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( ^ω^)は悪の教団に立ち向かうようです

137 ◆RwfHkdJwVg:2012/11/27(火) 22:33:11 ID:gjGtUwb60


( ´∀`)「私がここでお二人をお待ちしていた時、ツンちゃんが良いましたよね。『おじさん、唇が真っ青よ。』って。」


( ^ω^)「そりゃあ、僕がモナー君を外で待たせてしまったからだお。」


ビルはお世辞にも立派とは言えない。
欄干部分は階段があるだけで丸裸だし、建物内も老朽化がすすんであちこちすきま風が吹く。
知らなかったとはいえ、モナー君にかなり寒い思いをさせてしまっただろう。


( ´∀`)「いいえ、僕はあの時ちっとも寒くありませんでした。寒さなんて忘れていました。」


ほんの僅かだが、口調が昔に戻っていた。


( ´∀`)「……僕はね、あなたに拒絶されるんじゃないかなって、内心びくびくしていたんです。」


( ´∀`)「あなたはずっと僕のことで責任を感じているんじゃないかって。僕と会えば嫌な事が全部蘇ってしまう。」


( ´∀`)「だから最初ブーンさんが僕に全然気がつかないので、かなり緊張が解けました。」


ちょっぴり寂しかったですけどね、と付け加えると僕を形だけ、睨んでみせた。


( ^ω^)「そんな事は……ないお。それに気づかなかったのは、モナー君が大きくなったからだお。」


( ´∀`)「今日は楽しかったです。ブーンさんの笑顔が見れて良かった。」


( ´∀`)「それでは、また。失礼します。」


歩き出すモナー君の背中を小さくなるまでずっと見つめていた。


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