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救え!未来の世界!~メガシンカの力~

10羅歌月:2015/10/26(月) 17:09:51
「えっ…………?」
「私、長谷川ニイナだよ♪女優を
目指しているよ♪よろしくね♪」
「僕はソーズビー航洋……。」
「ソーズビーか〜…よろしくね♪
ソーズビーくん!」
「ズビーで良いよ。」
「そっか。じゃ私もニイナって呼んでね♪」
「わかったよ、ニイナ………。」
「そうだ!ねえねえ、村の人じゃない
んでしょ?ズビーって!それじゃ、
村一番の旅館に泊まって行きなよ!」
「え、う、うん…………。」

他に行く充てもなかったので、僕は
首を縦に振った。するとニイナは、
僕の手を握って、急に走り出した。
僕は、転ばないように、慎重にニイナ
の後を着いていった。その時、ニイナ
の手が少し冷たい事がわかった。多分
ニイナは冷え症なんだろう。そう思った。

「はーい、着いた〜〜〜!」

何ここ。デカッ!

「ここが村一番の旅館『大!天才旅館』だよ♪」
「へえ〜〜…。お邪魔します……。」
「どうぞどうぞ〜〜……♪」

そう笑顔で言うニイナの後に続いて、
僕も恐る恐る中へ入って行った…。
その時、奥で話している人影を発見
した。その二人の内一人は、とても
ほんわかしていて優しそうな人だった。
もう一人はと言うと、とてもかっこいい子だった。
見た目に多少の自信がある僕でも
ゴクリと息を飲む程、彼はとても美しかった……。
キリッとしたアーモンドのような目、
シャープで筋の通った鼻、キュッと
したアヒル口、すらっとした長身、
ニイナも同じ気持ちだったのか、
しばらく見とれていた……。

ズキンッ

えっ?何なんだ、なぜか心臓が痛い。
なぜだろう。ニイナに他の男の姿は
見せたくないと思ったのか、僕は
ニイナの上に被さって行くように
前に立った。その時、

バタッ

えっ………?ちょっとこれ、ドユコト?
僕、ニイナの事、壁ドンしちゃってる…?

「大丈夫ですか?」

ヤバイ!誰か来る!その時、

「だだだ大丈夫です!」

とニイナが声を荒げた。多分、声を掛けて
来たのがその男だったからだろう…。
ちょっとそれが虚しくてつい、小さく
舌打ちをしてしまった………。


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