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( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです
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とりあえずスレ立てです。
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叫んで良いのか息を飲めばいいのか興奮し過ぎてわからない
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完結してほしいのに完結してほしくない、これがジレンマってやつかい…?
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ハジマタ!
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吹っ切れると気持ち良いな
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――――踏み込んだ。
二人、同時に。
長躯のショボンのほうが、踏み込み幅は大きい。
しかし、アルファベットの有効範囲では遥かに自分が上回っている。
ショボンの飛び込みを、受けた。
体を軽く捻って振るわれた、アルファベットZ。
それを、強く握り締めたYで受け止める。
甲高く鳴り響く、干戈の音。
ショボンの一撃は、重い。
これまでの人生で、一度も味わったことがないほどだ。
しかも、ショボンの表情を見る限りでは、小手調べの一撃だとしか思えなかった。
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>>128
おまおれ
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震えが止まらない
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ホントにきてたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
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かぁっっけぇぇぇぇ!!
文章だけで映像が脳内に浮かび上がるわ
これほどの胸熱は初めてだ
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がんばれ…
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それでも、受け止めることができた。
危うくも、ではない。自分が思う形でZを止められたのだ。
アルファベットYを引く。
体ごと。
ショボンも同じように、後ろへ下がっていた。
( ^ω^)「…………」
(´・ω・`)「…………」
雌雄を、命運を。
全てを決する戦いが、確かに今、始まった。
これから何十合、何百合打ち合うのか。
分からない。しかし、構わない。
何千合でも、何万合でも、打ち合ってやる。
最後まで、戦い抜いてみせる。
勝利を、掴んでみせる。
アルファベットを武器にして。
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やっぱ強いよかっこいいよショボン
どうなる…
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どきどき
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高校の時から読み始めて…今や大学4年だぜ!!!
ずっと待ってたわ
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アルファベットを武器にして!
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創作板でも全力で支援!
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相変わらず痺れる魅せかたしやがる
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一個差ならそこまで不利なわけでもない…よな
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>アルファベットを武器にして。
鳥肌たった
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アルファベットを武器にして!
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――フェイト城・北の山――
それほど標高は高くない山だが、馬を曳いて登るのは困難だった。
ただ、昔からあまり、馬に乗って移動するのは好きではない。
川 ゚ -゚)(もしかしたら……と思ったけど、期待はずれ……)
もしかしたら、一騎打ちの様子が覗けるかも知れない。
そう思って近隣の山に登ってみたが、無駄足だった。
双頭の森の木々が高いせいもあって、人影は確認できない。
川 ゚ -゚)「…………」
この程度のことは、事前に調査しようと思えばできたはずのことだった。
一騎打ちの場所は、前々から決められていたのだ。
森そのものは監視されていたが、周囲の山には何の制限もなかった。
それでも行動に移さなかったのは、何故だろうか。
分からなかった。
ただ、感謝すべきかもしれない。
事前に調査など実施していれば、この瞬間は訪れなかった。
この男との再会は、なかった。
( ’ t ’ )「何となく、会えるような気がしていた」
背に、アルファベットのないカルリナ。
やけに、新鮮な光景のように思えた。
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ブーンがんばれ!
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立会人だっけか
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カルリナァァァァァァ!!!!!
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カルリナ懐かしい
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ここでシーン変えるとかどんだけ焦らしたら気が済むんだよ!!
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川 ゚ -゚)「私を探して、この山に登ってきたのですか?」
( ’ t ’ )「まぁ、半分はな」
残りの半分の理由は、同じだろう。
ただ、カルリナも徒労だということは登山中に気付いていたようだ。
( ’ t ’ )「上手く勘が働いてくれたようだ」
カルリナが悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
相変わらず、将としては不必要なほどに、顔立ちの整った男だ。
( ’ t ’ )「……一騎打ちはもう、始まっているな」
川 ゚ -゚)「分かりますか?」
( ’ t ’ )「感覚で、何となくな」
川 ゚ -゚)「優劣は」
( ’ t ’ )「それが分かるなら、山に登ったりはしないさ」
川 ゚ -゚)「……そうですね」
馬鹿な質問を、してしまった。
カルリナは構わずに、ただ森を眺めている。
川 ゚ -゚)「……不安、だったのかな」
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なぜだろう、長椅子に1人座るショボンのイメージが勝手に阿部さんに変換された
支援
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軍を抜けたのも昔だな
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http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_157.png
支援
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タイトルを文に持ってくる作品は多いけどアルファはインパクトが大きすぎるな
もう駄目だ、1投下毎に叫びたくなる
自重してROMるけどずっと二人の戦いを見届けるぞ
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クーの口調が新鮮
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俺も不安だった
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ここに来て素のクーとか…
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1レスごとに涙が出そうになって困る
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いつもの私とは違う口調の言葉が、漏れた。
独り言に近かったが、カルリナの耳に届いていただろうか。
( ’ t ’ )「信じるしか、ないな」
カルリナの曖昧な言葉は、こちらへの返答だったのか。
分からなかったが、カルリナの視線は、変わらずに双頭の森へ向いていた。
――双頭の森――
間合いが、広い。
迂闊には、飛び込めない。
アルファベットY。
自分もかつては使っていたが、あまり印象には残っていなかった。
あのときは、とにかく早くZへ、としか考えていなかったためだ。
目の前にして、改めて思う。
この間合いは、脅威的だと。
(´・ω・`)(……攻め込んでこないな、ブーンは)
まだ、打ち合ったのは一合だけだ。
すかさず距離を取ったあと、ブーンが踏み込んでくるかと思ったが、それはなかった。
どうやら、守りに徹するつもりらしい。
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熱いな
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Yめちゃくちゃデカイもんな
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Yのデカさ半端ないもんな
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我慢汁出てきた
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早々とZに進んだショボンと
Yを長く握ったブーンか…
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いつもの私…
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やっと追い付いた支援
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一騎打ち無敗同士だからなあ・・・
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Yはリーチだけで反則的なものがあるもんなぁ…そんな俺はVが一番好きだ
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(´・ω・`)(乗ってみるとするか……誘いに)
わざとらしく、大袈裟に右のZを振り上げた。
ブーンの体が強張ったのがここからでも分かる。
しかし、突き出したのは、左。
分かりやすい惑わしだった。
ブーンの視線も、しっかりと左に向いている。
だが――――
(´・ω・`)「見縊るなよ」
Yの刃先を、ブーンは微動だにさせなかった。
そこを、思い切り叩く。
Yを、弾いた。
(;^ω^)「ッ!!」
(´・ω・`)「その大きさだ。刃先までは、力が伝わりにくいだろう」
踏み出す。
ブーンの顔に浮かぶ、焦燥。
振り上げておいたZを、重力に任せ、振り下ろす。
狙いは、弾かれたYだ。
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E持って紙切れ切ってたブーンがYですよ支援
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Yって4mぐらいだっけ?
そんなん使って戦えるとかどんな超人だよw
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ホントの私…
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ショボンさんつえぇ
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しょぼおおおおん
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投下を楽しみに待っていました。今はただ支援するのみです。
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地面に、叩きつけた。
Yの刃が乾いた土を抉る。
そして、左のZをブーンに向けた。
(´・ω・`)「ッ……」
胴体を貫くつもりで放った一撃だった。
しかし、ブーンは遠い。
それは無論、分かっていた。
だから左足を大きく踏み出し、半身になってZを突き出したのだ。
刃先はブーンの体に入り込める距離だった。
だが、ブーンは跳躍した。
先ほどは後退で回避された。
今度は、横に逃げられた。
ブーンはすかさずYを引き戻した。
また、守りは万全。
Zが届かない範囲にまで下がっている。
もう一度、攻め込んだ。
呼応するように、ブーンがYを突き出してくる。
好機か、と一瞬思った。
左のZでYを弾き、右のZで首を狙えば決着する。
単純な相手ならばその流れは現実となるはずだ。
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ジョルジュとミルナの二人掛かりでもちょっと怪我させただけだったし
ショボンつよすぎ・・・
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>>174
こんなの一発でも喰らったら即死だわ
http://boonsoldier.web.fc2.com/ga14499.jpg
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支援…!
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さすがラスボスだ
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見縊る(みくびる)…こんな漢字初めて見た
支援
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だが、それほど簡単にはいかない。
ブーンはYを、あくまで威嚇程度に突き出しただけだ。
こちらが弾こうとすれば、すかさずYを引くだろう。
咄嗟に切り替えて、Zの攻撃をYで受け止めさせた。
そのまま、押し込む。単純な力では、自分のほうが上だ。
だが、さすがに押し切ることはできない。
ブーンは逆に押し返そうとしてくる。
刃と刃の擦れあう音が響いていた。
埒が明かない。
そう判断して、自分のほうから退いた。
ブーンの追撃は、なかった。
定石に従うならば、ブーンは踏み込んでくるべきだ。
俊敏さではブーンに劣っている。追撃することは、不可能ではなかったはずだ。
しかし、あくまでブーンはYで身を守るだけだった。
完全なる、守勢。
(´・ω・`)(……この広さでは、隅に追い込むことはできないだろうな)
あくまで逃げに徹するというのなら、逃げられないところまで追い込めばいい。
そう考えたいが、決戦の地として選ばれた双頭の森の広場は、充分な広さを有している。
正確には分からないが、恐らく直径で四半里はあるだろう。
仮に追い込んだとしても、所詮は森の中。
ブーンが絶体絶命の危機に陥るわけではない。
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>>181
改めてでかいなwwww
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鳥肌ヤバイ
ブーン頑張れ超頑張れ
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>>181
小さいとされてるVも、一般的にはかなりデカイよな
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がんばれ!
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(´・ω・`)(自分から攻めて好機を作り出すことは不可能……と判断したか?)
賢明だった。
立場が逆ならば、自分も同じ選択肢を選ぶ。
とにかく、回避を続ける。
隙を見出せれば、確実にそれを突く。
ブーンが選んだ戦法は、あまりに堅実で、あまりに合理的だった。
退屈、極まりなかった。
(´・ω・`)(……国の命運を決める一戦、か)
攻め込んでこないブーンを見据えながら、ふと思った。
"もしこれが、ただの一騎打ちであったとすれば"と。
ブーンは恐らく、自分の実力が通じるかどうかを試しに来るだろう。
そして、それこそがブーンの真価であるはずだ。
これまで、ブーンと戦で打ち合ったのは、一度きり。
フェイト城を奪われた、あの戦の緒戦。
およそ、まともな打ち合いではなかった。
しかし、あのときのほうが遥かに、痺れる打ち合いだった。
思わず身震いした。
総身に粟が立った。
あのときの一撃は、まさにブーンが全身全霊を込めたであろう一撃だった。
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これの1話が始まった頃にVIPに来たんだよなぁ
何か感慨深いわ
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E小さくて使いやすいお(^ω^)
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ショボン視点なのがブーンに何か奥の手がありそうでドキドキする
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今日で終わりか・・・
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Vといったらベルだな
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モナーが好きだった支援
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今、それを放てないのは、致し方がないことだ。
かつての一騎打ちはすれ違いざまだったが、今は違う。
十全な状態での反撃を、ブーンは覚悟しなければならないのだ。
(´・ω・`)「ふんッ!」
踏み込んで、左を払い、続いて右を払う。
ブーンはそれを受けずに、下がって回避した。
下位ランクのアルファベットYでは、Zの攻撃を受け続けると、いつか破壊されてしまうかも知れない。
ブーンはそう考えているのだろう。
差が一つ程度ならば数千合打ち合ったとしても問題ないはずだが、数万合に達すると分からなくなる。
つまりブーンは、長期戦を見据えているということだった。
ブーンがYを突き出してくる。
しかし、自分がアルファベットZを動かすよりも早くYは引っ込んだ。
攻撃が繋がり、今度はYを横に薙いでくる。
ただ、これも自分には到底届かない。
牽制でしかなかった。
(´・ω・`)(さすがに、攻めにくいな)
ブーンの狙いは、隙を突くこと。
そのためには、相手が攻め込んでくる必要がある。
一見、攻めにくくするための牽制は、矛盾していることのように思える。
だがブーンは、こちらが焦れて無理な攻めを打ってくることを狙っているのだろう。
そのときこそが、最大の好機になるからだ。
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ジョルジュとどっくんが好きだった支援
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ブーンが勝てる気がしない
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ドクオがあれした時は、
暫く信じられなかったわ…
がんばれブーン
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(´・ω・`)(駆け引きの上手さもあるか……)
確かに、強引に攻め込んだ隙をブーンは見逃さないだろう。
かつて、エヴァ城を巡る攻防の際、オオカミのミラルド=クァッテンを一撃で仕留めたことがある。
相手のアルファベットを躱してから、打ち合うことなく討ち取ったのだ。
あの頃から、勝機に対する嗅覚は優れていた。
だからこそ、絶対に気は抜けない。
愉悦に浸れるような一騎打ちでないことは事実だ。
しかし、享楽を求めているわけでもない。
ブーンが専守ならば、それもいいだろう。
軽く左から踏み込んで、無難な一撃を繰り出す。
ブーンはすかさず横に動くが、それを予測して、自分も追撃した。
左のZを払う。
ブーンには届かない。
更に一歩、踏み出す。
それでもまだ、届かない。
Yの大きさは、やはり脅威だ。
攻撃可能範囲で大きく水をあけられている。
ブーンの安全圏内は、自分にとって危険圏内だ。
Yを弾いて攻撃不可能にしてやれば、恐れるものは何もない。
しかし、それこそがブーンの最も警戒していることだ。
不用意にYを出してこないのは、そのためだろう。
(´・ω・`)(もしブーンのアルファベットがXのままだったら、もう一騎打ちは終わっていたな)
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ミルナが一番好きだ
支援
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ブーン頑張れえええええ支援
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何というゆったりとした激しさ
待つのが辛いくらい先が気になる
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他と比べてもYは圧倒的大きさだな
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ちょくちょく
過去の死闘が挟まれるのがまた
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ショボン視点ってのがまた上手いな支援
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アルファベットYの強みに賭けたブーンの判断は、正しい。
後世の歴史家も、そう評することだろう。
だが、その歴史家たちは文の締め括りにこう書くはずだ。
"やはり、ブーン=トロッソの挑戦は無謀だった"と。
(´・ω・`)「ハッ!」
掛け声と共に、アルファベットを振るう。
ブーンは、僅かに反応が遅れていたように見えた。
Zはブーンに遥か及ばない位置で空を切る。
しかし、ブーンはこの寒さのなかで、汗を一滴、乾いた地面に落とした。
(´・ω・`)(……体力的には、まだ全く問題ないだろう)
(´・ω・`)(だが、精神的にはどうだ?)
ブーンは、常に全神経を研ぎ澄まさせている。
一瞬でも気を抜けば首が飛ぶ状況で、耐え続けている。
それを、果たして、いつまで保てるか。
やがて、精神的な重圧は体力面にまで及ぶだろう。
現状だけを見ても、明らかにブーンのほうが疲弊している。
ブーンには若さもあるが、このままならば、先に体が動かなくなるのはブーンのほうだ。
追い込んでしまえばいい。
そのためには、継続的に重圧を掛け続けることだ。
アルファベットを、振るい続けることだ。
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頑張れぶーん(´・ω・`)
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がんばれブーン!
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ブーンは今何を思っているのか
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ショボンがかっこよ過ぎて泣きたい
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がブーン!
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無理な一撃を打つ必要はない。
ただ、ブーンに向けて突き出すだけでいいのだ。
それだけで、勝利への道を進むことができるのだから。
――双頭の森――
瞬きさえ、怖かった。
(;^ω^)「ッ……!」
ショボンの一撃は、遠い。
自分の首を脅かすことはない。
分かっているのだ。
分かっているはずなのに、自然と体は強張る。
アルファベットYという巨大な武器を手にしているが、身の軽さでは自分が優っているだろう。
ショボンが不意に踏み込んで来たとしても、後ろか横に逃げられる自信はある。
無駄に神経を磨り減らす必要はないのだ。
それでも、反射的に全身を固くしてしまう。
理屈で分かっていながらも、警戒してしまうのだ。
それだけの圧力が、ショボンの総身から滲み出ているからこそ。
あまりに、巨大。
あまりに、強大。
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(´;ω;`)僕はブーンを応援するよ…!
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ブーンはなにを思うのか
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はらはらする
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考えたら圧倒的なアルファベット差があったにも関わらず
ショボン相手に攻め続けられたフィレンクトさんって凄いな
支援
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ブーン視点きた!
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ブーン劣勢じゃないですか!やだー!
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支援んんんんん
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自分のアルファベットYを、小さく感じるほどに。
( ^ω^)「ハァッ!」
息を大きく吐きながら、Yを突き出した。
ショボンは余裕を持って見切っている。
受け止めることをしない。躱すことも、しない。
届く距離ではない。
だから、ショボンの無反応は、正しい反応なのだ。
問題は、自分の攻撃に圧力がないことだ。
それが、ショボンとの決定的な違いだ。
恐らくショボンは、刃が眼前に迫っても、届かないと分かっていれば動かないだろう。
ただの牽制なのか、本気で首を狙いにきているのか。
どちらであるのかを、瞬時に見切ることができるのだ。
つまり、ショボンは自分と違って、警戒すべき行動だけを警戒している。
精神的な負担は、明らかに自分よりも軽い。
ここに来る前に、体に溜まっていた疲労は抜いてきた。
調練は軽めに済まし、長時間かけてゆっくり西進してきたのだ。
事前の調整は、万全だったと胸を張って言える。
それでも既に、普段の調練を終えたあとのような疲労感に襲われていた。
まだ、まともな打ち合いは少ない。
勝利を掴むには僅かな隙を突くしかないと考え、戦う前から長期戦を見越していた。
まともに刃を交えては天下が遠のくと思ったからこそだ。
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等身大のラスボスってやっぱりいいな
緊張感が凄い
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始まったばかりなのにこの緊張感。
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まず相手に攻めさせる的なショボンの悪い癖が出てないあたりショボンにも余裕はないんだろうな
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自分のほうがショボンより若い。
体力にも、多少なり自信はある。
根気強く、粘り強く戦うという選択肢は、悪くないものだったはずだ。
しかし、始まってまだ一刻も経っていないうちから、これほど疲弊するとは思わなかった。
(´・ω・`)「…………」
ショボンは、動かない。
アルファベットZにも、殺気は篭っていない。
それでも、身震いさせられるほどの重圧だ。
首筋を、常に刃の腹で叩かれているような感覚がある。
"いつでもお前を討てる"と。
そう、言われているような気さえする。
風は凪いでいる。
森に、音はない。
ショボンが、僅かに左足を動かした。
小石が地面と擦れる音が聞こえた。
それだけで、アルファベットYを握る力は強まる。
まだ、ショボンはZを微動だにさせていないのに。
完全に、ショボンに主導権を握られてしまっていた。
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