（　＾ω＾）夢にも思わなかった戦のようです

1： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:50:14 ID:HYzzVjD20: 始めまして！

今回、初の投下になります！

拙い分を読んで頂くのも心苦しいですが、どうかご容赦下さい。

あと、シリアス中にいきなりギャグぶっ込む時もありますが、許して下さいね！
2： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:51:22 ID:HYzzVjD20: 第零話

むかーしむかしのもっとむかし

この僕は魂だけを持ってして生まれた。
3： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:52:41 ID:HYzzVjD20: 広大な黒い海の中、ずっと一人で何も見えない所を漂い続けていたんだ。

体が無いから今の僕には漂う事しか出来ない。

そうしてる内に何か光る物が見えて来たんだ。
4： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:53:34 ID:HYzzVjD20: どうしても気になってしまう。
近寄りたい。でも動けない。

もどかしく感じてる間、ずっと同じ事を繰り返し繰り返し考えていた。

《僕に体が有れば》

その思いは僕を埋め尽くした。

しかしそうして居る間に、光が近くに来ている事に気付いたんだ。
多分漂い続けた方向が光の放っている方向だったんだろう。
5： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:54:28 ID:HYzzVjD20: それは、とても綺麗で。

偶然にも、それの中には動く物が見えた。

それを見たら僕は、急にこれを独り占めしたくなったんだ。

《まずは、体が欲しい。》

これが、僕の始まり
6： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:55:13 ID:HYzzVjD20: 第一話
7： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:55:55 ID:HYzzVjD20: 天晴れな空。所々に散りばめられた雲がまた何とも清々しい。

そんな空の下、駆け抜ける者が一人

（;　＾ω＾）「うおおおおお遅刻だあああああああ！！！」

僕です。

おはようございます。
只今、絶賛遅刻中です。

朝からランニングなんて健康的！とかそんなレベルじゃなくて、マジでデジマ、半ば死にかけ。精神的にも。
8： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:56:56 ID:HYzzVjD20: そもそも何で遅刻してるかと言うと、それはそれは奇っ怪な夢を見たからで。

暗い空間に一人きりでいる夢のせいだと僕は決めつけている。

変に長い時間彷徨ってるような感覚を覚えていた。

そうして起きたら、本当に長い時間が経っておりましたとさ。

ははは。笑えない
9： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 02:57:36 ID:HYzzVjD20: （;　＾ω＾）「ここを曲がって近みt
（　ﾟω ﾟ）「うおおおお！！？」

ξ；ﾟ⊿ﾟ)ξ「おわああああ！？」

紹介しよう。とてもこの綺麗な顔した女の子から出た物とは思到底えないのを声今出してきたのが、

（;　＾ω＾）「…ツン、おはようございますお」

ξ；ﾟ⊿ﾟ)ξ「お、おはよう…」

僕の自慢出来るポイントその一、スレンダー(笑)なツンちゃんである。
10：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 03:00:57 ID:DGlnz6ic0: 支援
11： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:02:33 ID:HYzzVjD20: ξ#ﾟ⊿ﾟ)ξ「もう！ブーンたら！いきなり飛び出しちゃダメでしょう！？」

（ ##)ω＾）「すいませんお」

（ ##)ω＾）「そういえばツンは何で遅刻してんだお？」

そう言う僕はぶつかってツンだと視認した時に走る事はもう諦めました。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「私？私は…そうね」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「バカにされるかも知れないけど、変な夢を見たわ」

（　＾ω＾）「夢？それって、なんか暗闇を彷徨う～みたいなのかお？」

ξ；ﾟ⊿ﾟ)ξ「え？ええ、そうだけど…」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ブーンが何で知ってるの？」

すっ、と目が鋭くなる。
その迫力に押されて少し怯む
12： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:03:28 ID:HYzzVjD20: （;　＾ω＾）「ぼ、僕もなんだお！僕もあの長過ぎるくらいの夢を見たんだお！」

ξ；ﾟ⊿ﾟ)ξ「え？本当に？」

（;　＾ω＾）「おーん…」

今まで背中がゾワゾワとする程の眼を鋭くさせていたが、事情を話すとそれが元に戻っていく。

もっとそれで僕を見つめて欲しかったのは内緒である。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あ？」

内緒になってなかった。口に出てたわ。
仕方ないじゃない、性だもん

ぶっちゃけると現在普通に歩いてますお。
井戸端会議中のおばちゃんたちの目がとても痛いですお。
13： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:04:36 ID:HYzzVjD20: （　#)ω(#）
前が見えねえ

公園で顔の腫れを冷やしてから高校へ行ったら

　/ ﾟ、。#／「お前らマジふざけんなし！」

　/ ﾟ、。#／「てかなんで二人でくんだし！」

　/ ﾟ、。／「二人は…良いよね…私はまだ独り身なんだし…」

担任に二人仲良くとても切ない雰囲気を醸し出されながら叱られた。

それは僕達に言われましても…
僕達まで切なくなってきた。
14： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:05:46 ID:HYzzVjD20: また所変わって放課後

（　＾ω＾）「結局ドクオは学校来なかったおねー」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そうね。アイツが学校を休むなんて珍しいんじゃないかしら？」

（　＾ω＾）「だお。僕が覚えてる限り初めてだお」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「いいえ、二回目よ」

（　＾ω＾）「ちよっとまって何でドクオの事細かく覚えてるの？何で即答出来たの？ねえ？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「…まあそれはさておき、私達ももう家に帰りましょうか」

（＊＾ω＾）「…おっおっ」

僕がさり気なく手を握ろうと伸ばした左手は即座に気付かれ、一瞬で弾かれる。

（　＾ω＾）
15： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:06:47 ID:HYzzVjD20: それからくだらない事でも言い合いながら歩き続けて

たまにツンに暴行され

分かれ道で二人で「また明日」と言い合ってから、別れる。

ここまでは、普段からの日常だったんだ。
16： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:07:29 ID:HYzzVjD20: 大きく『日常』が捻じ曲がったのは、強烈な眠気を感じてベットに入ってからだった。
17： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:08:25 ID:HYzzVjD20: 目を覚ましたら、青空が見えた。
駆け抜けた時に見たような突き抜けた空。

それに吸い込まれていくように高いビルが立ち並んでいるのを大の字のまま確認出来た。

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「えっ？」

まさかの夢遊病？
そして道のど真ん中で寝ちゃう？

轢かれるかと即座に辺りを見回すが、車どころか人すら影も見えない。
18： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:09:13 ID:HYzzVjD20: なんだここは。

その問に答えるかの如く、何かが、響いた。

《おはようございます！》

《アホみたいな顔した皆様方！》

《これからは、バカみたいになって戦ってもらいまーす！》

《負けたら相応の罰が有るからマジ頑張れ！》

《そして優勝したら願い事一つ叶うからモチベ上げて行こうねみんな！》
19： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:09:56 ID:HYzzVjD20: その後、直ぐに説明が入った。
要点だけ纏めると

ここは仮想世界［VIP］と言う場所

VIPでは四つのエリアに別れており
工業地帯
海浜地帯
住宅地帯
中心地
が有る。

VIP内では十二時間の制限

参加者は午前十二時に睡魔

夢では時間が短く感じたりするのを弄り、逆に長くしているそうだ

戦闘開始六時間後、補給タイム。
好きな物を呼び寄せれる。
戦闘は続行してもよい。

参加者は全員午前五時に起きる

死ぬ＝戦闘不能(能力により復活は有り)

体の三分のニを欠損させる事でも復活(VIPでも欠損部位は欠損のまま)

戦闘不能代償現実で体の一部が欠損→周囲には元から欠損という刷り込みが発生する。

参加者のみ、欠損した事実を覚えている。

最後の一人になるまで戦い続ける。
20： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:11:18 ID:HYzzVjD20: とまあこのくらいだろう

僕は今中心地とやら場所にいるらしい。

正直、疑心暗鬼だったが次の光景でこの事を認めざるを得ない状況になる。

（　＾ω＾）

ヴォン！と低い音を立てながら現れた物は、中に浮かぶディスプレイ

それには

参加しますか?/yes

のみ。
21： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:12:02 ID:HYzzVjD20: 現代において中に浮かぶディスプレイなんて技術は無いし、ましてはガラスより薄い。

僕はそれを見ると無意識に腕を上げて、動作を行った。

（　＾ω＾）yes

ーーーーブーン、START
22： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:12:52 ID:HYzzVjD20: 能力を説明致します。

（　＾ω＾）
能力【大喰らい】(ｷｬｯﾁｱﾝﾄﾞﾘﾘ-ｽ)
相手の能力を取り込めます。一度取り込んだ技は任意のタイミングで一度限り放つ事が可能です。
威力謎

能力を駆使して、優勝を目指して下さい。
23： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:13:55 ID:HYzzVjD20: 移動先、安価により決定

1.中心地に留まる
2.住宅地帯へ移動
3.工業地帯へ移動
4.海浜地帯へ移動

>>25
24：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 03:21:19 ID:DGlnz6ic0: 2
25： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:21:33 ID:HYzzVjD20: 来ないかなー？
26： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:22:44 ID:HYzzVjD20: >>24にします
安価取ってごめんなさい
27：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 03:23:28 ID:DGlnz6ic0: みんながいる時間帯にしたらよかったな
28： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:23:46 ID:HYzzVjD20: 唐突に、遠くの方に爆煙が見えたと共に、轟音がここまで届いて来た。

どうせ血気盛んな奴がもう攻撃し始めたんだろう

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「うん…まあ適当に住宅地帯でも目指して歩くかお…」

どうせ能力者がこない限り、能力が発動出来ないんだし。

「あはっ」

(*ﾟーﾟ)「弱そうで豚見たいな獲物みーけ！」
29： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:27:40 ID:HYzzVjD20: 終わりです！
終わったああああ！！
第一話投下終了です。

次、第二話から戦闘開始して行きます

皆さんに質問です。
地の文の量は少ないですか？読みやすいですか？

これが気掛かりです。

>>27
そうですね、でもついさっき書き終わったばっかなんで興奮して投下してしまいましたw
30： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 03:30:52 ID:HYzzVjD20: >>10
支援ありがとうございました！
初めてなんで五分くらいにまにましてましたわw
31：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 03:35:08 ID:DGlnz6ic0: 乙
初投下で安価とかすごいな
俺は読みやすかったと思うよ
32：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 05:04:25 ID:PjyOEq9AO: よみやすいよ。つんとぶつかりそうになったとこは誤字？
33：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 08:35:12 ID:4ZBsPpOM0: おつ
読みやすいと思う。
でも深夜に安価は厳しいと思うよ
34： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 10:51:13 ID:HYzzVjD20: >>31
読みやすかったですか！ありがとうございます
安価して、どのキャラクターを出すかってのを、
作品を作る前から考えていたのでこの設定使えて嬉しいです
35： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 10:55:43 ID:HYzzVjD20: >>32
読みやすいですか！
ありがとうございます！
そうですね、あれは近道と言いかけてる所ですが、
最後の「ち」を言う前にツンと遭遇した。みたいに考えてますが…
そこは読みづらいですかね。
修正しますか。
36：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 10:59:04 ID:HYzzVjD20: >>33
また読みやすいと言われて嬉しくなってきました。
ありがとうございます！
そうですね、朝から設定練って、キャラクター達の能力考えて、話のプロット作成して…
という風にしていたら夜中になってました。
次の投下は夜の九時～十二時を狙って投下したいですね。
37： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 11:02:56 ID:HYzzVjD20: >>9のブーンがツンとぶつかりそうになる場面の修正

（;　＾ω＾）「ここを曲がって近みち
（　ﾟω ﾟ）「うおおおお！！？」

ξ；ﾟ⊿ﾟ)ξ「おわああああ！？」

紹介しよう。とてもこの綺麗な顔した女の子から出た物とは思到底えないのを声今出してきたのが、

（;　＾ω＾）「…ツン、おはようございますお」

ξ；ﾟ⊿ﾟ)ξ「お、おはよう…」

僕の自慢出来るポイントその一

僕の恋人であるスレンダー(笑)なツンちゃんである。
38： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 11:04:20 ID:HYzzVjD20: 恋人設定抜けてましたのでぶち込みました。
すみません

ブーンとツンは付き合っています。
39：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 13:16:10 ID:PgTbD7uMO: （　＾ω＾）乙乙お
40：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 13:37:49 ID:9JhhLDEoO: おつー
何となくあらチーを思い出すな……
41：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 14:15:52 ID:LNZa1o4sO: 細かいけど
中に浮く×
宙に浮く○
な。
42：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 16:10:05 ID:HYzzVjD20: >>39
>>40
乙ありです！
初めて好きになった作品があらチーなんですよね…
あらチーさんに憧れてるのは僕だけじゃないはず。
43： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 16:11:33 ID:HYzzVjD20: 酉忘れてた
>>41
うぐおおおごめんなさいありがとうございます！

直して来ます…！
44： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 16:15:45 ID:HYzzVjD20: >>20
>>21
修正

とまあこのくらいだろう

僕は今中心地とやら場所にいるらしい。

正直、疑心暗鬼だったが次の光景でこの事を認めざるを得ない状況になる。

（　＾ω＾）

ヴォン！と低い音を立てながら現れた物は、宙に浮かぶディスプレイ

それには

参加しますか?/yes

のみ。
45： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 16:16:41 ID:HYzzVjD20: 現代において宙に浮かぶディスプレイなんて技術は無いし、ましてはそれはガラスより薄い。

僕はそれを見ると無意識に腕を上げて、動作を行った。

（　＾ω＾）yes

ーーーーブーン、START
46： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 16:18:50 ID:HYzzVjD20: マジで誤字脱字多い…！
こんな事が多々有るかも。

そして第二話、今日中に書き終わるかもしれません。
書き終わり次第、投下したいと思います。
47：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 21:07:18 ID:iVMAYoKs0: あれ、嘘予告？！
48：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 21:33:22 ID:qcKgEAHs0: 面白いぜ
49： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 22:00:30 ID:HYzzVjD20: >>47
はい、嘘予告の物です。
期待と言われて調子に乗って書きました。
50： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 22:02:02 ID:HYzzVjD20: >>48
面白いですか！ありがとうございます！

今度はもっと面白いと言わせて見せるよう頑張ります！
51：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 22:14:13 ID:oiEuSnz20: 今後が気になるな
面白かった乙！
52： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:01:34 ID:HYzzVjD20: >>51
ありがとうございます！
よっしゃ頑張りますお！
53： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:03:46 ID:HYzzVjD20: 第二話、投下します

このままでは十二時に安価行けないです。
そして長いので多分一時間に投下しきれない。多分。

戦闘とも言えない戦闘がはじまるよ！
54： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:04:56 ID:HYzzVjD20: 第二話
55： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:05:41 ID:HYzzVjD20: 仮想世界VIP
その中心地から抜けて、住宅地帯へと移動している。
移動する際には『マップ』と口に出すと、先程のディスプレイが現れて現在地とVIPの全体図、現在の時間が確認できる。

現在は三時間半を経過しているらしい。

今回向かう住宅地帯には、その名前の通りに住宅街が広がっている。

たまにスーパーや学校など、妙にリアルだが人など誰も居ないしそのスーパーにも商品は陳列されていない。棚だけだ。
56： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:06:22 ID:HYzzVjD20: （　＾ω＾）「しっかしまあ…」

先程からゆっくりと歩き続けているが、誰一人としてその姿を見つける事は出来ない。

本当に僕以外にも人は居るのだろうか？
それすらも、怪しくなる程先程から無音状態が続く。静か過ぎて耳鳴りすら聞こえてくる。

（　＾ω＾）「…」

気を紛らわそうと、空を見上げた瞬途端

（;　＾ω＾）「おっ？」

小石につまづいてしまった。
57：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 23:07:00 ID:DGlnz6ic0: 支援
58： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:07:14 ID:HYzzVjD20: 思い切りバランスを崩して地面に手を付いた途端に、近くのコンクリートが抉れた。僕の髪の毛がハラハラと落ちてくる。

（　＾ω＾）

え？
59： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:07:56 ID:HYzzVjD20: 大きくめくれた地面を見つめたら、僕にはとある二文字が頭に浮かんだ。

狙撃

ーーー隠れろ

（　ﾟω ﾟ）「おおおおお！？」
60： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:08:45 ID:HYzzVjD20: やはり能力者が居る手前、呑気に歩いては駄目だった。

先程の手を付いてなかったら、のイメージが目に浮かぶ。
頭が吹き飛んだ光景が

サッと血の気が引くのを感じながら、すぐそばの民家に逃げ込む。
どうせ不法侵入にはならない。

民家から少し顔を出すが、二発目は撃って来なかった。
しかし先程の狙撃により、何処から撃たれたかは若干、把握出来ていた。
61： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:09:27 ID:HYzzVjD20: 狙撃とは、出来るだけ高い所の方がターゲットを狙い易い。
まあ、能力にセオリーが通じるかは甚だ疑問であるが。

僕が先程までいた場所の周囲は民家ばかりだったが、少し離れた所に絶好の狙撃ポイントが有る。

教会

その教会の鐘を鳴らす所こそがこの辺りでは一番高い。

マップを開き、出来るだけその教会から出来るだけ死角を縫うように接近を試みる。

途中、どうしても姿を表さないといけない場所を通ろうとした時には案の定撃ってきた。
62： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:11:11 ID:HYzzVjD20: 鐘が光る

見えた

（ - ﾟω ﾟ）

弾丸が頬を撫でる。

回避行動を取りながらだったが、しっかりと見えた。
間違いない。教会だ。

草など生い茂る民家の塀を超え、他の民家に侵入し、教会へ近づく。

残り数mになった時にはもう、灯油タンクの影から顔を出したが相手は撃って来ては無かった。
63： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:11:54 ID:HYzzVjD20: （ -＾ω＾）

荒くなった息を、少しだけ整えながら早足で教会の扉を開ける。
宗教など余り関わらないので、何処のだとかまったく分からない。

しかしそんなのはどうでもいいんだ。
上へ行かないと。

以外とすぐに上へと続いてる階段は見つける事が出来た。
64： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:13:53 ID:HYzzVjD20: 螺旋状に続いてく階段を二段飛ばしで上り詰めてく。

いきなりの激しい運動に耐えきれなくなったのか脇腹が強烈に痛み出すが、構ってる暇はない。

上り切ったその先に、古ぼけた木製の扉が有ったので蹴り飛ばした。

木片を散らしながら室内に向かって行き、中がよく見えるようになった。
65： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:14:37 ID:HYzzVjD20: （ -＾ω＾）「…インターベーション？」

Chey-Tac M200 Intervention 【小銃(狙撃銃)】
Chey-Tac社はLRRS（超長距離射撃用ライフルシステム）と呼んで居る。

他に、薬莢もいくつか転がっている。

何度も僕を当て損なう辺りを見るに、ペットボトルサイレンサーの人とは腕が断然違うみたいだ

（ -＾ω＾）「……何でこんなもんが、ここにあるんだお？」

休憩時間になればそりゃ、呼び寄せられるかも知れないが…
まだ経過時間は四時間だ。

やはり、能力か？
66：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 23:15:10 ID:mX/bF9OoO: 支援、ただ全レスめいたことはしないほうがいいぞ
67： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:15:35 ID:HYzzVjD20: >>65ミス

（ -＾ω＾）「…インターベーション？」

Chey-Tac M200 Intervention 【小銃(狙撃銃)】
Chey-Tac社はLRRS（超長距離射撃用ライフルシステム）と呼んで居るシロモノだ。

他に、薬莢もいくつか転がっている。

何度も僕を当て損なう辺りを見るに、ペットボトルサイレンサーの人とは腕が断然違うみたいだ

（ -＾ω＾）「……何でこんなもんが、ここにあるんだお？」

休憩時間になればそりゃ、呼び寄せられるかも知れないが…
まだ経過時間は四時間だ。

やはり、能力か？
68： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:18:14 ID:HYzzVjD20: （ -＾ω＾）「おっ？」

床に何か尖ったもので削られた跡が、床にある。
近付いて見ると

《始めまして豚さん！貴方にステキなプレゼントが有るので、ゆっくり後ろを振り返ってね！》

冷や汗が背中を滑り落ちたと同時に振り返る。

今は無き扉の上に

（ - ﾟω ﾟ）「あ、プ、」

ーーープラスチック爆弾
爆発まで残り、三秒。
69： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:19:13 ID:HYzzVjD20: （ - ﾟω ﾟ）「お、おおおおあああああ！！！！」

能力

【大喰らい】

発動
70： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:20:04 ID:HYzzVjD20: （ - ﾟω ﾟ）『キャッチ！！』

辺りが薄く青に光り、爆発するはずだったプラスチック爆弾が無くなっていた。

やはりと言うべきか能力者による物だったらしく、脅威が消える。
71： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:21:34 ID:HYzzVjD20: 《能力を説明します。》

無機質な声が聞こえて来た。
僕の能力を説明したあの時のような。

《能力【全火器】(ｳｪﾎﾟﾝ.ﾏｽﾀﾘ-)
実在する現代の武器を全て扱える。マガジンを無限に生み出せるがリロードは手動。

【大喰らい】の能力では、武器を生み出す事のみ可能です。》
72： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:23:36 ID:HYzzVjD20: (*ﾟーﾟ)

(;*ﾟーﾟ)「あ、あれ？」

民家に逃げ込んだ僕

スコープを覗きながら、あの豚を見ていたが仕掛けておいたプラスチック爆弾が発動されない。

教会は、崩れない。

確かにもう時間は過ぎている。
そればかりかあの豚が今度はおいて居た武器を使い、放って来た。

(;*ﾟーﾟ)「っ！？」

即座に物陰に隠れる。

まあ、生み出した弾薬はその一発で丁度切れたんだけど。

これでもう撃っては来れない。
73： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:24:16 ID:HYzzVjD20: (;*ﾟーﾟ)「どういう事…？」

疑問符が頭から吹き出る程の謎が積もって行く。

僕が能力で出した物は手入れしたばかりの物が出てくる筈だから、不具合は起きない。

(*ﾟーﾟ)「あの豚の能力かな…？」
74： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:25:09 ID:HYzzVjD20: 能力。
それも幸運系の能力だと、しいは予測する。

先程の狙撃の除け方。
今回も何らかの偶然が起きたのだろうか？

そこまで予測していた瞬間に動きが見れた。
今まで閉まっていた教会の扉が急に開かれる。

背中に僕の武器担いだ豚だった。
75： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:27:02 ID:HYzzVjD20: （ -＾ω＾）「うぃっす。随分と物騒な物を用意してくれるおね？」

(*ﾟーﾟ)「まあね。僕のお気に入りたから一級品を用意しておいたよ」

（ -＾ω＾）「ばっか、こんな上物日本じゃ何処も売ってくれないお」

(*ﾟーﾟ)「惚れた？」

（ -＾ω＾）「惚れた。抱いていいかお？」

(*ﾟーﾟ)

（ -＾ω＾）「乗っかってくれお」

糞豚め。
76： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:28:04 ID:HYzzVjD20: あの糞豚が近付いて来てるが糞豚は糞豚でも能無しの糞豚だったようだ。

門前にあいつからは死角になるようにクレイモアを置いているんだ。あのまま来たらドカンだ。

(*ﾟーﾟ)「何の能力か分からないけど、僕が勝つからね。」

（ -＾ω＾）「おっおっ、楽しみにしてるお。」

抜かせ。何が楽しみにしているんだ。

(*ﾟーﾟ)「まあ、君が強がったって確定しているか

まだ言いかけてる途中、唐突に僕の視界は暗転して行った。
77： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:33:28 ID:HYzzVjD20: （ -＾ω＾）「…」

吹き飛んだ行く民家に飲み込まれて行ったあの女の子。

終いだ。僕の勝利。
78： ◆nb08IkHlTE：2012/10/21(日) 23:35:50 ID:HYzzVjD20: 休憩します

一人称がどっちも僕ですいませんでした。
いきなりしいと当たるなんて

僕の視界が暗転して行った→しい
僕の勝利だ→ブーン
です。
79：名も無きAAのようです：2012/10/21(日) 23:56:09 ID:z5OkrEewO: >>78
補足しなくても豚豚言ってるからしいって分かりますし、分からなくても以降のレスで分かって面白く感じる事もあるからそんな書き込みいらないと思いますよ。

と、私は思いました。このレスに返事はいりませぬ。気になりますので続きを待ってます。
80： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:06:55 ID:.VIIdmjY0: 再開
81： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:10:08 ID:.VIIdmjY0: あのプラスチック爆弾を【キャッチ】した後、僕は違う爆弾を【リリース】で作り出した。
スイッチで起爆する爆弾を。

教会の上から見下ろしたとき、ゲームにより鍛えられた視力により見つけたあいつ。
僕が教会に行くまでに使ったルート上の民家の近くに隠れているのを発見。

それと同時に、インターベーションを一発ぶっ放した。

目眩ましは成功。
82： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:11:21 ID:.VIIdmjY0: あの民家には、灯油タンクを置いて居たのを先程発見していた。

その近くにプラスチック爆弾を投げ込んで、作戦は終了。

残りはスイッチを押すだけだ。

こんな用意周到な彼女だ。
何処かにまた何かを絶対に仕掛けて居る。

そう思ったが、あの時間内では仕掛けれる回数は一回限りだろう。
何処に仕掛けた？

考えたら、答えは出た。
83： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:12:15 ID:.VIIdmjY0: 【リリース】した後、下の階へ降りたが、教会の中には人が隠れるほどのスペースなどは無かった。

僕が教会に入った時にはもう既にあいつは外へ出ていたんだろう。

となると、外に仕掛ける他無い。

死角になる所を探したら、教会前か、門前だけだろう。

あいつは例え銃を構えて待ってても、罠に僕を仕掛けようとする筈だ。

ゲームでこの戦法を良くやられた。

その罠が発動する前に僕がやり返せば良いんだ。

ゲームではこの戦法を良くやった。
84： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:13:44 ID:.VIIdmjY0: >>83修正

【リリース】した後、下の階へ降りたが、教会の中には人が隠れるほどのスペースなどは無かった。

僕が教会に入った時にはもう既にあいつは外へ出ていたんだろう。

となると、外に仕掛ける他無い。
僕の死角になる所はもう、教会前か、門前だけだろう。

あいつは例え銃を構えて待ってても、罠に僕を仕掛けようとする筈だ。

ゲームでこの戦法を良くやられた。

その罠が発動する前に僕がやり返せば良いんだ。

ゲームではこの戦法を良くやった。
85： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:15:05 ID:.VIIdmjY0: 後は目の前にいたあいつに話しかけて、油断させた所にドカンと一発
灯油タンクに引火して、大爆発。

卑怯だ？勝てば良いんだよ、勝てば。

（ -＾ω＾）「FPSやって無かったら負けてたおね。僕の方が。」

（ -＾ω＾）「…まあ罪悪感が湧くけど仕方ないお。やられたからやり返しただけだ…し？」

数m飛ばされていたしいの体が、動く。
86： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:15:56 ID:.VIIdmjY0: やった僕が言うのもおかしいけど。

生きてんのかよ。
五体何処も飛んで無いけど。

「ううう、うあ」

生きてんのかよ…

（ -＾ω＾）

（ -＾ω＾）「休憩中には回復アイテムは出るかな…」

ゲームに良く出る全回復アイテムを出せたら良いんだけど…
時間までこの教会内で暇潰しするか。
87： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:22:53 ID:.VIIdmjY0: 半死状態の彼女を教会内に運び、椅子の上に寝かせる。

（ -＾ω＾）

（ -＾ω＾）「時間まで放置でいいかね」

(　ﾟ∋ﾟ)

終始無言。
直立不動。
二人の戦いを近くで見つめている者がいた。
88： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:23:36 ID:.VIIdmjY0: 安価で視点を変更します。
安価次第で、視点変更されない場合もあります。

1.ξﾟ⊿ﾟ)ξへ視点変更
2.(*ﾟーﾟ)へ視点変更
3.（　＾ω＾）のまま

>>90
89：名も無きAAのようです：2012/10/22(月) 00:35:18 ID:dO29t3f.0: ３
90：名も無きAAのようです：2012/10/22(月) 00:44:16 ID:2OmlB9Do0: ２
91：名も無きAAのようです：2012/10/22(月) 00:50:43 ID:2OmlB9Do0: ながら？　それとも寝落ちかしら
92：名も無きAAのようです：2012/10/22(月) 00:55:12 ID:.VIIdmjY0: >>90
2.(*ﾟーﾟ)へ視点変更します。
93： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:57:46 ID:.VIIdmjY0: 熱い

熱い、熱い熱い熱い熱いいいいい！！

周りが全て炎に囲まれている。

逃げる術もない。

何処にも。

行く手を炎に阻まれて行く…
94： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 00:59:42 ID:.VIIdmjY0: とりあえず、今回の投下、第二話は終了します。

腑に落ちない点がいくつか有ると思いますが、それについては申しわけないです。
95： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 01:03:19 ID:.VIIdmjY0: >>93修正

93: ◆nb08IkHlTE
12/10/22(月) 00:57:46 ID:.VIIdmjY0

熱い。
熱い、熱い熱い熱い熱いいいいい！！

逃げよう。
逃げれない。

周りが全て炎に囲まれている。

逃げる術もない。

何処にも。

行く手を僕は炎に阻まれて行く。

しかし、しばらく経つと炎は消えていた。
96：名も無きAAのようです：2012/10/22(月) 01:04:17 ID:dO29t3f.0: 乙乙
97： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 01:06:57 ID:.VIIdmjY0: うおおもういいや
98：名も無きAAのようです：2012/10/22(月) 01:09:18 ID:br4BK5.M0: おつー
まぁ処女作でテンパってるんだろうが落ち着けよ
応援してる
99：名も無きAAのようです：2012/10/22(月) 01:51:53 ID:JyxrYzCY0: 書いてる途中に修正はしない方がいいと思うのぜ…
100： ◆nb08IkHlTE：2012/10/22(月) 02:11:54 ID:.VIIdmjY0: 今回、少し言い訳するなら後半がながらにになって書きたい事を書けなくなりました。
この一週間を使って、第三話をじっくりと書いて行きたいです。

あと途中にもありました全レスはやめます。
ごめんなさい。

さけチー美味しいです。唐辛子一択

（ ＾ω＾）夢にも思わなかった戦のようです