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( ^ω^)アンパンマンのようです
161
:
名も無きAAのようです
:2011/09/21(水) 21:27:07 ID:Pdz3nJLk0
恐る恐る、居間につながるドアを開くと
そこに、いたのは
( ー )
完全に生気を失った しぃが
吐血して、倒れていた
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「え?」
(,,゚Д゚)「母ちゃん」
(,,゚Д゚)「母ちゃん?」
(,,゚Д゚)「しっかりしてくれよ」
(,,゚Д゚)「母ちゃん」
(,,;Д;)「母ちゃん!?」
162
:
名も無きAAのようです
:2011/09/21(水) 21:30:28 ID:Pdz3nJLk0
(,,;Д;)「母ちゃん!?嘘だろ!?オイ!!!」
(,,;Д;)「嘘だって言ってくれよ!?なあ!?」
(,,;Д;)「俺!!解毒キノコ、採ってきたんだよ!?」
(,,;Д;)「ショボンさんたちと協力して、撮ってきたんだよ!!??」
(,,;Д;)「なあ!?母ちゃん!?俺!もっと母ちゃんにおにぎり食べさせてあげたいよ!!」
(,,;Д;)「おにぎりの作り方だって母ちゃんが教えてくれたんじゃないか!!」
(,,;Д;)「また教えてくれよ!?母ちゃん!!??なあ!!??」
(,,;Д;)「頼む!頼むよ!死なないでくれよおおおおおおおおおお!!!!!ああああああああああっ!!!」
(´・ω・`)「お、落ち着いて!!シャキン!!ブーン!!脈を!!」
(;^ω^)「…は、はいお!!!」
(`・ω・´)「…わ、わかった!」
突然の事態に その場の人々は皆 慌てふためいてしまった
163
:
名も無きAAのようです
:2011/09/21(水) 21:33:33 ID:Pdz3nJLk0
・ ・ ・ ・ ・
(`・ω・´)「…残念だけど…」
( ^ω^)「脈は…なかったお」
(`・ω・´)「…血がまだ乾いてない…死んでからそれほど時間はたってないみたいだ」
(`・ω・´)「きっと僕たちが出て、すぐに…」
(´・ω・`)「待ちなよシャキン これ以上言わないでやれ」
(`・ω・´)「…え?」
(´・ω・`)「…身内が死んだときは、その現実を認めたくないってのがふつうだよ
今はしぃの死に関しては、これ以上言わないであげてくれ ギコの為にも、ね」
(`・ω・´)「…分かった」
(,,;Д;)「か…母ちゃあああああああああん!!死ぬな!死なないでくれ!
お願いだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
164
:
名も無きAAのようです
:2011/09/21(水) 21:36:02 ID:Pdz3nJLk0
―――――――――――――
(,,;Д;)「…ううっ…母ちゃん…」
(,,;Д;)「ごめんね…ごめんね!!!」
(,,;Д;)「俺が弱くなければ…プギャーの毒に負けてなければ!!」
(,,;Д;)「もしかしたらもっと早く帰ってこれて助けてあげれたかもしれない!」
(,,;Д;)「畜生っ…畜生ォォォォォォ!!どうしてこんな…うわあああああああああっ!!!
俺がもっと強ければこんなことには!アア!!アアアアアアアアアアアアアアッ!」
(;^ω^)「お、落ち着けお!!落ち着けおー!!!」
(,,;Д;)「母ちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!」
165
:
名も無きAAのようです
:2011/09/21(水) 21:36:44 ID:Pdz3nJLk0
ギコの声は町中に響き渡った
…その日の午後は 土砂降りの雨だった
続く
166
:
名も無きAAのようです
:2011/09/21(水) 21:37:24 ID:Pdz3nJLk0
以上です ありがとうございました
これで完っぽいですけどちゃんと続きありますよwww
鬱展開にしてみたんですけど…ちゃんとできてるんだろうか (´・ω・`)
167
:
名も無きAAのようです
:2011/09/21(水) 22:02:27 ID:6FIQnqxE0
鬱すぎる…乙
ギコとしぃが親子ってのが新鮮でいいなぁ
今から次が楽しみ
168
:
名も無きAAのようです
:2011/09/21(水) 22:04:52 ID:c8sCR9qw0
報われねぇ…
169
:
名も無きAAのようです
:2011/09/22(木) 12:09:49 ID:.Z8xvFCIO
アンパンマンを題材にしながらこの展開とは…
期待
170
:
名も無きAAのようです
:2011/09/22(木) 23:38:54 ID:bX5IRBvE0
こっそりと支絵ん
http://imefix.info/20110922/51273/
171
:
名も無きAAのようです
:2011/09/23(金) 20:36:04 ID:Wh50t.3kO
>>170
おにぎりマンからギコへのアレンジが上手くてウラヤマ
海苔要素があると違うなぁ
ギコ
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_682.jpg
172
:
名も無きAAのようです
:2011/09/23(金) 21:03:00 ID:kOIHg7kM0
>>171
最早斬られたい
173
:
名も無きAAのようです
:2011/09/24(土) 12:14:09 ID:IvWA3VhAO
作者です 携帯から失礼します
>>170-171
ぬおおお!すごくかっこいいです!
うれしいです
ありがとうございました
174
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 20:57:29 ID:dxWyc0h20
作者です しばらくしたら投下開始いたします
暫しお待ちください
175
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 21:52:30 ID:bWCjTrNw0
( ^ω^)…
176
:
遅くなって申し訳ありませんでした
:2011/09/25(日) 22:28:33 ID:dxWyc0h20
―復讐
―胸に誓ったのは、敵への復讐
―舞え、剣士よ
177
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:32:24 ID:dxWyc0h20
――――――――――――――
( ^ω^)「…解毒キノコを配りに行きたいけど…」
(`・ω・´)「…ギコがあんな状態じゃ放っておくわけにもいかないよなぁ…」
(,,;Д;)「………」
しぃの死が発覚してから約一時間 遺体は居間でタオルにくるまれ寝かされていた
しかしギコの心の傷は、全く癒えることはなかった
(´・ω・`)「仕方ないさ、急なことだったもんな…」
('A`)「………」
(,,゚Д゚)「行ってくれ」
( ^ω^)「…え?」
(,,゚Д゚)「解毒キノコを配りに行ってくれ 俺はここで…母ちゃんとの別れを惜しんでいたい」
(´・ω・`)「…そう、か よし、ブーン、シャキン、ドクオ キノコを住民に配りに行くぞ」
(;^ω^)「で、でも!ギコが!!」
(´・ω・`)「本人が大丈夫だって言ってるんだ きっと大丈夫さ」
(´・ω・`)「じゃ、行ってくるからね」
ショボンはそう言い残し、そっと扉を閉めた
178
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:34:38 ID:dxWyc0h20
―――――――――――――
(,,;Д;)「………」
(,,゚Д゚)「………行った、か」
(,,゚Д゚)「ごめんな、ブーン達 お前たちはきっと俺がこれからすることを、止めただろう」
(,,゚Д゚)「危険だ、ってね」
(,,゚Д゚)「でも俺はやるよ」
(,,゚Д゚)「…プギャーへの復讐を」
(,,゚Д゚)「誰の手も借りずに、な」
(,,゚Д゚)「単身で乗り込むのは確かに危険かもしれない」
(,,゚Д゚)「もしかしたら俺も死んじまうかもしれない」
(,,゚Д゚)「それでも」
(,,゚Д゚)「…親の死の敵は、子である俺が討つ 一人で!」
179
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:37:28 ID:dxWyc0h20
(,,゚Д゚)「行ってくるよ、母ちゃん」
(| |)「………」シーン
(,,゚Д゚)「天国から、俺の戦いっぷり」
(,,゚Д゚)「見守っててくれよ」
(,,゚Д゚)「ブーン、シャキン、ショボン、ドクオ 本当にすまなかったな いろいろ迷惑かけたよ」
(,,゚Д゚)「だけど…借りは返す 俺の手で…」
(,,゚Д゚)「必ず…」
ギコは床に置かれていた梅干剣を手に取り、刃をわずかに見せ
(,,゚Д゚)「プギャーを葬り去る!!」
そう刃に誓った
180
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:41:25 ID:dxWyc0h20
無言で家を出て、ガチャリと鍵を閉める
空をじっと見つめ、悲しげな眼で雨雲を睨む
(,,゚Д゚)「…行くか」
ギコはスタスタと、歩み始めた
(,,゚Д゚)「…全くあてがないわけじゃない プギャーはトースター山の茂みの中に消えて行った」
(,,゚Д゚)「それから数十分後に土砂降りの雨だ、きっと雨を警戒して、まだトースター山の中にいるはずだ」
(,,゚Д゚)「…トースター山がお前の墓場だぜ、プギャー」
トースター山の方角へ目をやり、
そちらへ走り始めた
181
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:44:31 ID:dxWyc0h20
―トースター山
(,,゚Д゚)「…」
雨でとてもじめじめと湿って、少々不気味な雰囲気の漂う山の中を
彼はプギャーを捜して歩き回った
(,,゚Д゚)「…」
ガサッ
(,,゚Д゚)「っ!!!」
物音に反応して梅干剣を振ったが
物音の正体はただの雨水だった
(,,゚Д゚)「…チッ」
(,,゚Д゚)「だが…必ず どこかにいるはずだ!プギャー!待ってろよ!!」
182
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:45:05 ID:BIRtC5lQ0
嫌な予感しかしないぞ
183
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:46:12 ID:bWCjTrNw0
せめて解毒のキノコを…
184
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:52:33 ID:dxWyc0h20
―――――――――――
その頃上空では プギャーのUFOが地上の様子をうかがっていた
( ^Д^)「…チッ…ブーン達が解毒キノコを配り始めたようだな」
ξ゚⊿゚)ξ「計画失敗のようですね いかがなさいますか?」
( ^Д^)「黙っていろ!!今どうするか考えているところだ…」
( ^Д^)「…ん?おいツン! トースター山をアップにしろ!」
ξ゚⊿゚)ξ「かしこまりました」 ピピッ
(,,゚Д゚)
モニターに映し出されたのはプギャーを捜しているギコの姿だった
( ^Д^)「…こいつは…」
ξ゚⊿゚)ξ「ギコ 性別 男 身長…体重…3サイズ………の長さ…」
(#^Д^)「何言ってるんだツン」
本当に何を言っているんだ
( ^Д^)「あいつは一度俺に敗れた雑魚だ 簡単に倒せるだろう」
( ^Д^)「ブーンよりも先にあいつを葬る!地上へ下ろせ、ツン!」
ξ゚⊿゚)ξ「ラジャー」
185
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 22:55:33 ID:dxWyc0h20
―――――――――――――
トースター山の木を掻き分け、大きなUFOが降り立った
(,,゚Д゚)「…っ!!」
それはまさしく、しぃの敵
( ^Д^)「…よう、久しぶりだな」
プギャーのものだった
(,,゚Д゚)「…プ…」
(#,,゚Д゚)「プギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!」
186
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:00:53 ID:dxWyc0h20
( ^Д^)「…!?」
前回戦った時とは明らかに迫力が違う
プギャーはそう感じ取ったことだろう
(#,,゚Д゚)「オラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
(#,,゚Д゚)「秘刀…梅干剣!!!」
高速の剣は前回よりも更に加速していて、避けることはほぼ不可能に近かった
( ^Д^)「……」
(;^Д^)「うぐああっ!?」ザシュッ!!!
避ける暇もなく、プギャーはあっさりと全身を切裂かれた
(,,゚Д゚)「ハァ…ハァ…」
(#,,゚Д゚)「まだまだぁ!!」
187
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:06:08 ID:dxWyc0h20
(#,,゚Д゚)「知っているか?プギャー」
(#,,゚Д゚)「梅干剣は柄に戻すとなぁ!!!」
剣を柄に戻し、キッとプギャーをにらんで
(#,,゚Д゚)「杖としても使えるんだよゴルァ!!!」
槍のように杖を突きまくって、プギャーに着実にダメージを与えて行った
(;^Д^)「ぐ、ぐおおっ!?」
(;^Д^)「…なぜだ…ぐっ…なぜここまで!!なぜここまで短期間で強くなった!!」
(,,゚Д゚)「復讐心だ!!」
( ^Д^)「………っ!!」
188
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:08:06 ID:dxWyc0h20
(,,゚Д゚)「俺はな…お前のウイルスに…」
(,,;Д;)「母親を殺されたんだよ……お前のウイルスにっ…!お前のウイルスにっ!!!」
( ^Д^)「………くっ…」
(#^Д^)「…し、知ったことかああああああああああああああ!!!!!」
防戦一方だったプギャーも反撃に出始めた
( ^Д^)「媒菌パンチ!!」
紫色の光をまとった拳で襲い来るプギャーを
(,,゚Д゚)「…ちっ!」
華麗にかわしまくるギコ
189
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:11:44 ID:dxWyc0h20
―――――――――――――――
( ^ω^)「はい、お嬢ちゃん」
子供「わーい!ありがとう…げほっ!!これを食べれば治るんだね…?げほっ!!」
親「本当にどうも…ありがとうございます」
(´・ω・`)「いえ、当然のことをしたまでです」
(`・ω・´)「さて、次の家に行くか」
( ^ω^)「…お?」
ブーンの耳に奇妙な音が飛び込んできた
何かジェット音のような、飛行機か何かが着地するような音だ
( ^ω^)「…トースター山の方から…かお…」
(;^ω^)(何か嫌な予感がするお…!!)
( ^ω^)「みんな!キノコを配っててほしいお!」
(´・ω・`)「…ん?ブーンはどうするんだ?」
( ^ω^)「トースター山の方から変な音がしたんだお!様子を見に行ってくるお!!」
190
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:13:11 ID:dxWyc0h20
( ^ω^)「チーズ!」
短縮し過ぎである
ブロロロロロロロロロロロロロロロ…
(;^ω^)「よ、っと…じゃ、みんな!後は頼んだお!」
そう言い残してブーンはトースター山へ去って行った
(`・ω・´)「…何だ、あいつ」
('A`)「………」
191
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:16:25 ID:dxWyc0h20
( ^ω^)「テーッテーッテーッテーッテッテ!」ブロロロロロ
( ^ω^)「テーッテーッテーッテーッテッテ!」ブロロロロロ
( ^ω^)「テテテテテテテッテーテーテテテッ」ブロロロロロ
( ^ω^)「セターップセターップセターップ」ブロロロロロ
( ^ω^)「テテテテテテテッテテー」ブロロロロロ
( ^ω^)「…バイクに乗ると仮面ライダーを歌いたくなるのが男の性だお」
お前だけだ
―――――――――――――――――
( ^Д^)「毒を受けてみろ!!」
一方、トースター山では死闘が繰り広げられていた
(,,゚Д゚)「へっ…そんなもん!!」カキンッ
突きつけられた尾を華麗に杖で弾き飛ばし、
追い打ちのキックを腹にぶち込む
(,,゚Д゚)「屁でもねえ!!」ドガアッ
( ^Д^)「…くっ…」
192
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:17:58 ID:dxWyc0h20
(,,゚Д゚)「さあ…て」
(#,,゚Д゚)「次でトドメと行くぜ!!」
(,,゚Д゚)(母ちゃん)
(,,゚Д゚)(ようやく敵が討てるんだよ)
(,,゚Д゚)(喜んでくれ、母ちゃん…)
193
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:18:44 ID:dxWyc0h20
怒りを込めた目でプギャーをにらむギコ、
異常を察知して駆け付けつつあるブーン
はたして戦いの結末は…?
次回へ続く!
194
:
名も無きAAのようです
:2011/09/25(日) 23:20:09 ID:dxWyc0h20
以上です ありがとうございました
あれれープギャーがバイキンマンっぽくないぞー まあいいか
ところで絵が中学生レベルのリアルの友人が絵描いて明日送ってくれるらしいです
ギコやブーンの絵を書いてくださった絵師様たちにひれ伏すといいと思います!嬉しいですけど!
195
:
名も無きAAのようです
:2011/09/26(月) 01:16:51 ID:bm.PFjWg0
乙ー
ギコがカッコよすぎて死なないか心配
196
:
名も無きAAのようです
:2011/09/26(月) 15:21:22 ID:3Xk7L7XQO
来てたか乙
頻繁に投下されてて嬉しいわ
>>195
おいやめろ
ただでさえギコは死にやすいキャラなんだぞ…
197
:
名も無きAAのようです
:2011/09/26(月) 17:52:28 ID:Adh3X8d60
ギコってよく死ぬよな…
198
:
名も無きAAのようです
:2011/09/27(火) 01:40:03 ID:ZGGd1rE6O
ツン可愛いよツン
http://h2.upup.be/bh0x470vjP
199
:
名も無きAAのようです
:2011/09/27(火) 01:58:24 ID:8z2l0nrM0
>>198
これはいいドキンツン
200
:
名も無きAAのようです
:2011/09/27(火) 22:15:44 ID:4YvP8sVw0
作者です
>>198
これは可愛い!ぜひ俺の妹n 媒菌パンチはやめてください ごめんなさい
ああ、それと絵が下手な友人が絵送ってきたんですけど
http://iup.2ch-library.com/i/i0431854-1317129093.jpg
( ^ω^)
( ^ω^)
ロゴじゃん Xパンチ描くって言ってたじゃないか かっけえけど!
首カクッてなったよ かっけえけど! ありがとうございました
201
:
名も無きAAのようです
:2011/09/28(水) 21:07:59 ID:rm9oo8hI0
作者です
ぬぱーwwwwwwwwwwww
XパンチってなんだよwwwwwwwwwwwwwwwWパンチだよwwwwwww
死ね俺 割とマジで
来週には次話投下します ちなみにギコは結果的に○○○になります
202
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 17:04:09 ID:a8BxcDI20
―果て無き戦い
―戦いが終わるのは
―命の果ての時
203
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 17:09:18 ID:a8BxcDI20
(,,゚Д゚)「……………」
ギコはうつろな目でもだえ苦しむプギャーを見降していた
(;^Д^)「…ぐっ…」
(;^Д^)「どうしたギコ…怖気着いたのか…なぜ…トドメを刺さない?」
(,,゚Д゚)「………」
とどめを刺さないのではない させなかったのだ
そう、彼の眼は今
(,,;Д;)「…うっ…」
母との思い出によって創りだされた、涙であふれかえっていたのだから
(,,;Д;)(畜生…俺ほんっと泣き虫だな…肝心な時に…視界が…)
( ^Д^)「………どうやら」
うずくまっていたプギャーがゆらりと身を揺らして立ち上がり、狂った眼でギコを睨みつけた
(#^Д^)「戦意喪失したようだなギコオオオオオオオオオオオ!!!」
204
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 17:13:06 ID:a8BxcDI20
―――――――
( ^ω^)「ミーヨーヒッサツー デーンショーックー」
( ^ω^)「…お もうトースター山だお」
( ^ω^)「…嫌な予感…当たらなければいいんだけどお…お?」
ブーンの視界に入ったのは
(,,゚Д゚)ドゴオ
プギャーを蹴り飛ばすギコだった
(;^ω^)(あ、あわわわわ!!どうしてギコが!?家にいるんじゃなかったのかお!?)
(;^ω^)(…そうか、お…きっと僕たちを引き離して…単身、ギコに復讐を…)
(;^ω^)「ったく、水臭い奴だお…」
( ^ω^)「…って、お、お、おお!?」
(#^Д^)
次の瞬間、プギャーはうずくまっていた体を起こし、
ギコに飛びかかっていた
205
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 17:49:29 ID:a8BxcDI20
(;^ω^)(やや、やばいお!!!この展開前もあったけど…)
(;^ω^)(飛び込まざるを得ないお!!!)
――――――――
(#^Д^)「媒菌!!」
(,,;Д;)「…」
(#^Д^)「パンチ!!!」
燃える拳をギコの腹に突き刺し、あたりにはにわかに鮮血が飛び散った
(,,゚Д゚)「…うっ!!」
(;;;,,゚Д゚)「…? …う、うわああああああああああああああああああ!!??うわ、うわあ!?」
プギャーの拳の貫通した自分の体を見て、流石のギコも驚きを隠せなかった
(,,゚Д゚)(うそだろ!?おい!!)
(,,゚Д゚)(俺、こんなに弱かったのかよ!?)
(,,゚Д゚)(まだ復讐できてねえよ!!母ちゃんの敵を!!)
(,,゚Д゚)(俺が弱かったからトドメをさせなかったのか!?)
(,,゚Д゚)(ギリギリのところで…)
(;;,,゚Д゚)「逆転…され…た………のか…」
206
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 17:54:43 ID:a8BxcDI20
( ^Д^)「…けっ あっけない奴め さーて、ツン 帰るぞ」
ξ゚⊿゚)ξ『プギャー様 ご注意ください ギコの生命反応は消えてはいません』
( ^Д^)「…なに?」
ズンッ
プギャーの背中に、鈍痛が走った
(;,,゚Д゚)「死んでたまる…か…」
( ^Д^)「…っ!?ギコ!!」
ギコは血まみれになった体を引きずり、霞んだ視界を振り切って
渾身の力で杖をプギャーの背中に突き立てたのだった
(,,゚Д゚)「…俺は…なぁ…」ドクッドクッ
それでも、あふれ出る血は止まることはなかった
(,,゚Д゚)「…お前を倒すまでは…」ドクッドクッ
(,,゚Д゚)「死ぬわけにはいかねえんだ…よ…」ドクッドクッ
(,,゚Д゚)「ブーン達だってそうだ…」ドクッドクッ
(,,゚Д゚)「…ぐっ……お前を倒すことを…宿命としている…」ドクッドクッ
(,,゚Д゚)「正直言ってよ…俺より…かっけえぜ…つええぜ…あいつらは…」ドクッドクッ
(,,゚Д゚)「それでもよ…」ドクッドクッ
(,,゚Д゚)「俺がどんなに無様にふるまったって、弱くったって」ドクッドクッ
(,,゚Д゚)「せめてお前に…ダメージ位…」ドクッドクッ
(,,゚Д゚)「負わせ…て……やりた………いん…だ…よ…!!」ドクッドクッドクッドクッ
207
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 17:57:29 ID:a8BxcDI20
(,,゚Д゚)「俺の最期の悪あがきだ…」ドクッドクッドクッドクッドクッドクッ
(,,゚Д゚)「受けてみろ…」ドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッ
(,,゚Д゚)「秘剣・梅干刀!!『華麗』なる舞!!」
ギコに放り投げられ華麗に宙を舞った梅干刀が
空中での回転でプギャーの体を切り付け、
すとっ、とギコの手に戻って 最後はギコの手によって
ドスッ
プギャーの体を刺し貫いた
( ^Д^)「…っ!?」
(;^Д^)「うおおおおおおおおおおお!?」
208
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:01:11 ID:a8BxcDI20
(,,゚Д゚)「…ハァ…ハァ…」ドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッ
(,,゚Д゚)「…勝った、ぜ」ドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッドクッ
(,, Д )「…がふっ」ドッ………
ズズン…
ギコの体から流れ出る血は止まることはなく、ついに
ギコは倒れ込んだ
( ^ω^)「待てお!!」ザッ
(;^ω^)「…ってお?」
(;^Д^)「ガヒュー…ガヒュー…ガ…ア…」
(,, Д )「……ゼ…ェ…」
(;^ω^)「…何だこれ」
出るのが遅すぎである
(;^ω^)「って!そんなこと言ってる場合じゃないお!!ギコ!!」
(,, Д )
(;^ω^)「脈が…止まりかけてる…!!!い、急いでショボンさんたちに!!」
(,, Д )「…ブーンヨ…」
今にも消えそうな声で、ギコがブーンに語りかけた
209
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:06:16 ID:a8BxcDI20
(;^ω^)「!?ギコ!!大丈夫かお!?大丈夫かお!!??」
(,, Д )「プギャーノヤツ…マダイキハアルカイ…」
目を開けずにギコがぽつりぽつりとつぶやく
(;^ω^)「虫の息でほとんど動けない瀕死の状態みたいだお!!あいつはほっとけば死ぬお!!」
言い過ぎである
(;^ω^)「それよりもギコ!お前は!!お前は大丈夫なのかお!!」
(,, Д )「…オレハ…モウダメダ」
(;^ω^)「そ、そんな!ギコ!!待ってろお!!今、ふもとまで…」
(,, Д )「モウ…タスカリヤシナイヨ…オレハ…」
(;^ω^)「そんなこと言うなお!」
ギコを抱きかかえてふもとまで走りながらブーンとギコの会話は続けられる
(,, Д )「セメテヨオ ギコニハオレジシンノテデ…カタキヲウチタカッタ」
(,, Д )「デモ…ソレモモウ カナワヌユメダカラヨ」
(,, Д )「オマエニ…プギャーヲ…タオシテホシイ タノム…」
( ;ω;)「…う、うう…ギコ!当然だお!!それが僕の使命だお!!」
(,, Д )「…ソウカイ…アリガトヨ… デキルナラ…オマエタチト…モット…タタカイ…タカッ…タ…」
(,, Д )「………」
(;;ω;)「ギコオオオオオオオオ!!おおおおおおおお!おおおおお!」
210
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:10:56 ID:a8BxcDI20
――――――――
―ふもと
ブーンとショボンたちは合流し、すべての事情を説明した
血まみれの、ギコを腕に抱えたまま
(´・ω・`)「…そう、か」
(`・ω・´)「落ち着きすぎっすよ!!!すぐに!すぐに手当てを…!!」
( ´ω`)「駄目だお…もう…絶命して…」
(´・ω・`)「何分前だ?」
( ^ω^)「お…?」
(´・ω・`)「ギコが絶命したのは何分前だ?」
('A`)「…ちょっ、ショボンさん なんてこと聴いてるんすか!」
( ^ω^)「…? …約…5分前、だお」
(´・ω・`)「…そうか…じゃあまだ 脳は死んでないな」
(`・ω・´)「…どういう意味ですか?」
(´・ω・`)「簡単なことさ…ギコ君はまだ戦いたい、そういったんだろ?その願いをかなえてあげるまで」
211
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:13:37 ID:a8BxcDI20
(;^ω^)「!?」
(`・ω・´)「!?」
('A`)「…」
('A`)「…!?」
(´・ω・`)「急がないと手遅れになる ドクオ!アンパンマン号のエンジンをかけて!!」
(´・ω・`)「解毒キノコは配り終えた!!後はこのギコを…」
(´・ω・`)「…蘇らせるんだ!!」
――――――――
( ^Д^)「……ゼェ…ヒュー…ヒュー…」
ξ゚⊿゚)ξ「生命反応消失寸前」
( ^Д^)「…タスケテクレ…ツン…オレ…マダタタカワナイトイケナイ…」
ξ゚⊿゚)ξ「了解 身体復元プログラム 起動します」
プギャーの体がまるで人間のそれではないかのように、
みるみるうちに回復していった
212
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:16:40 ID:a8BxcDI20
――――――――
―ベーカリー
あれから数分…飛ばしに飛ばしたアンパンマン号はベーカリーにすぐに到着した
しかし…
( ^Д^)「ブーン!!俺は死なないぜ!!」
なぜか…ベーカリーの庭にはプギャーが待っていた
(;^ω^)「……プ、プギャー!?死んだんじゃ!?」
( ^Д^)「俺は不死身さ…うん?その死体をどうするつもりだ?」
(´・ω・`)「黙るフォイ!!ドクオ!!すぐに奥まで運ぶぞ!せーの!!」
ドクオとショボンによってギコはベーカリー内部に担ぎ込まれた
(´・ω・`)「ブーン!シャキン!!プギャーを食い止めていてくれ!!」
( ^Д^)「‥させるか!! このベーカリーを破壊してみせる!!」
213
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:25:34 ID:a8BxcDI20
―――――――
('A`)「で、どうするんっすか!?」
(´・ω・`)「…ドクオよ アンドロイド3号 ベースはすでにできていたな?」
('A`)「…?はい……って!!ま、まさか?」
(´・ω・`)「その通りだ… 本人には気の毒だけど…改造人間…アンドロイドになってもらう
サイボーグ手術を受けてもらうんだ」
('A`)「そ、そんなことが!可能なんっすか!?」
(´・ω・`)「ああ、実はシャキンも俺の思考を改造して身体能力を上げ、
性格も改造した 要は俺の改造アンドロイドなんだ」
('A`)「…へえ…」
('A`)(それ、完全に別人でしょ)
(´・ω・`)「だから、ギコの脳をアンドロイド3号の体に移植… 顔もギコベースにする」
(´・ω・`)「こうすればこれからも戦うことができる、はずだ 実際XとかV3も死にかけてたところ改造されたし」
('A`)(でもそれって本当にいいのかよ)
('A`)(要は戦闘マシンにするってことだろ?)
('A`)(いくらギコのためとは言っても…なあ)
214
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:27:24 ID:a8BxcDI20
(´・ω・`)「手術に大した時間はかからない!!さあ、やるぞ!!」
('A`)「うっす!!」
サーっとカーテンが引かれ、ショボンたちはマスクを取り付けた
(´・ω・`)「このカーテンは菌を遮断する この中で手術をするぞ」
(´・ω・`)「まずは…っと…メス」
('A`)「はい」
(´・ω・`)(…)
(´・ω・`)(医療免許持ってないけど…改造は絶対成功するよ…ね?シャキンもブーンも作れたんだし…)
215
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:30:05 ID:a8BxcDI20
――――――――
( ^Д^)「媒菌…」
( ^ω^)(ヒソヒソ…気をつけろお あのパンチでギコは殺されたんだお)
(`・ω・´)(わかってるって…一気に決めてやろうぜ)
( ^ω^)(おうお!!)
( ^ω^)「W!!」
(`・ω・´)「パンチ!!」
(^ω^)X(`・ω・´)
「はあああああ!!!」
交差された強大な力に耐えきれなかったのか、プギャーは吹き飛んで
庭の岩をぶち破り、その先の木にぶつかって止まった
(;^Д^)「ひぎょおおおおおおおおおおおお!?」
(;^ω^)(…復活したのに強さは変わってないお)
216
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:33:41 ID:a8BxcDI20
( ^Д^)「ああああああああああ!!!」
(`・ω・´)「久々に僕の出番か…」
(`・ω・´)「ショックパンチカウンター!!!」
ショックパンチのカウンターを喰らってよろけたプギャーに、
傍にいたブーンが追い打ちのキックを入れた
(;^Д^)「うおおおおお!!一方的じゃねーかかかかかかかかかかかかか!!!!!!せwhげggれhgb」
(;^ω^)(どれくらい時間稼ぎをすればいいんだお?)
(;^ω^)(…きっとショボンさんが出てくるまで…)
(;^ω^)(それまで持ちこたえないとお!!)
217
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:36:26 ID:a8BxcDI20
――――――――
(´・ω・`)「…ふぅ…もうすぐ…だ…アンドロイド3号、いや…新生ギコの誕生…」
('A`)「後時間は!?」
(´・ω・`)「本当に間もなくだ………よし!!!術式完了!!」
('A`)「早かったっすね」
(´・ω・`)「ああ!さーて、後は目覚めれば成功だ」
「………」
「…俺はいったい」
「どうなったんだ…?」
218
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:37:10 ID:a8BxcDI20
完成したアンドロイド3号・新生ギコ
はたしてどんな姿に?
そしてその力は?
次回へ続く!
219
:
名も無きAAのようです
:2011/10/05(水) 18:38:14 ID:a8BxcDI20
以上です、ありがとうございました
多忙のため少し急いだので、ちょっと短かったですかね (´・ω・`)
この展開は叩かれないんだろうか… 多分次回でカビルンルン編は完結です
220
:
名も無きAAのようです
:2011/10/06(木) 00:17:48 ID:1GWcLyOIO
乙ー
>>204
>(;^ω^)(…そうか、お…きっと僕たちを引き離して…単身、ギコに復讐を…)
これ、ギコじゃなくてプギャーかな?
221
:
名も無きAAのようです
:2011/10/06(木) 22:39:37 ID:qky60aO6O
アンパンマンの作者は他に何か書いてないのか?
222
:
名も無きAAのようです
:2011/10/07(金) 16:46:30 ID:hdIwXJn.0
番外編 プギャーの朝
( ^Д^)「…ああ…朝かい… おはよ、ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「Good morning my master」
( ^Д^)「……なんで英語なんだよ」
ξ゚⊿゚)ξ「안녕하십니까, 주인님」
( ^Д^)「なんで韓国語なんだよ」
ξ゚⊿゚)ξ「早上好,主人先生」
( ^Д^)「なんで中国語なんだよ!」
( ^Д^)「というかそれ全部エキサイト翻訳だろ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「なぜか「おはようございます、ご主人様」と入力して伊訳したら
..........,domineと出てきて 再翻訳したら「支配してください」と出ました」
( ^Д^)「知るか!!」
以上、作者の友人が勝手に書いた話でした
223
:
名も無きAAのようです
:2011/10/07(金) 16:51:10 ID:hdIwXJn.0
>>221
ちなみにこの作品の作者は過去にも書いたことありますよww
本人の許可がないので公開はしませんけどねwww
ところでこれ作者のPCなんですけど汚すぎですよwwwww掃除しろよwwwwwwww
やなせたかしさんの事だったらニャニがニャンだー ニャンダーかめんとか
リトルボオとか書いてるみたいですね リトルボオにはドクオことバタコさんも出てるそうですよwww
やなせさんが作詞したシッポのちぎれたメダカは神曲ですwwwwww
224
:
名も無きAAのようです
:2011/10/11(火) 11:45:46 ID:zwwKWctw0
ワンピみたい(笑)
油断してやられるとか(笑)
225
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 16:56:12 ID:XlA9Mpvk0
―生み出されし三つの力
―荒れ狂え
―燃えつくせ
226
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 16:57:46 ID:XlA9Mpvk0
(俺は…)
(いったい、どうなったんだ?)
青年が目覚めたとき
体の痛みは消え
流れ出る血すら消え去っていた
思ってもいなかっただろう
自らが人間でなくなっているなんて
(´・ω・`)「…!!ギコが…」
('A`)「…目覚めた…!!」
227
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 16:59:20 ID:XlA9Mpvk0
(´・ω・`)「ふう、どうにか… 手術は成功したようだね」
「…手術?」
(´・ω・`)「そう、手術だ 君の姿は今ギコじゃない
絶命した君を救うために…アンドロイドになってもらった」
「…アンドロイド?じゃあ、今の俺は…」
(´・ω・`)「そう、ギコじゃない いや、人間ですらない アンドロイド三号」
(´・ω・`)「コードネーム・カレーパンマンだ」
228
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:00:52 ID:XlA9Mpvk0
「俺がアンドロイド…」
(´・ω・`)「…これしか君を救う方法はなかったんだ すまなかった、許してくれ」
(´・ω・`)「…許されるようなことではない、けどね」
「…」
「助けてくれたことは感謝するよ」
「これで母ちゃんのかたき討ちの続きだってできる」
「…だがな」
「できるなら母ちゃんの血を受け継いだ体で生きていきたかったぜ」
(´・ω・`)「…すまない」
229
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:02:41 ID:XlA9Mpvk0
「…それはさておき…だ 今 外が修羅場みたいだな 爆発音がさっきから聞こえるぜ」
「プギャー、なのか?」
うつむいていた目を上げて、ショボンが「その通り」とつぶやき、
また目を下へやった
(´・ω・`)「…今、ブーン達が戦っているところだ」
「…そう、か」
「だったら…」
「俺も参戦しなきゃな」
230
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:03:32 ID:XlA9Mpvk0
「これがあいつらにできるせめてもの恩返しだ」
大地を蹴って
「行ってくるぜ」
駆け出した
231
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:06:32 ID:XlA9Mpvk0
―――――――――
(;^ω^)「…うっ!!ぐっ!!!」
( ^Д^)「アアアアアアアアアアアアッ!!!」
一方、ブーン達は時間稼ぎのため
全力を尽くし戦い続けていた
(`・ω・´)「…そろそろ…限界……うぐあっ!!!」バキィッ
最初は押していたブーン達だが、徐々に体力が減り
今ではプギャーと逆転してしまっていた
(;^ω^)「…ううっ…!もう…限界…だお…!!」
(#^Д^)「死んでもらうぞ!!」
(#^Д^)「バイk」ズンッ
(;^Д^)「…っ!!??」
影が闇を貫いた瞬間だった
232
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:09:45 ID:XlA9Mpvk0
( ^ω^)「…!!あれは!!!」
(`・ω・´)「遅かったな ショボンさんはもっとてきぱき行動できなかったのかね」
(;^Д^)「…っ…」
(;^Д^)「誰だお前…っ!!ギコによく似ているようだが…ぐっ…」
「分からないのか?この姿を見ても」
「ならば名乗ってやろう」
「…俺は…新生ギコ… 名は…そうだな …霊犬八房(はちふさ)からあやかって」
233
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:10:32 ID:XlA9Mpvk0
ミ,,゚Д゚彡「フサギコ 俺の名はそう、フサギコだ」
234
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:12:39 ID:XlA9Mpvk0
( ^Д^)「…ふざけやがって…」
ミ,,゚Д゚彡「…今度はこの前のようにはいかない」
ミ,,゚Д゚彡「悪いけどよ ブーン シャキン」
フサギコはぐっと拳を握り、目をギラリと光らせ言った
ミ,,゚Д゚彡「俺今すっげームシャクシャしてるんだわ だからよ」
ミ,,゚Д゚彡「ちっと離れててくれや」
(`・ω・´)「ああ、わかったよ 君の新しい力も見てみたいしね」
(;^ω^)(…主人公のはずの僕が空気だお)
235
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:16:27 ID:XlA9Mpvk0
ミ,,゚Д゚彡「行くぜ」
とんっ、と大地を踏み
高く高く飛び跳ねた
ミ,,゚Д゚彡「…たあっ!!!」
そして、鋭い蹴りでプギャーを吹き飛ばした
(メ^Д^)「 あ べ え っ ! ? 」
(*゚ー゚)『ギコは本当にいい子だねぇ』
(,,゚Д゚)『へへっ!!またおにぎり食ってくれよな!』
ミ,,゚Д゚彡「次だ」
(;゚ー゚)『ごめんね…母ちゃん 病気になっちゃったみたいなんだ』
(,,゚Д゚)『おいおい、大丈夫かよ』
(;^Д^)「ぐっ!!」
(*゚ー゚)『大丈夫だよ ギコがいるからね』
ミ#゚Д゚彡「…アアアアアアアアアアアアアアアアアアオオオオオオッ!!!」
236
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:33:22 ID:XlA9Mpvk0
ミ,,゚Д゚彡「見ろ…っ!!!」
拳が輝き、碧い炎に包まれた
ミ,,゚Д゚彡「…俺の!新たな力を!!!」
ミ#゚Д゚彡「トアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
237
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:36:56 ID:XlA9Mpvk0
一瞬
ほんの一瞬の出来事だった
比喩表現などではない
1秒と掛からずにフサギコは技を放ったのだ
『華麗』に宙を舞い、そして鎌鼬のように標的めがけて突撃した
その所要時間はわずか 0.1秒
ミ#゚Д゚彡「華 麗 拳 ! ! 」
( ^Д^)「」
( ^Д^)「」
(メ^Д^)「え?」
(メ;Д;)「ガッ…バイバイキーーーーーーーーーーン!!!!!」
238
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:40:26 ID:XlA9Mpvk0
(`・ω・´)「あまりのスピードにプギャーの神経が付いて行かなかったようだね」
(;^ω^)(これ僕いるいみなくないかお?)
(`・ω・´)「…ん?」
(メ^Д^)「今回は痛手を負ったが次はこうはいかん!覚えていろ!!」
逃げしなに覚えていろはなんとやら
( ^ω^)「プギャーが…UFOで逃げちゃうお!?」
ξ゚⊿゚)ξ「お疲れ様でした プギャー様」
( ^Д^)「お疲れどころの騒ぎじゃねーよ…早く逃げるぞ」
(`・ω・´)「…じゃあUFOごと粉砕しちゃえばいいんじゃないかな」
239
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:43:46 ID:XlA9Mpvk0
(;^ω^)「へ?そんな…UFOごと破壊できる技なんてないお?今の所最強威力のWパンチでも無理だお!」
(`・ω・´)「じゃ、Wパンチを進化させればいい」
( ^ω^)「どうやって…あ!」
ミ,,゚Д゚彡「俺の出番のようだな」
(`・ω・´)「そう、ブーンのAnパンチ 僕のショックパンチ フサギコの華麗拳を合体させるんだ」
(`・ω・´)「Tパンチ… これはきっと面白い結果を生むぞ」
( ^ω^)「だったらとっとと撃っちまうお!早くUFOへ!!」
――――――――
―上空
( ^Д^)「…ふう、もうここまでくれば追いかけてこないだろうな」
ξ゚⊿゚)ξ「来てますが」
( ^ Д ^ )「 」
240
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:44:42 ID:XlA9Mpvk0
○(^ω^)○ ○(`・ω・´)○
○ミ゚Д゚彡○
「「「おおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
241
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:46:01 ID:XlA9Mpvk0
(;^Д^)「はぎゃあああああああああ!?なんとかしろツン!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「無理です」
(;^Д^)「はぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!」
ブーンのAnパンチの威力
シャキンのショックパンチの衝撃
フサギコの華麗拳のスピード
全てが合わさったとき 究極の拳が生まれる…
242
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:47:07 ID:XlA9Mpvk0
(^ω^)*(`・ω・´)
ミ゚Д゚彡
「「「 T パ ン チ ッ ッ ッ ! ! ! 」」」
243
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:48:52 ID:XlA9Mpvk0
上空約100mで起きたTパンチの巨大爆発は
大地を揺るがし 遠く離れた海に波を引き起こしたという
( ^::::
ξ゚::::
カ ッ ・ ・ ・ ・ ・
244
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:49:41 ID:XlA9Mpvk0
( ^ω^)「…勝った…お…」
(`・ω・´)「……ふう…」
ミ,,゚Д゚彡「…終わったんだな」
( ^ω^)「…全てが、お」
245
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:53:07 ID:XlA9Mpvk0
―――――――――――
平和の戻った街の丘に造られた小さな小さな墓
それは英雄の母親の眠る所だった
ミ,,゚Д゚彡「…今までありがとう 俺はやったんだ」
ミ,,゚Д゚彡「もしかしたらまたプギャーが復活するかもしれない」
ミ,,゚Д゚彡「そのたびに俺が吹っ飛ばしてやるよ」
ミ,,゚Д゚彡「…じゃあな、母ちゃん また来るからな」
空は晴れ、夕日が少しずつ沈んでいった
246
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:55:30 ID:XlA9Mpvk0
( ^Д^)「…ふう…やれやれ 俺が人間だったら死んでたな」
ξ゚⊿゚)ξ「ごもっともでございます」
( ^Д^)「しかし恐ろしいことだ イースト菌アンドロイド…名前長いな 略そ
パンドロイドが3体も」
ξ゚⊿゚)ξ「…H氏に相談してみては?」
( ^Д^)「…なるほど、あいつか あいつとは暫く会っていなかったな 連絡をとってみるとするか」
第四話 『カビルンルン』 完
247
:
名も無きAAのようです
:2011/10/19(水) 17:56:40 ID:XlA9Mpvk0
以上です ありがとうございました
…なんか最近自分でも迷走してる気がする
これはアンパンマンである意味があるんでしょうかね (´・ω・‘)
ちなみに「パンドロイド」って名前は例のでしゃばり友人が考えてくれました
248
:
まいど
:2011/10/20(木) 15:16:44 ID:6tExziY20
エロすぎる
http://p.tl/ADqF
249
:
名も無きAAのようです
:2011/11/14(月) 23:58:29 ID:edAOIhA20
作者です
もはやだれも読んでいないような気がしますが投下します
途中で切れてしまうかもしれませんがその時は続きは水曜あたりに投下しようと思います
250
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/14(月) 23:59:16 ID:edAOIhA20
って日付変わる直前か…ID変わっちゃうんで一応酉つけておきます
251
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/15(火) 00:00:01 ID:v2fbMWFI0
―弟
―兄
―怒り狂え 家族の為に
252
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/15(火) 00:02:18 ID:v2fbMWFI0
――――――――
闇に塗りつぶされた 小さな研究室
妖しく煌めく薬品だけがその闇を照らしていた
「…もしもし……………はい『ゴポッ…』です『ゴポッ…」」
「分かり『ゴポッ…』…はい、薬品を造っているので少し雑音がありま『ゴポッ…』」
「なるほど…『ゴポッ…』ですね、了解しまし『ゴポッ…』」
253
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/15(火) 00:05:40 ID:v2fbMWFI0
―――――――――――
場所は変わり 町はずれのベーカリー
研究室とは対照的に眩しい陽光に照らされ
庭では草木が生い茂っていた
( ^ω^)「おおおおおおおおおおおお!!!!!」
ミ,,゚Д゚彡「アアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
( ^ω^)「 ピ ス ト ン パ ン チ ッ ! ! !」
ミ,,゚Д゚彡「華 麗 拳 ! ! !」
二対の風が宙を舞い、地上へと降り立った
(;^ω^)「…ぐっ…おっ…」
ミ,,゚Д゚彡「…くっ」
連打攻撃と素早い一突きでは威力・スピードともに比較対象にすらならないのだろう
より多く傷ついたのはブーンだった
254
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/15(火) 00:09:19 ID:v2fbMWFI0
(;^ω^)「フサギコ!ちょっとは手ェ抜けお!!」
ミ,,゚Д゚彡「バカ野郎!そしたら練習になんねえだろうが!」
(`・ω・´)「まあまあ、落ち着いて…」
(#^ω^)ミ#,,゚Д゚彡「お前練習に参加すらしてねーだろうが!」
(´・ω・`)「みんなー(AA略) パン焼けたよー」
( ^ω^)「おっおっおっ パンかお」
パンがパンを食うというのか
――――――――
('A`)「ちょっとチーズ乗せといたんだ 美味いぜ このトースト」
(;`・ω・´)「………」
('A`)「ん?どうした?お気に召さないか? じゃ、このアンパンでも食ってな」
(;^ω^)「………」
('A`)「もしかしてパン嫌いか? じゃあ、このおにぎりとカレーでどうだ?」
ミ;,,゚Д゚彡「………」
(;^ω^)(…狙ってるんだろうかお、この人は)
255
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/15(火) 00:13:27 ID:v2fbMWFI0
prrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr…prrrrrrrrrrrrrrrrrr…
□(^ω^)
ミ,,゚Д゚彡
| |
| |
U U
―――――――――――――――――――――――――――――
(^ω^)|フサギコ! オートでんわだお! |
( )| |
―――――――――――――――――――――――――――――
(`・ω・´)「なんでロックマンエグゼなんだよ」
256
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/15(火) 00:24:42 ID:v2fbMWFI0
ミ,,゚Д゚彡「あーい もしもーし?」
ミ,,゚Д゚彡「…え?…はい…ホントですか!?はい!!はい!!!わかりました!!!」
ミ,,゚Д゚彡「…ん?ああ、はい なるほど…確かにそうですね… ああ、はい 分かりました」
ミ,,゚Д゚彡「お名前だけ窺っていいっすか?…ああ、モナーさんね はいどうもー」
興奮したような表情で受話器を置いて フサギコが目を輝かせブーン達の方へ視線を移した
(;^ω^)「なんだお!糞不気味な目で見つめるなお!!!」
ミ,,゚Д゚彡「…会えるんだ… 弟に会えるんだ!!!」
(`・ω・´)「は?何言ってんだお前 マジキチか」
ミ,,゚Д゚彡「え、え、えっとだな…ああああああああ!!!説明めんどくせぇぇぇぇぇぇ!!!!」
こういうことだった
フサギコには「ビロード」という名前の弟がいた
しかし両親が離婚し ビロードは父親に引き取られた
離婚した頃まだ生まれて間もなかったビロードは兄の顔を知らなかった
また、フサギコ自身も幼かったため
父親とビロードの顔はよく覚えていなかった
それから連絡は絶え お互いに消息不明状態だった
しかし カビルンルン事件が大々的に報道されたことでフサギコの顔が全国に広まり
ビロードの父親がそれを見て フサギコが我が子だと気付いた
しかし離婚し、子供を見放した挙句今更ひょっこり会いに行くのは酷すぎる父親のエゴになってしまうため
自らは姿を見せないまま ビロードを自らの知り合いである「モナー」に任せ、フサギコに会わせるようにしたというわけだ
257
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/15(火) 00:25:29 ID:v2fbMWFI0
…すみません…用事があるのでここまでにさせていただきます
続きは水曜日に更新したいと思います
258
:
名も無きAAのようです
:2011/11/16(水) 17:29:22 ID:PcRbkLcU0
wktkしながら待ってます
259
:
◆tX7rcpZ3qk
:2011/11/16(水) 21:37:04 ID:p8M6aXms0
マテ!マツンダジョー!!
いやほんとありがとうございます はい
日付が変わるまでには確実に…
260
:
名も無きAAのようです
:2013/06/27(木) 18:22:00 ID:/1ZprHOc0
日付変わったよ
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