したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

Enthusiastic kiss

1羅歌月:2015/10/10(土) 08:22:09
プロローグ
「あぁ、つまらない。」

私はそうつぶやいた。空を見上げるととてもとても青かった。

「ねぇ、君!」

ふいに、聞いた声。振り返ると、そこにはかっこいい人がいた。

「ねぇ君。僕たちのモデルにならない?」

そこから始まる、私のモデルストーリー……。

10羅歌月:2016/01/06(水) 11:37:11
新スレ建てるの面倒くさかったので
ここに新小説を書きます。この物語の
題材は『彼女は嘘を愛しすぎてる』と
いう私の大好きな少女漫画です。
ちょっと設定が違ったりしている所も
ありますが、そこは羅歌月ワールドと
して楽しんでください!

11羅歌月:2016/01/16(土) 08:14:47
「はぁ〜〜………」

『へえ〜〜、この曲良いんじゃね?
絶対に売れるぞ』

アーティストというものはなぜなのか、
大体売れたら世界平和とか、エゴとか、
大きな事を歌い出す。けれど、俺は、
もっと小さいことを歌にしていたかった。
例えば、満員電車でぶつかった女の子が
超可愛かったとか。

ドンッ

「あ、ごめんなさい。」
「い、いや全然………」

段の上に乗って演説している政治家の
一人がものすごいハゲでその頭が
太陽の陽に反射してすごく光ってて、
ものすごく爆笑したとか。

「よりよい日本を創っていきましょう!」
「うわっwあの人ヤバwww」

そんな、どうでもいいような日常を
歌にしていきたい。これからもずっと。
でも、出川や事務所の奴らは、
大きな歌を欲しがる。わかっているよ。
羅夢には、もっと大きな歌が歌えるって。
でも、俺には、大きな歌は作れない。

「あっ………」

アイツらだ………。ついこの前まで
一緒にバンド組んでいた奴らが今や
大物のバンドのアーティストになって
しまうんだからな。世の中何があるか
わからないな。昌暉達なんて電車にも
乗れなくなっちまったからな。
俺はどうも最近むしゃくしゃしていた。
だから、たまたま近くにいた君に声を掛けた。

「♪〜〜〜♪〜〜」
「あ、あの!」
「は、はい……」
「ひ、一目惚れって信じますか?」
「は、はい信じます!というか、
一目惚れしました……」
「お、俺もだよ!付き合おう。」
「は、はい///」
「あ、あの、名前は……?」
「長江……」
「長江…さんですか?」
「ああ、君は?」
「黒澤……美澪奈です!」
「美澪奈か、よろしく。美澪奈。」
「よろしくお願いします!」

この時は君を何とも思っていなかった。
ただ、むしゃくしゃしていたから声を掛けた。
それだけだった。だから、君に打ち明けた
ものは全部嘘だったんだよ。そう、
全部、嘘だった………。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板