（　＾ω＾）ブンシングのようです

58：名も無きAAのようです：2012/01/21(土) 17:48:56 ID:Y4K2axEo0: 嗚呼、あれは一体いつの事だったのか…
ご主人様に最初に会ったのは…

そう、この国に来たときだった。
私は神に近い存在として驕り高くなっていたのだ…
ダンピールらすら、私の敵ではなかったのだ…
エクソシストなぞ、当然のように一ひねりだったのだ…
あそこまで驕っていても、おかしくはないはずだ。
あのようなただの医者に敗れるとはなんとも情けなかった…

しかし、彼こそが、私のご主人様だ。

醜かった私の容貌を嫌わなかったのは彼だけだろう。

ひょっとしたら、自分が醜いということを根に持ち、さらに醜くなり、さらに…

わからない。

気がつけば、いつの間にか私は美しく、礼儀正しく、力強くなった。

そして、ご主人様はお亡くなりになられた。

彼の死を悼むものはとても多かったため、紛れ込むことが出来た。

そこで初めてご主人様の名を知った。

ホライズン･ヴァン･ブンシング。

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