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从 ゚∀从 ブーン系小説&イラスト練習総合避難所
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ある夏の日の、早朝。
視界は薄暗いけれど、それはこれから先の日差しを予兆させる色合いで。
空気はそれなりに冷えているけど、昨日の熱をまだ帯びている。
詰まる所その時間帯が、この頃一番動きやすい時間帯なのだった。
(,,゚Д゚) 「着いた、と」
せっせと動かしていた足を止め、片足で自転車と己を支える。
目の前にあるのは、少しだけ時代を感じさせるアパート。
だけど、それは背景でしかない。
俺が見ていたのは、アパートの寂しげな鉄の手すりに寄りかかり
こちらを見ている、期待と不安と驚きのうまい具合に入り混じった笑顔だけ。
(*゚ー゚) 「ホントに、来てくれたんだね」
小さい声だったけど確かに聞こえた。
周りが静寂に包まれているから、なおのことそのか細い様子がよくわかる。
(,,゚Д゚) 「約束したとおりだからな」
俺がにぃっと笑顔を向けると、彼女はぎこちなく微笑み返してくれた。
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