットを被った男が立っていました。
顔には傷があり、その耳はふさふさとしております。
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/113.jpg
( ФωФ)「クク……いい夜ではないか。
我輩に相応しい、美しき月夜の晩である」
( ФωФ)「傷目の吸血鬼、ロマネスクに!」
( ФωФ)「ふはははははははhげっほごほごえええ」
むせました。
蝙蝠たちが心配そうに、羽で背中を叩きます。
-
( ФωФ)「すまぬ、ビコーズ、ゼアフォー……」
( `ー´)「はははっ! ざまぁネーなロマネスク!」
( ФωФ)「貴様、ネーノ!」
そこに、空からネーノが降りてきました。
びしりと指をさして宣言します。
( `ー´)「今日が決着の時!」
( ФωФ)「いいだろう、勝負をつけてやる!」
負けじとロマネスクも宣言します。
( ФωФ)「我輩の勝利でな!」
こうして、勝負は幕を開けたのでした。
.
-
しゅっ
クナイが飛びます。
ごうっ
風が呻ります。
( `ー´)「たああああっ」
( ФωФ)「はああああっ」
気合の声が木霊し、光と轟音が辺りに満ちます。
そして。
( ∵) ゴエ
( ^ω^)「お? くれるのかお。ありがとだお」
( ∴) ゴエ
奇妙な人形と蝙蝠たちは、仲良くお茶を飲んでいました。
-
(#`ー´)「てめえ使い魔にどういう教育してんだあああ!」
(#ФωФ)「それは貴様の式神もだろうがあああ!」
( `ー´)「てめえに言われる筋合いはネー!」
( ФωФ)「ブーメラン乙w」
( `ー´)「っせえ! 何が傷目の吸血鬼だよ!
ちっさい頃ひっかかれて、消毒液が怖くて放置した結果だろうが! 傷目(笑)」
( ФωФ)「んな、貴様、幼少の頃の話を持ち出すとは……!
貴様こそ、番人などと言いつつ、未だ幼少の頃の位のままであろうが! 番人(笑)」
(#`ー´)「何だと!?」
(#ФωФ)「ああん!?」
-
おやおや、闘いは罵り合いに発展してしまいました。
その頃、式神と使い魔はというと、
( ^ω^)「あ、煎餅貰ったのあげるお」
( ∴) アリガト
( ∵) ヘイワ
すっかりとくつろいでいたのでした。
もう一度主人たちを見てみますと、
(#`ー´)「ロマのマヌケ」
(#ФωФ)「ネーノのウスノロ」
(#`ー´)「ばーかばーか」
(#ФωФ)「あーほあーほ」
罵り合いではなく、小学生以下の口喧嘩になっていました。
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( `ー´)「はあはあ」
( ФωФ)「ふうふう」
( ^ω^)「うまいおー」
( ∵) センベエウマイ ( ∴)
( `ー´)「…………」( ФωФ)
( `ー´)「……きょ、今日はこれくらいにしてやらあ」
( ФωФ)「ふ、ふん、命拾いしたであるな」
( ^ω^)「あ、終わりましたかお」
( ∵) オツカレサマ
( ∴) キョウハヤイ
-
( ФωФ)「はあ……喉が渇いたのである。至急AB型の若い血を持ってくるのである」
( `ー´)「俺様も疲れたぜ。おい、生きのいい精気、液状で持って来い」
(;^ω^)「ちょ、今からとか大変だお!」
( ∵) ブーブー
( ∴) ツカイマツカイアライ
( `ー´)「口答えしてんじゃネーノ! さっさと行って来い!」
( ФωФ)「至急と言ったら至急である!」
( ;ω;)「うわああああんっ」
(;∵) ゴエエエエ (∴;)
( `ー´)「まったく、式神教育も大変だぜ……」
( ФωФ)「うむ、厳しくせねばな」
こうしていつもの通り、二人の壮絶な闘いは幕を閉じたのです。
式神と使い魔も、いつも通りほのぼのした後、こき使われておりました。
この後、主人たちがグレープジュースとトマトジュースを口に含み、吹き出したのは別のお話。
.
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( `ー´)月夜のばんに、のようです( ФωФ)
おわり
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オチがかわいいw
乙
-
ブーンとビコーズに和むわー
-
( `ー´)月夜のばんに、のようです( ФωФ)
>>264-273
使用作品
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/106.png
(ラノベ祭り作品No.106)
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/112.jpg
(ラノベ祭り作品No.112)
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/113.jpg
(ラノベ祭り作品No.113)
ありがとうございました!
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またかわいらしいのが…
おつ!
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ほのぼのイイ!
乙!
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ほのぼの可愛かった乙
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今更抜け発見268と269の間に
(#ФωФ)「待てい! 茶など出してやる必要なかろうが!」
(#`ー´)「お前も飲んでんじゃネー!!」
( ^ω^)「だって暇だお」
( ∵) ヒマ ( ∴)
を脳内補完お願いしやすorz
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投下します
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lw´‐ _‐ノv
皆の衆おはようこんにちはこんばんはごきげんようはじめまして
私の名前は素直シュール 素直の素に、素直の直で素直シュール
この世の悪を殺菌するため、一人で便利屋を営んでいる
lw´‐ _‐ノv モグモグ
今日も今日とて、いつもの茶屋でおにぎりをもぐもぐ
季節は春、変質者も多いこの時期は様々な依頼が来る、油断はならない
桜が舞い散る中、愛刀のシューちゃん丸を片手にお客を待つ日々である
桜舞い散り過ぎて花びらが口の中に入った 春ファック
从 ゚∀从 ・・失礼 アンタがシューって奴かい?
ザッ
lw´‐ _‐ノv む? なんだい、君は
从 ゚∀从 仕事の依頼をしにきたんだが・・
lw´‐ _‐ノv !
桜をペッペッしている隙に早速仕事が舞い込んできた
ふふ、なんだか今日の依頼者は懐が暖かそうだぞ
どうでもいいが依頼者とイライジャ・ウッドって似ているな 何してんだろイライジャ・ウッド
lw´‐ _‐ノv便利屋シューちゃんと愛刀シューちゃん丸の冒険のようです
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/3.jpg
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さくらなんか食べちゃえよ支援
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lw´‐ _‐ノv (うーん似てる・・ 似てるぞイライジャ・ウッド・・ 依頼者・・ 依頼者・ウッド・・)
从 ゚∀从 それでだな・・ 早速だが、仕事の内容は・・
lw´‐ _‐ノv (イライジャ・ウッドって名前、覚えやすいよな ロード・オブ・ザ・リングのアレでしか見たこと無いのに凄いよな)
从 ゚∀从 ・・・・で、その護衛なんだが、問題は・・
lw´‐ _‐ノv (ん? いや待てよ・・ なんか家族がスパイのコメディ映画で・・ 一瞬だけ出てきていた様な・・ なんだっけ・・)
lw´‐ _‐ノv (うーん いや思い出せんな まぁ至極微妙な映画だった気がするからいいか・・)
从 ゚∀从 ・・で、ちとそこが不安で・・・・
lw´‐ _‐ノv (いやしかし癪だな・・ なんだっけかなー シリーズものだった気がするんだけどなぁ スパイ・・)
从 ゚∀从 ・・・・ってわけなんだが、どうだ 頼めるか?
lw´‐ _‐ノv ・・・・・・
从 ゚∀从 ・・・・・・
lw´‐ _‐ノv あ
从 ゚∀从 え?
lw´‐ _‐ノv スパイ・キッズ3だ
从 ゚∀从 は?
-
从 ゚∀从 な、何の話だ?
lw´‐ _‐ノv え? イライジャ・ウッドの話だけど・・
从 ゚∀从 イライジャ・ウッド・・? 誰だそれ・・
lw´‐ _‐ノv え? イライジャ・ウッドしらんの?
从 ゚∀从 知らんけど・・
lw´‐ _‐ノv マジかよ・・ 君、イライジャ・ウッド知らんのか 同じ人間とは思えんぞ
从 ゚∀从 話が飲み込めんのだが・・
lw´‐ _‐ノv ほら、ロード・オブ・ザ・リングってあったじゃん あのホビットの、ほら
从 ゚∀从 ホ、ホビット?
lw´‐ _‐ノv ほら! あの小さい種族のさ! なんか居たじゃん! 主人公の!
从 ゚∀从 ・・? いや、ロード・オブ・ザ・リング知らないんだ、すまん
lw´‐ _‐ノv !? 知らんの!? マジかよぉ〜・・ 話して損した・・ イライジャ・ウッド知らん依頼者・ウッドとかやる気なくす・・
从 ゚∀从 す、すまん 今度視るよ ・・で、それがどうしたんだ
lw´‐ _‐ノv いいよ、もうどうでもいい・・
从 ゚∀从 はぁ・・
-
みてるよ支援
-
从 ゚∀从 で、その・・ 話戻していいか
lw´‐ _‐ノv え? 話って・・ 何の?
从;゚∀从 だから仕事! 仕事の話!
lw´‐ _‐ノv 仕事? 仕事って・・ イライジャ・ウッドの? それともイライジャ・ウッドが演じてるホビットの?
从;゚∀从 いやイライジャ・ウッドはもういいよ! 仕事の依頼の話をしたいんだよ!!
lw´‐ _‐ノv あー・・ そっちか
从 ゚∀从 そっちだよ・・
lw´‐ _‐ノv イライジャ・ウッドに興味ないの?
从 ゚∀从 興味無いよ・・ びっくりするほど興味無いよ・・
lw´‐ _‐ノv 私はあるのに・・
从 ゚∀从 そ、そう・・
lw´‐ _‐ノv ああ・・
从 ゚∀从 ・・・・・・
lw´‐ _‐ノv ・・・・・・
从 ゚∀从 そろそろ話していいかな・・
lw´‐ _‐ノv どうぞ
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从 ゚∀从 で、仕事の内容ってのは俺の護衛なんだが
lw´‐ _‐ノv ふむ、君の護衛か
从 ゚∀从 ああ アンタはそんな幼いナリでも腕が立つって評判だからな、是非頼みたいんだ 金ははずむぜ
lw´‐ _‐ノv ああ、それなら構わない 引き受けよう
从 ゚∀从 そ、そうか! 恩にきる!
lw´‐ _‐ノv そういえばイライジャさんの名前を聞いてなかったね、名前はなんていうんだい?
从 ゚∀从 え? イライジャ?
lw´‐ _‐ノv は?
从 ゚∀从 え?
-
lw´‐ _‐ノv イラ・・ 何?
从 ゚∀从 え? いや、今「イライジャさんの〜」って・・
lw´‐ _‐ノv は? 「依頼者」って言ったんだけど
从;゚∀从 え、え? そう?
lw´‐ _‐ノv 君の名前だよ! 「イライジャさんの名前は〜」ってイライジャ・ウッドはイライジャ・ウッドに決まってんだろ!
他に何があるってんだ! イライジャ・ウッドが世を忍ぶ仮の名だとでも言うのか!
从;゚∀从 す、すまん・・ ちょっと気が抜けてたみたいだ・・
lw´‐ _‐ノv 全く、話の腰を折らんでもらいたいな! こっちは真面目に聞いているというのに! ぷんすか!!
从;゚∀从 悪かったって・・ 聞き間違えただけだよ・・
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lw´‐ _‐ノv ・・あれ? もしかして
从 ゚∀从 な、なんだ
lw´‐ _‐ノv 本当はイライジャ・ウッドに興味あるんじゃ・・
从 ゚∀从 いや無いけど・・ どうでもいいよ・・
lw´‐ _‐ノv あぁ、そう・・ まぁいい 気を取り直してっと・・ 君の名前は?
从 ゚∀从 あぁ・・ 俺の名前はハイン、ハインリッヒ高岡だ よろしく頼むぜ
lw´‐ _‐ノv ハインか、いい名前だね
从 ゚∀从 そうか、ありがとう
lw´‐ _‐ノv で、護衛のイライって、詳しくはどんな内容のイライジャ?
从 ゚∀从 は? イライジャ?
lw´‐ _‐ノv え?
从 ゚∀从 ん?
-
支援
-
lw´‐ _‐ノv 何?
从 ゚∀从 え? いや、だからまた・・ 「どんな内容のイライジャ」って・・
lw´‐ _‐ノv はっ・・? 「どんな内容の依頼?」って聞いたんだけど
从;゚∀从 いや、でも確かに・・
lw´‐ _‐ノv 君の依頼内容に決まってんだろ! だからイライジャはイライジャに決まってんだろ!
この世にどんな種類のイライジャがいるってんだよ! イライジャ・ウッドは世界で一人だろうが!!
从;゚∀从 わ、分かったって・・! すまん・・ 俺の聞き間違いだよ・・
lw´‐ _‐ノv さっきからなんだってんだ全くッ! 話の腰折りまくって!
腰が骨折しまくって脊髄損傷してるよ! ぷんすかぷん!!
从;゚∀从 だからごめんって・・ もう折らないから・・
-
lw´‐ _‐ノv で、どんな内容だって?
从 ゚∀从 ああ・・ 実は地獄峠をこえて向こうの村に行きたいんだ
lw´‐ _‐ノv ほう あの盗賊が出没しまくるという地獄峠か
从 ゚∀从 そうなんだ 女の一人旅じゃとてもじゃないがこえられん
lw´‐ _‐ノv なるほど、そういうイライジャ〜 そういうイライジャったら何の問題もないぞ、任せろ
从 ゚∀从 ・・・・・・
lw´‐ _‐ノv ・・・・・・
从 ゚∀从
lw´‐ _‐ノv
lw´#‐ _‐ノv おい! なんで無視するんだよ!?
从;゚∀从 え!?
-
lw´#‐ _‐ノv どうして何の返答もしないんだ君! こっちが話かけたら返せよ!
キャッチボールってそういうんもんだろ!?
从;゚∀从 いや、話の腰おらない方がいいのかなって・・
lw´‐ _‐ノv は!? 今の返答してなんで腰おるの!? 返さないことでコシ折ってますけど!?
さっきから腰がもう腰じゃなくなってますけど!? もはや腰と言う名の蛇腹状のなにかですけど!?
从;゚∀从 だってイライジャって聞こえた気がしたから・・
lw´‐ _‐ノv 今のは言いましたよ!? イライジャって言いましたよ!? 二回もイライジャかましましたけど!?
从;゚∀从 お前もう面倒臭いな! イライジャかましたのかかましてないのか判断つかないよ!!
lw´‐ _‐ノv かます時はかますよ! カマシライジャだよ! ちゃんと気をつけてよそこんとこ! ぷんすかぷんぷんぷん!!
从;゚∀从 しらねーよ!!
-
lw´‐ _‐ノv もうっ、ほんと気をつけてくれよな・・ じゃ、早速行くか
从 ゚∀从 え!? もうか!?
lw´‐ _‐ノv この程度朝飯前だ とっとと行こう
从 ゚∀从 そうか! 頼もしいな!
lw´‐ _‐ノv さしずめ、君がイライジャ演じるフロド、そして私が君をサポートするサムって所かな
从 ゚∀从 ・・・・あ、そうだね そんな感じだね
lw´‐ _‐ノv え? 君、ロード・オブ・ザ・リング見てないんでしょ? 「そんな感じ」ってどんな感じ
从 ゚∀从 ・・え? いや、まぁ、なんつーか・・ うーん・・
lw´‐ _‐ノv 別に無理して話合わせなくていいよ 逆にそういうのイライラするし
从 ゚∀从 あ、うん・・
lw´‐ _‐ノv ほんっとイライジャする
从 ゚∀从
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv 今のカマシライジャ
从;゚∀从 (やべぇコイツ超めんどうくせぇ・・)
-
lw´‐ _‐ノv とにかく行こうか
从 ゚∀从 そうだな 行こうk・・ あれ?
lw´‐ _‐ノv む? どうした
从 ゚∀从 なんか裸足みたいだけどそれでいいのか?
lw´‐ _‐ノv ああ 裸足がポリシーでね
从 ゚∀从 大丈夫なのか?
lw´‐ _‐ノv ああ、慣れれば問題ない
从 ゚∀从 へー、そういうもんか
lw´‐ _‐ノv ホビット族も裸足で歩いてるからな
从 ゚∀从 そ、そうなんだ・・
lw´‐ _‐ノv とはいえ、例えばイガイガの栗、もしくはイライジャの栗とか踏んづけたら流石に痛いよ
从 ゚∀从
从 ゚∀从 カマシライジャ?
lw´‐ _‐ノv カマシライジャ
从 ゚∀从 うん・・
lw´‐ _‐ノv うん
-
イライジャいつまでひっぱんだよwwww
-
lw´‐ _‐ノv わかってきた?
从 ゚∀从 まぁ・・ うーん・・ ちょっとだけ
lw´‐ _‐ノv そうかそうか 良い感じ良い感じ
从 ゚∀从 そ、そうかな・・
lw´‐ _‐ノv じゃ、早速君のイライを遂行しにイコウジャライジャ
从 ゚∀从 ・・・・・・
lw´‐ _‐ノv ・・・・・・
从 ゚∀从
lw´‐ _‐ノv
从 ゚∀从
从 ゚∀从 腰は・・
lw´‐ _‐ノv 折れてないよ!
从 ゚∀从 そうか・・ そうか・・・・
-
そろそろイライジャがゲシュタルト崩壊
-
lw´‐ _‐ノv じゃ、今度こそ行こうか
从 ゚∀从 えー・・ なんか・・ なんかなぁー・・
lw´‐ _‐ノv ? どしたん
从 ゚∀从 いや、そのさ・・ 仕事・・
lw´‐ _‐ノv え? 何?
从 ゚∀从 やっぱこの仕事、なかったことにしてもらいたいっていうか・・
lw´‐ _‐ノv !? は!? 今更!? 何!? どういうこと!?
从 ゚∀从 だって面倒くさいし・・ なんかもういいや、他の人探すよ・・
lw´‐ _‐ノv 面倒くさいって何が!? 一度イライジャしたんなら最後まで突き通さライジャ!!
从;゚∀从 だからそこッ! そこが面倒臭いだよッ!! もういい、やっぱ無しね! そんじゃッ!!
lw´‐ _‐ノv !? 待ってよ、おい! ダニエルか!? ダニエル・ラドクリフなら良かったってのか!?
やっぱりハリー・ポッターの方がいいのか!? おおーい!! おおおおおおおおおおおい!! お・・
-
lw´‐ _‐ノv ・・・・・・
lw´‐ _‐ノv ハァ・・
逃走するハインを呆然と見ながら、また腰を下ろす
一度仕事の依頼をしておいてやっぱやめるとか意味わからん
どうしてこうも酷い依頼人が多いのだろう、今回も愛刀シューちゃん丸の出番が無かった
lw´‐ _‐ノv あ、桜・・ ペッペッ
桜の花びらがまた口の中に入った 春ファック
春ってのは嫌な季節だ、こうも私を憂鬱な気分にさせる
きっとハインとかいうのも、この時期に現れる変質者の一人だったんだろう
そう考えてみたら自分の着物も春っぽい柄で嫌になってきた
lw´‐ _‐ノv 春とかマジでキライジャ・ウッド
おあとがよろしい感じがするのでここでお別れしよう
え? よろしくない? よろしいよ、よろしまくりだよ
これでよろしくないっていうなら世間の何がよろしいっていうんだよ、ぶっ殺すぞ
それでは皆の衆またいつか、別の仕事であいまみえよう
-おわりぁ-
-
おわりです
途中でイライジャ・ウッドの絵も使おうと思ったのですが、restさんを隈なく探してもイライジャ・ウッドの絵がありませんでした
クリント・イーストウッドならもしや、と思ってもそっちの絵もありませんでした 残念で仕方がありません、皆さんも気をつけて下さい
no.3の人、素敵な絵をありがとうございまシジャ
-
おつwww
なんだよこれはくっそwww
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乙でシジャ
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在るわけねーだろwwww
乙
-
-おわりぁ-ってなんだよww
乙
-
乙!
面白イライジャ
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オツイライジャ!www
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>>276
一番最初の絵って№107じゃね?
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投下します!
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>>309
うっわあああ何という間違いを
ご指摘ありがとうございます
>>264,274は作品No.107です、ごめんなさいごめんなさい
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外に降りしきる雨を、私は暗い気持ちで眺めていた。
大粒の雫がしたたかに打ちつけられ、地面はぐずぐずと形を変えていた。
ミセ*-⊿-)リ「はぁ……」
雨の日は母の機嫌がとりわけ悪い。
湿気で膨らむ髪を持て余し、じきに癇癪を起こす。
それが終わればドレスを延々と選び、召使い達に当たり散らすのだ。
忠実な彼等は、文句一つ言わずにひらすら彼女の願いを叶えようとする。
('、`#川「使えない子ね! 私がやるから櫛を持ってきて! 」
召使い達を叱咤するヒステリックな声が、屋敷中に響き渡った。
じめじめとした陰気な屋敷の中で、母だけが浮いていた。
ミセ*-⊿-)リ「……。」
母はおそらく病気なのだ。年中絶え間なく着飾り、毎夜、夜会に出掛けている。
自身が美しくあり続ければ、幸せでいられると信じて疑わない。
父が彼女を見捨て、家に寄りつかなくなってからは、その願いはより強固なものとなった。
-
ミセ*゚ー゚)リ「嫌だわ。私までくさくさしてしまて。」
こんな日、私は母の鏡面台を見に行く。
結婚のお祝いに、と曾祖母が贈った嫁入り道具だった。
幼い頃、年長の召使いが、それがいかに素晴らしいものだったかを話してくれた。
それはそれは、愛情がたっぷり詰まった贈り物でしたよ、彼女はそう言った。
当時を思い出してか、口許には笑みを浮かべていた。
巧みに声色を変えて、語られる昔話は小さかった私にとっては、まるでお伽話のように輝いてみえた。
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wktk
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召使い 「見て! 何て贅沢な装飾なのかしら! 」
召使い 「鏡のてっぺんに彫り込まれた女をご覧なさいな。まるで、アフロディテのように綺麗だわ。」
('、`*川「……。」
馬車に揺られてやってきた素敵な贈り物は、賞賛の声と共に迎え入れられた。
余所のものと比べると、幾分か小ぶりな鏡面台だった。
しかし、シルエットは頭から爪先まで、寸分の狂いもなく優美なライン描き、その小さな体には、贅をこらした装飾がたっぷりとあしらわれていた。
特に、鏡の最上部に彫り込まれた少女は、溜息がでるくらい美しかった。
('、`*川「あんな古臭いもの、私が使えるわけないじゃないの。早くどこかへやって。」
母は鏡面台を一瞥すると、使おうとしなかったらしい。
なにぶん生まれる前の話なので、真偽のほどはわからない。
けれど、今でも行き場を失ったそれは、滅多に使うことのない客間にそっと置かれていた。
-
私が彼女を見つけたのは、五つのときだった。
ある日、夜中に一人でいる寂しさに耐えかねて、私は屋敷の中をさまよっていた。
思い返してみれば、半ばべそをかきながら暗い廊下を一人で彷徨いていたように思う。
幾分か歩いてあるうちに、心も随分落ち着いて、誰もいないのならあの鏡面台を探してみようと思った。
素敵な鏡面台、愛情のこもった贈り物――。
当時は気がつかなかったが、多分私は自分と真反対のものを、一度目にしてみたいと思ったのだろう。
漸く鏡面台のある客間にたどり着き、彼女を見た瞬間を私は今でも忘れない。
あまりの美しさに思わず感嘆の声をあげたのだ。
そして、心を奪われたのだから。
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