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从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです Яeboot

1 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 05:30:51 ID:ytUFOiFEO

 

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system setup

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server access

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changed protocol

01010110101001010100011101010001110101101000101010101001

 

.

2 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 05:33:54 ID:ytUFOiFEO
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「……これも因縁、かお」

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「ヒトの驕りか…ならばこれは、バベルの塔だな」

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「……オレ達は破壊と殺戮をバラまき、手前がこしらえた瓦礫の上にアグラをかいてる。その瓦礫の山を、振り返る事もなくな」

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「必ず殺してあげるから……」

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「そうやって、忘れて行くんだ。何もかも、な」

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「相変わらず吠える事だけは一人前ね。見苦しいったらないわ」

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「偽善者、いくじなし。私のことを救う覚悟もないくせに」

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3名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 05:36:30 ID:jEUte4TsO
えっマジで?

4 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 05:40:09 ID:ytUFOiFEO
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「ヘブンズゲート、一日限りの復活パレードだ」

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「まったく…どいつもこいつも、死に急ぎやがって………」

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「ツンドラの地で磨かれた諸君らの氷の意志、黄色猿共に見せつけてやれ!」

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「でもね、世の中には“楯突いちゃいけないもの”があるんだ」

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「オレ一人じゃ…何も出来ねぇのかよ……」
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「……だから、貴様には私が居なくとも立派に一人でやって行けるようになってもらわなければ…」

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5 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 05:50:14 ID:ytUFOiFEO
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「……これは、私の罪だ」

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「君は、何処へ行こうとしてる?」

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「ジョーカーを…止めて欲しいんだお……」
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6 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 05:53:00 ID:ytUFOiFEO
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「それでも、可能な限りは貴様の側に居よう。動かなくなるまで。出来る限り」

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「一部の、力を持った人たちだけが得をするなんて、こんなの絶対に間違ってる」

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「こんなの、絶対に許しちゃいけないんだよ」

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「――振リ返ルナ。タダ、嵐ノ夜ヲ往ケ」
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7 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 05:57:04 ID:ytUFOiFEO
※※※※※※※※※※※※

commando prompt

 

C:\>

 

※※※※※※※※※※※※

8 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 05:58:55 ID:ytUFOiFEO

 

 

C:\>Reboot

 

 

.

9 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 06:03:44 ID:ytUFOiFEO
0101010100100100101001001010010

command accept

0100100100100110100100100010010

get lady

010101001001001001010010001001010

roboot reboot reboot

010101010110110010100100101100100

10名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 06:06:20 ID:ytUFOiFEO
※※※※※※※※※※※※

 

Hello, and welcome back

 

※※※※※※※※※※※※

11 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 06:08:29 ID:ytUFOiFEO

 

 

从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです

      =Яeboot=

 

 

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12名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 06:36:27 ID:C.I5fgP.O
えっ?




……えっ?

13名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 07:13:33 ID:QAEZfx4Q0
えっ?
マジで?

14名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 07:26:37 ID:bAtfHbz.0
うひぉおおお!

15名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 07:32:09 ID:Uo8tpxoMO
ふぉぉ!鳥肌たった!

16名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 07:44:43 ID:QzX5mkLkO
おかえり

何かタイミング良過ぎてスクォークの人と同一人物かとおもえる

17名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 07:51:16 ID:IwAzBS2MO
うおおおお!

おかえり!

18 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:16:46 ID:pisun.Qw0

 

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19 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:20:48 ID:pisun.Qw0

………

……



insert disc to 「The common case」

///hava a nice dive!///

20 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:25:26 ID:pisun.Qw0

 

Purple haze all around

Don’t know if I’m comin’ up or down

Am I happy or in misery?

Whatever it is, that girl put a spell on me

 

……Purple Haze/Jimi Hendrix

.

21 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:26:57 ID:pisun.Qw0

 

从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです

 =Яeboot=


「The, common case」

 

.

22 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:28:27 ID:pisun.Qw0


 
 
///disc.1///

 

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23名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 08:28:47 ID:C.I5fgP.O
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
早起きしてよかったあああああああああああああああ

24 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:29:45 ID:pisun.Qw0

Prologue

 
――少年がそのショーウィンドウの前に立ち尽くしてから、もう三十分ばかりの時間が立っていた。
朝から振っていた雨が上がり、雲間からやっとこさ太陽が顔を覗かせた、それは日曜日の午後の事だった。

黄色いレインコートを着て、揃いの傘を小脇に抱えた少年は、小路を歩く人々の視線も意に介さず、小さなまなこをめいっぱいに大きく開いて、水垢のこびりついたガラスケースの中を睨みつけている。
うらぶれた通りの寂れた楽器屋。その展示ガラスの向うでは、年季の入ったテナーサックスが飾り台の上で鈍い光を放っていた。
金色の輝きを反射した少年の目が、ゼロの沢山ついた値札に注がれる。
レインコートのポケットからロケットのアップリケのついた財布を取り出すと、少年はその中身を覗きこんで溜息をつく。三十分ばかり前から数えて、これで七度目の溜息だった。

「おーい、お待たせー」

雨粒を跳ね上げて、もう一人の少年がそこにかけてくる。
青色のレインコートを着たその少年は、黄色いレインコートの少年よりも頭二つ分程背が高く、両の手にそれぞれアイスクリームを握っていた。

25 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:32:01 ID:pisun.Qw0
「はいこれ、お前の分」

息を切らせて走ってきた青色のレインコートの少年は、ショーウィンドウの前までやってくると、左手に握ったチョコミントフレーバーのアイスをもう一方の少年に差し出す。
黄色のレインコートを着た少年は、それを一瞥しただけで顔を戻すと、再びショーウィンドウの中へと目を向けた。
古ぼけた中古のテナーサックスは相変わらず鈍い光を放っており、値札に並んだゼロの数も変わることはなかった。

「欲しいのか?」

背中越しに掛けられた言葉に、黄色のレインコートの少年は返事を返さない。
ランドセルの中にしまったままの給食費袋の事を少年は思い出す。ここで「うん」と返事を返しただけで、どうにかなる様なものではないと知っていた。

「どうしても、欲しいのか?」

だんまりを決め込んだまま恨めしげにショーウィンドウをにらみ続ける弟に、青のレインコートを着た少年は微かに嘆息をつく。
彼の手に握られたチョコミントのアイスは、既に溶け始めていた。

「――あーあー。またバイト増やさないといけないなあ」

やぶからぼうのそのぼやきに、黄色のレインコートの少年ははっとして顔を上げる。
両手を頭の後ろに回した兄の視線は、明後日の方向を向いていた。

「今度は何にすっかなあ。やっぱ工事現場が一番稼ぎが良いかなあ」

わざとらしい口調でぼやきながら、青のレインコートの少年は罅の入った楽器店の自動ドアの方へ向かって歩いて行く。
自分よりも頭二つ分大きい兄の後を慌てて追うと、黄色のレインコートの少年はその背中に飛びついた。

26 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:33:12 ID:pisun.Qw0
「ホントに、ホントにいいの?」

「はあ?何のこと?」

必死な顔をして聞いてくる弟を振りかえってとぼけてみせると、青のレインコートの少年は両手のアイスを弟に渡し、楽器店のドアをくぐる。
カウンターでまどろんでいた店員を起こしてショーウィンドウの中のテナーサックスを指差す兄の様子を、黄色のレインコートの少年は先にショーウィンドウを見つめていた時よりも更に大きく開いた眼で見つめていた。

やがて会計を終えた兄は、黒いケースを手に下げ店から出てくると、弟の手に握られたチョコミントアイスを奪い取り、空いたその手に黒の楽器ケースを押しつけた。

「お前、荷物持ちな」

ぶっきらぼうに言い捨てる兄の言葉におざなりな頷きを返し、黄色のレインコートの少年は火がついたかのような動きでケースの留め金を外す。
年季の入ったテナーサックスが、雨上がりの陽光を反射して、金色に輝いた。
黄色のレインコートの少年は、兄の顔を見上げる。

「おい、ちゃんと閉まっとけ。落としたりしたら承知しないからな」

ばつの悪そうな顔で視線を逸らす兄に、頷きを返す少年の顔には、テナーサックス同様に光輝く、満面の笑みが浮かんでいた。

「ありがとう、兄ちゃん!」

ある、雨上がりの日曜日の午後の事だった。

27 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:34:39 ID:pisun.Qw0

#track-1

――四隅の両面テープ(あのホームセンターで売ってる特別強力なやつだ)を剥がしたところで、俺はそれをくるりとひっくり返すと、目線の高さに合わせて事務所の錆ついたドアに貼りつける。
黒塗りの真新しい表札の上には、流麗な筆記体で「D&H detective」の銀文字。
予想以上に様になっているじゃあないか。

('A`)「うむ、イッツ・ソゥ・オシャンティ。どこからどう見てもお洒落な喫茶店だ。
ブラックボードに本日のお勧めを書いてイーゼルに立てかけて置けば、女子大生の顧客獲得も容易いぜ」

努めて満足げな顔を作ると、一歩下がって新たな事務所の入り口を見上げる。
通りに面した木目調の壁には西洋風の窓が五つ等間隔で並び、その下で行儀よく整列した植え込みから見ても、かつてはここがバーか喫茶店かだった事を窺わせる。
正面から見て右側の端にある、こじんまりとしたポーチと青銅を模した色合いに塗られたドアなども、如何にもといった作りで、首を左右に振ったりしなければ、ウラバラ・ストリートの喫茶店と言っても差支えは無いだろう。

('A`)「――首を、左右に振らなければな」

現実から背けていた視線を無理矢理に戻して、ビルの両脇を見やる。
右側には「兎夢猫〜トム・キャット〜」のピンクの看板が下がったソープランド。左側には錆ついたシャッターが半開きになった違法バイオ端子屋(これは果たして営業しているのかどうかも怪しい)。
VIP特別指定政令都市、ニーソク区13番街。ここが、風俗街と非合法商店街の間に挟まれた胡乱な通りの中にあるという事実は、出来るのならば思い出したくはなかった。
最も、ウラバラ・ストリートそのものに事務所を構えるなんて、死んでも嫌ではあるが。

28 ◆fkFC0hkKyQ:2012/07/26(木) 08:37:30 ID:pisun.Qw0
「おい、聞いてくれドクオ。私は今凄い事を発見したのだがな――」

背後から掛けられた声に振りかえる。

从 ゚∀从「貴様を貶める為に幾つもの悪罵のバリエーションを考え続けてきた私だったが、
このたび遂にこれ以上なんという呼び名で罵倒したらいいのか分らなくなった」

買い物袋を両腕にぶら下げた、馴染みの相棒の姿がそこにあった。

('A`)「いや、それは重畳。俺もここ最近は、君の罵倒に対してい
ちいち気のきいたジョークを返してやるのが億劫になってきててね。歳かね」

銀の髪に赤い瞳。何時も召しているゴシック・ロリータのワンピースは、夏に合わせてやや薄手のものになっている。
最も、彼女にとっては夏の暑さも冬の寒さもおよそ関係の無い事ではあるのだが。

('A`)「いい機会だし、これからは清純系女子っぽい口調になってもいいんじゃないかな」

从 ゚∀从「え〜?そうですか〜?そっちの方がいいですか〜?」

声音だけを妙に甲高く黄色に、相も変わらずの仏頂面で彼女はその色素の薄い唇を開く。
何時ものことながら、彼女は俺に「ある日突然、フードプロセッサーが女の子の声で喋ったらどういう気持ちになるか」というのを懇切丁寧に教えてくれる。
彼女の存在があるからこそ、俺は寂しい夜にセクサロイド専門の風俗店の自動ドアを潜る様な過ちを犯さないでここまでこれたと言っても、過言ではないだろう。無論、皮肉だ。

29名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 08:38:56 ID:bxItDSIMO
おおお!!おかえり!
待ってたよ!支援!

30名も無きAAのようです:2012/07/26(木) 08:39:32 ID:QwE9i8sE0
今まで敬遠してたが鋼鉄の処女読んでくるわ


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