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( ^ω^)は悪の教団に立ち向かうようです
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:
◆RwfHkdJwVg
:2012/12/01(土) 22:12:41 ID:iLBFAaL.0
僕はギコさんからあの話を聞いた時、おかしいとは思っていた。
多忙な彼が事前学習に出席していた事実、モナー君の家庭環境の不和に対する関連付け、どちらもいささか強引で投げやりな印象があった。
はっきりとギコさんが嘘をついていると確信したのは、ツンを引き取ってしばらくたってからだった。
事故で唯一生還した彼女は、夜中になると父を、母を想って泣いた。
暗い布団の中で背中を丸め、声を殺して泣いていた。
ξ;⊿;)ξ『ブーン、お父さんとお母さんはどこへ行っちゃったの? 』
( ;ω;)『泣かないでくれお。泣かないでくれお、ツン。
ツンが悲しむと、お父さんとお母さんはお前さんが心配で、天国へ行けないんだお。』
背中をさすり、何度もあやしたのが今は懐かしい。
彼女を守り、支えると決めた時、ギコさんの優しさに気づいた。
( ^ω^)「十六年前のあの日から、僕には悪霊が取り憑いていますお。」
(,,゚Д゚)「……。」
( ^ω^)「したたかで、醜い、異形の化け物ですお。」
( ^ω^)「きっと、あれが僕の許から離れることはないでしょうお。」
(,,゚Д゚)「内藤……。」
レコードは曲を奏でることに飽いたようで、すでに音を出すのをやめていた。
ギコさんがどうとったかはわからない。
だか、事実を伝えておきたかった。
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