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( ゚ ω ゚) Channelers
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【 Channelers (ちゃねらーず) 】
オリジナル ・ 長編 ・ ブーン系小説
オリジナル分90% (残り一割:AA及び2ちゃんねる、ニュー速VIPネタetc.を含む)
超能力 ・ 現代厨二もの ・ TS要素あり
※主人公が無効化能力ですが、禁書シリーズの影響は特に受けていません
まとめサイト
http://boonsoldier.web.fc2.com/channel.htm ブーン芸VIP様
http://localboon.web.fc2.com/100/top.html 内藤エスカルゴ様(21話〜)
http://kurukurucool.blog85.fc2.com/blog-entry-497.html くるくる川 ゚ -゚)様 (1〜20話)
http://boonfestival.web.fc2.com/channelers/list.html フェスティバロス様 (1〜10話)
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クーかっけぇ
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まだかなぁ
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(; ^ω^) 「ちょまっ、な、なんで!?!?
そ、それに僕たちはバスで来たんだお!?
どうしてここで降りるってわかったんだお!?」
川д川 「……え……その……」
川д川 「わたしも……バスで……」
( ^ω^)
( ^ω^) 「えっ」
川д川 「……同じ便で……」
※
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40 / 60KB
※仕事が忙しい。ごめん。
※今月中には投下(投下とは言ってない)
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期待
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>投下(投下とは言っていない)
ん?
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貞子が怖いよぅ…
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スレ足りるか?
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新スレたててやるんじゃね
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42 / 60KB
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※すまんありゃ嘘だった。
※まあ、なんだ。 近況はこちらで。
http://twitter.com/Ps_Dilemma
気軽にフォローしてね。 特にメリットはないけど。
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※なかなか書きあがらないので一部だけ投下。
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〜 〜 〜
庫内を静寂が支配した。
ふと気づいた。
可視領域が狭まっている。
奥に行くにつれ、蛍光灯の光量が減っている気がする。
空間を包む緊迫感ゆえか、
それとも、彼の持つ特異性が、関係しているのか。
/ ゚、。 / 「しょーぶの前に、言っておくことがあるケド」
ゆらり、揺らめく人影。
幽霊のように現れた “ 電気系念動力者(エレキネシスト) ” は、
指先に花札を弄びつつ、言った。
(;'A`) 「な、なんだ?」
/ ゚、。 / 「わかると思うケド、これ」
細い毛糸のような、しかし鮮やかなる閃光が、札の間を駆ける。
/ ゚、。 / 「一部の札には、ちょーのーりょくが封じ込めてあるケド」
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やったぜ
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( 'A`) 「!」
( ´_ゝ`) 「やっぱそーか」
先ほど投擲された三枚について思い返す。
俺の記憶が正しければ、“ 松に鶴 ”、“ 桐に鳳凰 ”、“ 芒に月 ”。
これらはつまり、奴の操る玩具──超能力アイテムだということらしい。
/ ゚、。 / 「のーりょくを閉じ込めた札は10種。
“ 鶴 ” “ 鶯 ” “ 桜 ” “ 蝶 ” “ 猪 ”
“ 月 ” “ 杯 ” “ 鹿 ” “ 柳 ” “ 鳳凰 ”」
無表情だが、おしゃべりな “ ねらー ” 、
ダイオードは悠然と続ける。
/ ゚、。 / 「のーりょくはそれぞれ、
“ リプロデュース ” “ グリントキネシス ” “ パイロキネシス ”……」
て
(; ´_ゝ`)そ 「はぁ? な、なんだって?」
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驚いた兄者が聞き返すも、お構いなしだ。
/ ゚、。 / 「“ テレポート ” “ リフレクス ” “ エレキネシス ” “ ツイスター ”
“ マグネティクス ” “ シンクロノス ” ……“ ブローフ ” 」
(;'A`) 「多っ! てか覚えきれねー!」
/ ゚、。 / 「簡単だケド。
−−−(中略)−−−
そして……」
(;'A`) 「そ、そして?」
/ ゚、。 / 「“ ブローフ ” は “ 吹き飛ばす能力 ” 」
そう言って、
さきほど跳ね上がったひとつの段ボールを、札で指し示した。
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(; A ) 「……どんだけだよ」
身構えつつ、俺は辺りを見回した。
数えるほどのパレットラック、パイプ椅子、プレジデントチェア、
横倒しになった簡易テーブル……。
あとは入り口脇に、ダンボール箱が数個、崩れ落ちている。
こうしてみるとモノはけっこう散乱しているのだが、
もともと積み荷そのものが少なく、
奥に陣取っていたトレーラーも、すでにいない。
( ´_ゝ`) 「能力のバーゲンセールだな」
庫内はがらんとした印象だ。
超能力者同士の戦闘には、おあつらえ向きのステージかも知れない。
/ ゚、。 / 「ウリモノじゃないケド」
スーツのポケットに手を差し入れ、花札の束を取り出すダイオード。
最低でもワンセット分のストックはあると考えていいだろう。
冷や汗が出る思いだ。
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ヤツは左手から右手へぱらぱらと札を繰る。
後ずさる俺の代わりに、兄者が半歩前に出た。
( ´_ゞ`) 「さて……」
/ ゚、。 / 「お手並み拝見だケド」
ヒーロー男とサムライ野郎。
二人の長身は、簡易テーブルを隔てて対峙する。
唾を飲む瞬間、放たれた言葉は。
/ ゚、。 / 『 ─── “ リレイト ” 』
小さく、しかしはっきりと、庫内に残響した。
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●第三八話 『 CHASE!! ── VS. タムラ&ダイオード① 』
動いたのはほぼ同時だった。
兄者の右手が空を薙ぐ。
対して、ダイオードはバックステップで距離をとる。
兄者の挙動がサイコキネシスによる攻撃動作だとわかったのは、
側方のスチールラックから、硬質な打音が奏でられた瞬間だった。
ダイオードは壁近くまで離れると、腕を交差させ、澄んだ声で言う。
/ ゚、。 / 「 “ 表菅原 ” 」
両の手それぞれの指先。 摘まれるは計3枚の札。
一瞬溜めたあと、ヤツはそれを手裏剣のように投げ放った。
( ´_ゝ`) 「!」
(;'A`) 「!!」
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〜〜〜
(;'A`) 「な、なんだ!?」
花札が爆発した。 おそらくこれは “ パイロキネシス ”。
単純な話だ。 が、理解に納得が追いついていない。
爆発は “ 右側 ” で起こったはず。
なのに、灼熱が襲ってきたのは、“ 左後方から ”。
俺はその場によろめいた。
幸い炎は上体を撫で付ける程度で済んだが、
発生源に近かった兄者のほうは、服の左肩部分から焦げ臭い煙が上がっている。
兄者はたまらず上着を脱ぎ捨てる。
(; ´_ゝ`) 「な、なにが……?」
/ ゚、。 / 「 “ リプロデュース ” ──(中略)のーりょく。
“ グリントキネシス ” ──(中略)のーりょく」
無表情。 そして無機質な返答。
交差する腕の先、さらに二枚の札が、指先で翻る。
リ レ イ ト
/ ゚、。 / 「 ふたつを “ 関連付けた ” 」
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〜〜〜
/ ゚、。 / 「右手に “ 月見酒 ” 左手に “ 花見酒 ” 」
ダイオードは両手を広げ、その先に2枚ずつ札を示す。
サイコキネシスのダメージすら感じさせない。
(; ´_ゝ`) 「ぐっ……!」
/ ゚、。 / 「かわせる?」
手首のスナップと、わずかな肘の動きだけで。
4枚の紙片は同時にベクトルを与えられた。
(l|l'A`) 「!」
マズい。
兄者のサイコキネシスはその性質からして、
四方から飛来する札をいっぺんに叩き落とすのは難しい。
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(; ´_ゝ`) 「よけろっ!」
それぞれに超常現象を蓄えた、悪夢の長方形。
先ほどとは挙動が違っていた。
ゆるい弧を何度も描く不可思議な軌道で、
しかし確実に俺たちのほうへ迫りくる。
(;'A`) 「ひぃ!?」
(; ´_ゝ`) 「わぁお!」
着弾。
点火。
右手方向の床から、炎の渦が巻き起こった。
.
-
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〜 〜 〜
( ´_ゝ`) 「……概念的な話になると難しいな」
/ ゚、。 / 「操るといっても、方向は制御できないケド。
−−−(中略)−−−」
鈴木タムラ……あいつにそんな超能力があったとは。
〜 〜 〜
(((l|l*´−゚))) 「でも、なんで!?」
国道へ抜けた。
沿岸道路をかっ飛ばす二人に、
きらめくハーバー ・ イルミネーションの遠景を楽しむ余裕はない。
川 ゚ -゚) 「何がだ」
(((;*゚−゚))) 「あの人を追いかける理由です! ……さ、むいぃっ」
川 ゚ -゚) 「愚問だな」
エンジン音が鋭さを増した。
鮮やかなライディングで、車線を斜めに突っ切る。
川 ゚ -゚) 「手がかりが欲しいんだろ? 両親の」
(* − ) 「────!」
信号をすっ飛ばし、二人はビルの隙間へ吸い込まれてゆく。
〜 〜 〜
.
-
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〜 〜 〜
(,,;-Д-) 「────廃ビルか!」
叫びつつ、ギコはぱっと顔を上げた。
(,,-Д゚) 「ソーサク1丁目だッ!
奴らはそこに向かってる!」
耳に届く声は徐々に小さくなり、やがて途切れる。
トラックが “ ロックオン ” の有効範囲を脱したらしい。
(,,#゚Д゚) 「うっし、すぐに行こうぜ! 回り込んでやらあ!」
.
〜 〜 〜
て
(l|l; ゚_ゝ゚) そ 「がはっ!?」
その瞬間。
兄者の体がくの字に折れた。
サイコリフレクション
/ ゚、。 / 「……“ 念 動 力 反 射 ” 。
どう? 自分ののーりょく、味わった感想は」
目を凝らして、何が起こっているかようやくわかった。
無秩序に撒かれる札に混ざって。
実に不可解な “ 現象 ” が、兄者に牙を剥いていた──。
〜 〜 〜
.
-
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『 ねらーの超能力は、弱い 』
『 ───でも 』
『 人は、注射器一本で死ぬ 』
『 ここにあるのは10本の工具 』
『 全てが全て、取るに足らないシロモノで 』
『 それぞれに 』
『 人を殺す力を備えている 』
『 ───おれは。 正々堂々、闘って 』
『 勝ったことは、 ────ない 』
〜 〜 〜
※あ、なんかバトルっぽい。
※38話 『 CHASE!! 』 書いてるのでもうちょい待って。
※VIPに投下するかも。 創作のスレは新しく立て直すと思う。
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待ってるぜ
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乙 待ってます
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10レス目でやっと飛び飛びになってることに気づいた
大分書き溜め進んでるっぽいね待ってる
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===
==
=
(*゚ο゚) 「内藤くん汗かいてるけど大丈夫? 緊張してるの?」
(; ^ω^)ゞ 「いや単純にあっついだけだお。 ここ暖房効き過ぎじゃないかお?」
(;*゚ー゚) 「そ、そっかぁ。 わたしはそうでもないかも……」
川д川 ( 'A`)(*゚ー゚)(;^ω^)?
∞
=
==
===
.
-
.
( ゚ω゚)σ 「おお───! 後ろの席に居たのかお! どーりでなんかあっついと思ったお!」
川д川 「……う、うん……へへ」
川 ゚ -゚) 「……ふつう寒気じゃないのか?」
(;'A`) (伏線だったんだ……無駄に……)
※無駄に。
※
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34 / 55KB
※少々構成を変えた。
残業続きでなかなか書けない。待たせて申し訳ない。
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昨日兄者スレタイで新スレが立ってる夢を見たぜ待ってるぜ
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久しぶりに覗いたら凄く進んでて凄く嬉しいぜ
しぃにメットを放るクーは絵になるんだろうなぁ
ブーンとギコの組み合わせも見てて楽しい
続きも楽しみにしてるよ!
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※スレ埋めるネタがもうない。
※超能力の設定なんてものを晒すのは、冷静に考えて恥ずかしい。
読んだらそっと心にしまってください。
※名称を考えるのが苦手だ。そのうちまた募集するかも。
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【 シーリング(仮) 】
アンチサイの一種。
肌が触れている間、他人の超能力を封じる。
※ 超能力による “ 現象 ” そのものを打ち消すことはできない。
※ 継続的に効果を発動するタイプの能力の場合、
ドクオが Channeler に触れた時点で、対象の能力がリセットされる。
【 イミテーション 】
コピー能力の一種。
目で見た ・ 体験した他人の超能力をトレースする。
ただし、トレースした超能力は、オリジナルに比べて劣る。
相手の肌に触れることで、再現できる可能性が高まる。
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【 アポーツ 】
触れた物体を別座標へ転送する。
転送対象物の質量に制限があり、重いものは転送できない。
また、距離に比例して精度が落ちる。
一度転送した物体は “ アクティブ ” となり、さらにもう一度転送できる。
精度もアップする。
二回目の転送をおこなった時点で、アクティブ状態は解除される。
転送先に十分な空間がないと発動しない。
(いわゆる “ いしのなかにいる ” 状態にはならない)
触れていない物体を転送しようとすると、能力が暴発する。
自身を転送しようとすると、能力の暴発により超加速。
絶対不可視 ・ 不可避の体当たりが発動する。
普通に大ダメージを被るため実用的ではない。
【 イージス 】(仮)
耐久性の向上。
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【 ハーキュリアン 】
重力操作系の能力。 触れた物体を持ち上げる。
ただ物体を “ 軽くする ” ことで持ち上げているわけではなく、
実際にはしぃ自身の腕力も向上しているらしい。
【 エクスセンシズ 】(仮)
視覚、嗅覚、聴力など、五感を高める能力。
【 名称なし 】(仮)
身体能力の向上。
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【 アクアキネシス 】
水を操るテレキネシス。 操る対象の水に触れることが条件。
本人曰く “ ハイドロキネシスとは別物 ” 。
“ 特別製 ” と呼ばれる水を介して、位置情報を把握することもできる。
特別製の水には、ドクオの能力によるリセット効果も作用しない。
精製法は内緒。 そのうち本編にて描写。
【 ヒュプノシス 】
催眠系能力の総称。
【 スライダー 】
滑らせる能力。
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【 パラノイド 】
ヒュプノシスの一種。
触れることで感染する。
【 コトダマ 】
ヒュプノシスの一種。
暗示という予備動作を経て、条件(フラグ)が成立すると、
相手の行動を縛ることができる。
【 パイロキネシス 】
炎、爆発など、高熱に関係するテレキネシスの総称。
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【 エレキネシス 】
同じく電気に関するテレキネシスの総称。
【 コンデンス 】
エレキネシスの亜種。 かつ、コピー能力。
ICカードに他人の超能力をコピーし活用できる。
ただし能力は使い捨て。
【 ポリグラフ 】
嘘を発見する能力。
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※
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50 / 55KB
※どんなに遅くともお盆には。
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いよいよか期待してるよ
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期待
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期待ついでに埋め
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─── それからの出来事は、語るほどのこともない。
俺たちはダイオードをデコピンで倒し、タムラから箱を取り戻した。
戦いの後、兄者は死んだ。
死因はバナナの皮。 打ち所が悪かったらしい。
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===
と、そんなことはどうでもいい。
数日後、俺はしぃちゃんに、VIP市郊外にある崖に呼び出された。
(*゚−゚)
そういえば先日、俺はブーンの勧めで生命保険に4つほど加入した。
しぃちゃんの真剣な眼差しを見ると、
必然的に、これはなんらかの重要な前振りであることが察知できた。
しぃちゃんは俺の目をじっと見つめる。
真剣な表情だ。 目力にたじろぐ。 思わず胸が高鳴る。
彼女の容姿は今まで何度も描写してきたとおり。
淡雪のような輝きを放つ、妖精みたいな娘だ。
それ以上は面倒くさいので省略する。
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こないだはありがとうございました、という当たり障りのないあいさつからはじまり、
ごめんなさい、としぃちゃんは続けた。
('A`) 「え? なにが?」
くすりと笑って、しぃちゃんは続ける。
(*゚ー゚) 「ごめんなさい、……ハインさん」
('A`) 「へ?」
聞き間違いだろうか。
唐突に、想い人の名を呼ばれた気がした……が。
『 10秒だけ 』
しぃちゃんが近付いた。
かと思うと、その腕が俺の背に回されて。
続く言葉で、
俺はさっきのセリフが聞き間違いではなかったことを悟った。
『 ドクオさんをお借りします 』
ぎゅっ。
少女の体が、ぴったりと、押し当てられた。
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●第三八話(最終話) 『 Channelers. 』
(;゚A゚) 「 っ っ っ ! 」
俺は完全に硬直した。
シャンプー? 柔軟剤?
どっちだかわからないが、ふわりと香る花の匂い。
この世のものとは思えないような柔らかさ。
制服を通して伝わるぬくもり。
……体を押し返す、確かな弾力。
:::(i|i*A )::: (ほわぁぁっぁぁぁぁぁぁああぁぁあ!?)
しぃちゃんが、俺を抱きしめ……え、ええ!?
(*∩ー^) 「……へへぇ♪」
しかもなんか笑ってる。
ゆ……夢? 悪夢の見過ぎで反動がきたのか?
(*´ー`) 「最初に会った夜、ドクオさん、私に抱きついたでしょう?」
しぃちゃんは、俺の上着の襟元に鼻から下を埋める。
潤んだ上目遣い。 視線が合うと、ふたたび三日月状に細くなる。
(*゚ー゚)b゙ 「仕返しです」
そう言うと彼女は、俺の胸にひたいを押しつけ、
絡めた腕の力をいっそう強くした。
ぎゅ、と。
それはもう、むぎゅうぅぅ、と。
Σ(;゚A゚) 「おっ……!!」
う お お お お お お お お お お お お ・ ・ ・ !
な、なんじゃこりゃ。
一体ぜんたいどういうアレなんだ、この状況は。
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いかん、やだ、そんなっ。 だめっ。
身をよじるたび、抱き締める力はぎゅうと強くなり、離れない。
いいの? というくらいに完全密着してる。
ふと、ハインさんの笑顔が脳裏にチラついた。
((;*A )) (俺にはハインさんが俺にはハインさんが俺にはハインさんが
俺にはハインさんが俺にはハインさんが俺にはハインさんが
俺にはハインさんが俺にはハインさんが俺にはハああああおおお)
い、いや別にハインさんと俺はまだ何の関係もないけど。
一方的に憧れてるだけだけど。
こんな時に限って現れるのは、ズルいと思います。
『 ドクオさん、……あの日、本当は、わたし 』
香料のそれに混じって、微かに香るほの甘い体臭。
この匂い、覚えがある。
それは確かに、俺があの夜、抱きしめた時の──。
『 怖かったです 』
しぃちゃんは、俺の胸に顔をうずめたまま、声を詰まらせた。
小さな体躯は、震えていた。
(; ゚A゚) 「……」
(* )゙
これだけ心臓が脈打ってれば、彼女もおそらく感じているだろう。
すっごいドキドキする。
すっごいドキドキする。
すっっっっっっごぉぉぉぉいドキドキしまくりなんだけど、
(; 'A`)
(;'A`) (ま……いっか……) ポリポリ
б゙
俺は長い長い10秒を堪能することにした。
恥ずかしいので、目の前にある頭をそっと撫でてやる……とかは無理だったが。
押し当てられた顔は熱く、抱きしめた肩からは、彼女の気持ちが流れ込んでくるようだった。
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『 ぐすっ。 ドクオさん……わたしね 』
(;'A`) 「えっ」
『 こんな……ぐじゅ。 能力だから 』
(;'A`) 「あ、う、うん」
『 思いっきり抱きしめられる相手は、ひょっとしたら
………く…おさん、しか 』
(;゚A゚) 「!?」
なんか危険なことを言いだしている。
ちょっと、まずっ、やだ、これ以上はっ
(*∩-;) 「あっ」
(; A ) 「えっ?」
そして、これまた唐突に。
(*///) そ 「ひゃぁ!」
叫ぶが早いか、
しぃちゃんは俺の体を押しのけるようにして、ぱっと離れた。
(;*゚ο゚) 「ご、ごめんなさいっ! わたし……」
(;'A`)ノシシ 「い、いやぁ! 気にしないで!
そのっ、えっと、ハインさんは別にその……俺としても……」
(;*゚△゚) 「鼻水つけちゃった!」
(;'A`) 「そっちかい」
胸元は全体的に湿ってる。
見れば、ああ、確かにその一部がキラキラと。
別にそんなの気にしなくていいのに。
……もう少し抱きついててくれても良かったのに。
混乱極まったのか、袖で俺の胸元を拭こうとする彼女を慌てて止める。
そんなしぃちゃんは、やっぱりいつものしぃちゃんだった。
−−−−
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=
==
===
あれから10年の歳月が過ぎた。
10年後の俺は、残念ながら定職にすらついていない。
世間によくある、いち引きこもりにすぎない。
しぃちゃんとは一回だけ酒の勢いでチューしたが、
そこからお互いなんとなく気まずくなり、
彼女が合コンで知り合ったイケメンと付き合いはじめると、連絡することもなくなった。
ブーンはサダコちゃんと付き合うや、みるみるうちに激痩せしてイケメンの仲間入りを遂げた。
W大に入学して以降は、俺のことを露骨に憎み、邪険に扱うようになった。
5年ほど前までは、ツインテールの金髪娘と付き合っていたらしい。
らしい、というのは、それ以来なんの連絡も取っていないからだ。
ギコはキューちゃんとできちゃった結婚して高校をやめた。
三人の子供を設けたあと、痴情のもつれやなんやで全身を20箇所以上刺され、いまだ植物状態だ。
クーは性転換手術を受けると行ってモロッコへ飛んだが、
三年前に届いたエアメールの消印はシンガポールのものだった。
..
-
.
そして俺は、引きこもっている。
超能力の氾濫によって秩序が壊滅し、文明の崩壊したこの国。
VIP市だった地域の、学園だった場所の一角に存在する、一つのシェルターに。
ここから全ては始まり、ここで俺れの戦いは終わろうとしている。
床に転がる消火器に、一人の少女の姿を重ね合わせる。
最後の一つのカップ麺を、汁まですする。
また、銃声が聞こえた。
『 Channelers のようです 』 −The End.−
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※あとがき
くぅ……疲れました……。
ここまでくるのに5年を要しましたが、逃亡期間が2年半くらいあるので実質2年だと思っています。
どうにかこの1スレのうちに完結することができました!
完結できたのは読んでくれた人たちと、まとめさんのおかげです。
感想スレで感想を見つけたときは空に叫びました。
絵の投下があると全裸になって駆け回りました。
両方なかったときは酒を飲んでふて寝しました。
他にも色々言いたいことはあります! けど、まあ別にいっか。
ブーン系に幸あれ!(笑)
('A`) .,、
ノヽノ) (i,)
くく |_|
. (
('A`) )
ノヽノ) =3i フッ
くく |_|
`〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
O
゚ ('∀` ) ..,、
(⊃⌒:*⌒⊂). (i,)
/__ノωヽ__) |_|
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ヽ`
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ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
〈 ̄ヽ
,、____| |____,、
〈 _________ ヽ,
| | | |
ヽ' 〈^ー―――^ 〉 |/
,、二二二二二_、
〈__ _ __〉
| | | |
/ / | | |\
___/ / | |___| ヽ
\__/ ヽ_____)
.※
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ひっどいオチを見たwwww
まだ続くんだよな、なぁ?!
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