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ヤンデレの小説を書こう!@避難所 Part07

192 ◆V/SdJIgW3Q:2016/10/06(木) 12:13:52 ID:M4RZ.rzo
騎士道物語は修羅場スレのBloody Mary
↑に貼ったのは拙作、ヤンデレスレから主従
嫉妬の輪廻はヤンデレスレから初めから

自分の作品についてはなろうの運営に通報しといた
見つけた時はビックリしたわ

193雌豚のにおい@774人目:2016/10/06(木) 12:15:48 ID:V8pGTNu2
歪んだ三角ってのも盗作だね

194雌豚のにおい@774人目:2016/10/06(木) 12:19:01 ID:Hvsppsf6
ひどい話だ

195 ◆V/SdJIgW3Q:2016/10/06(木) 18:19:27 ID:M4RZ.rzo
運営からメール来ました
>>188は速攻削除してくれたそうです
お騒がせしました

他の作品は当事者じゃないので
真贋の判別がつかないので
ご本人か他の方にお任せします

196雌豚のにおい@774人目:2016/10/06(木) 19:15:43 ID:X4jG87gs
過去のリメイクだとか言って全部盗作だろうしBANされてほしいね

197雌豚のにおい@774人目:2016/10/08(土) 01:56:23 ID:kqC7/DiQ
もう誰も通報しそうにないし
平然と盗作を続けそう

俺も通報とかめんどくさい

198雌豚のにおい@774人目:2016/10/27(木) 00:10:13 ID:iZI5xIiI
もう誰もいない。

199雌豚のにおい@774人目:2016/10/29(土) 11:28:08 ID:Z0rKKCcg
すみません。どなたかいらっしゃいますか。

200雌豚のにおい@774人目:2016/10/29(土) 11:46:15 ID:TyyDp8n2
はい

201雌豚のにおい@774人目:2016/10/29(土) 12:12:44 ID:g.Fk1WVQ
はい

202雌豚のにおい@774人目:2016/10/29(土) 16:33:53 ID:YJLh7wGU
<●><●>

203雌豚のにおい@774人目:2016/11/01(火) 17:44:03 ID:0wqpvF/w
人型のエイリアンっていいよね

204雌豚のにおい@774人目:2016/11/01(火) 19:01:33 ID:RQ/b76qk
場違いかもしれませんが、読むに値する出来の良いヤンデレSS
読まない方が良いヤンデレSSを教えて下さい。

205雌豚のにおい@774人目:2016/11/02(水) 20:09:25 ID:WOD9/2k6
忍と幸人とかかな

触雷!はダントツ

206雌豚のにおい@774人目:2016/11/06(日) 21:50:39 ID:a1Qc9W.I
長編

題名のない長編集

題名のない長編その4
題名のない長編その23

桜の幹
ヤンデレ家族と傍観者の兄
向日葵になったら
ひどいよおおこうちさん→貴方と握手を
触雷
ほトトぎす
1週間
恋の病はカチカチ山をも焦がす
お隣の彩さん
しろとすず
そして、転職へ
囚われし者
ウェハース
17:00時の女の子
わたしをはなさないで
天使の分け前、悪魔の取り分
ポケモン黒
今帰さんと踊るぼっち人間
たった3人のディストピア
幼なじみの早見さん
主従
子猫の願い
触媒

────────────────
短編

ヤンデレ喫茶シリーズ
ヤンデレ喫茶は実在するのか?
ヤンデレ喫茶の事務所にて「ヤンデレについて」
ヤンデレ喫茶の、ある一日
ヤンデレ喫茶の床に、血が落ちる

最果てへ向かって
天秤
平和は数え役満の夢を見るか
奏でる旋律は哀しみの音
ヤンタクロース・サンタガール
ケン君、危機一髪
小籠堂番台日誌
完璧な彼女
ボクじゃ姉に敵わない
椿姫
騎士と王女、忠義と偏愛
嫉妬束縛夫とヤンデレ妻康子
bet all of you
pinocchio
盗賊さん
姫ちゃんの奮闘
『ある殿様の話』
『ある奴隷にまつわること』
妹さんの心
隣のオンライン
題名のない短編集

題名のない短編その48
題名のない短編その24

この位が俺の好きなSSねー。もう好み駄々漏れww
読まなくてもいいSSは基本的にないんじゃないですかね。一生懸命書いてもらったものなんで。

207雌豚のにおい@774人目:2016/11/06(日) 21:55:19 ID:a1Qc9W.I
特に
題名のない短編その24
題名のない長編その48
題名のない長編その4
天秤
ポケモン黒
たった3人のディストピア

は大好き!!

208雌豚のにおい@774人目:2016/11/07(月) 01:41:19 ID:X19Rvpr6
紹介したいやつ、上ですでにされてるから
小説家になろう!っていうサイトで結構いいのあったので紹介しとく
http://ncode.syosetu.com/n7502bx/

209雌豚のにおい@774人目:2016/11/07(月) 18:29:34 ID:0tUOgYlo
http://mypage.syosetu.com/29399/

鬱さんすごいで。

http://ncode.syosetu.com/n2133cv/

九十九の想い

http://ncode.syosetu.com/n2153dd/

血塗れ竜と食人姫

九十九と血塗れは同じ作者

210雌豚のにおい@774人目:2016/11/13(日) 20:19:55 ID:JEgPFinY
様々なヤンデレSSの紹介有難うございます。
これからじっくり読んでみたいと思います。
ちなみに>>209さんの紹介して頂いた「血塗れ竜と食人姫」は私も好きな作品です。

211雌豚のにおい@774人目:2016/11/18(金) 02:59:06 ID:gt7//TtE
個人的には異世界だの魔法だのが無いヤンデレ作品が好きだなぁ

まとめwikiだとヤンデレ家族と今帰さんが好き
商業作品だとこはるの日々が好き

212雌豚のにおい@774人目:2016/11/19(土) 00:26:50 ID:JDKxsZyM
今帰さん待ってるんだけどなぁ
帰ってきてくれないんだろうか

213雌豚のにおい@774人目:2016/11/23(水) 04:28:34 ID:o.kexHJQ
鬱さんの「蛆虫の唄」ってのを読んできたが、
好きな人に暴力を振るうヤンデレってのは嫌いだわ

自分たちの愛を邪魔する泥棒猫に対して暴力を振るうのは良いけど、好きな人を殴ったり蹴ったり針で刺したり手足を切ったりする作品はどうもなぁ…

214雌豚のにおい@774人目:2016/11/23(水) 06:57:03 ID:mUcdblu2
その辺は個人の趣味だわな
俺なんてここで絶賛されてるヤンデレ家族が嫌いだぞ

215雌豚のにおい@774人目:2016/11/23(水) 10:38:37 ID:GYg3Cw3Y
ヤンデレ家族は妹と葉月さんがとにかくかわいいから

216雌豚のにおい@774人目:2016/11/23(水) 11:19:19 ID:o.kexHJQ
妹は弟から兄に心移りしちゃう尻軽だからなぁ。記憶の混乱で仕方ない部分もあるとはいえ。
やはり徹頭徹尾兄一筋の葉月さんが最強だわ。今読み返すと澄子ちゃんに比べて登場回数が少なすぎじゃないかとも思うけど

217雌豚のにおい@774人目:2016/11/23(水) 14:56:52 ID:/QjqLo7o
俺は途中から葉月さん以外ほぼ全員嫌な所が目についたんで
読むのやめた
なんでみんなそんなに褒めるんだろうと思ってスレに参加してたけど
他にも嫌いな人もいたんだな
わざわざ叩いて空気悪くしてもしょうがないしね

218雌豚のにおい@774人目:2016/11/23(水) 16:16:09 ID:.powhPgA
世界観に入り込めるある程度の文量と文章力があって、
しかも伏線を回収して綺麗に完結しているというだけでも凄いことだよ
まとめwikiのssは未完結作品多いし…

219雌豚のにおい@774人目:2016/11/24(木) 21:18:34 ID:MJbvdGl6
書いてくれるだけで充分だろ。
読む俺達は黙って好きなの読んでりゃいいんだよ。

220雌豚のにおい@774人目:2016/11/24(木) 21:22:41 ID:MJbvdGl6
鬱さんの作品は基本的にどろどろしてるけど、すげー俺好みなシナリオ。

読み終わった後、頭ん中でより良いルートを考えるのが好き。

221雌豚のにおい@774人目:2016/11/26(土) 21:30:29 ID:wgOKGt7U
鬱さんはバイオレンスが無ければ個人的にパーフェクト

222雌豚のにおい@774人目:2016/11/30(水) 10:19:17 ID:rUpP1M6o
久しぶりに来たら凍結してるな……

個人的には綾シリーズが好きだったんだけどな

223雌豚のにおい@774人目:2016/12/01(木) 07:36:02 ID:uCSDUUB.
マジレスすると
おまえ来る場所間違えてる

224雌豚のにおい@774人目:2016/12/01(木) 07:48:21 ID:6YmqjikY
まあほぼ一緒みたいなもんだし

225雌豚のにおい@774人目:2016/12/05(月) 21:13:48 ID:.XVq/5bY
テスト

226雌豚のにおい@774人目:2016/12/10(土) 01:32:19 ID:SsOLiqRc
俺も数年ぶりに色々見て回ったけど、ヤンデレの時代は終わったってことかね…

227雌豚のにおい@774人目:2016/12/10(土) 03:38:59 ID:GgpMhyKo
ヤンデレって程でなくてもいいから、ちょっと愛の重い女の子と、色んな出来事や事件を乗り越えつつ愛を育んでいくような、そんな作品を読みたい
意外と見付からないんだよな
ラノベでもなろうでも異世界ハーレムばかりで、純愛ものは人気がないらしい

228雌豚のにおい@774人目:2017/01/01(日) 01:48:28 ID:MwcoKlfY
なろうでいい感じの探すの大変だよね
どこで探せばいいのやら

229雌豚のにおい@774人目:2017/01/01(日) 01:53:45 ID:/ebX2L.g
ノクターンもいいぞ
まああんま数ないわ

230雌豚のにおい@774人目:2017/01/04(水) 00:19:59 ID:UeVo.J9o
小説家を読もうってサイトでヤンデレって検索したりするとええで。

231雌豚のにおい@774人目:2017/01/04(水) 01:49:57 ID:3tgGTggQ
>>229
>>230
初めて見る名前ばっかだわ
ちょっと調べてみまる

232雌豚のにおい@774人目:2017/01/08(日) 14:33:40 ID:ph5SLmWA
俺が初めてしたバイオ4だからありがたい

233雌豚のにおい@774人目:2017/01/08(日) 14:34:12 ID:ph5SLmWA
誤爆申し訳ない

234雌豚のにおい@774人目:2017/01/09(月) 22:46:13 ID:bnX8amHA
久しぶりに来たらWiki凍結したのね
管理人さん超絶乙でした

235避難所の中の人★:2017/01/15(日) 05:09:38 ID:???
管理人です。長期間の放置状態について、謝罪と状況報告に来ました。

まずひとつ。2015年以降はスレの進みも遅くなっていたので、見るのは時々でいいかなぁ的な気分になっていました。これは単なる怠慢です。申し訳ありません。

もうひとつ、こちらは割と重大です。
この掲示板のメールアドレスは2014年末にサービスを終了したinter7を使っていたのですが、アホなことにサービス終了にず〜〜〜っと気づきませんでした。
そしていつの間にかしたらば掲示板の管理メニューのログインにメールアドレスが必要になっていたのですが、使用不能になったメールアドレスは弾かれてしまうのか、ログインできません。
したらばからのメール自体はGmailに転送して残してあり、メールアドレスとパスワードの組み合わせは完全に一致しているのを確認できる、にも関わらずです。

ということで、現在この掲示板は管理不能状態に陥っています。
>>29>>33にはとっくに気づいていましたし、連絡の書き込みをしようにもどうやって証明したものか…と思って黙らざるを得なかったのです。
良く考えれば管理者メニューに入れないだけでキャップは生きている可能性が高いことに、事態に気づいてから1年も経って思い立ち、今書き込みをした次第です。
先ほど削除人メニューにはどういうわけかログイン出来ることは確認したので、該当レスは消してみたのでキャップが死んでいるとしてもこれが本人確認になるかなと思います。

とりあえずしたらばの運営にメールは送ってみますが、管理を復旧できない場合は打つ手なしです。
そうなった場合、新規の避難所を用意するしかないかなと思います。

236避難所の中の人★:2017/01/16(月) 20:47:39 ID:???
運営とのやり取りの結果管理の復旧を完了しました。
大変ご迷惑をおかけしました。今回で痛い目を見たので定期的にちゃんと管理をしていきます。申し訳ありませんでした。

237雌豚のにおい@774人目:2017/01/16(月) 22:18:23 ID:jHhSMPv2


238雌豚のにおい@774人目:2017/01/17(火) 00:37:03 ID:2L2Wp1EI
乙乙
上で管理人氏は凍結を解くことは無いという旨の書き込みをしているけれど、残念だな
ヤンデレ作品少ないものな…

239雌豚のにおい@774人目:2017/01/17(火) 01:21:53 ID:yt77.FF.
管理人さん乙です

240雌豚のにおい@774人目:2017/01/24(火) 02:41:06 ID:8PgJZ6LU
管理人さんお疲れ様っす。

241雌豚のにおい@774人目:2017/01/24(火) 02:42:28 ID:8PgJZ6LU
管理人さんの話聞いてて思ったんだけど、保管庫は凍結しててもここはまだ生きてるって事かな。

242雌豚のにおい@774人目:2017/01/24(火) 02:43:09 ID:8PgJZ6LU
そういう事なら嬉しい。

243避難所の中の人★:2017/01/25(水) 18:08:11 ID:???
ここはのらりくらりと続行ですね。
まとめ管理まではできませんが、一応避難所は過去ログも保存してあるのでとりあえず大丈夫かなと思います。

244<ヤンデレさんがお持ち帰りしました>:<ヤンデレさんがお持ち帰りしました>
<ヤンデレさんがお持ち帰りしました>

245雌豚のにおい@774人目:2017/01/31(火) 00:33:40 ID:knO01Exs
ヤンデレにハーレムって合わなくね?

246雌豚のにおい@774人目:2017/01/31(火) 00:34:30 ID:knO01Exs
ヒロインは多くて3人位でいいと思ってる派。

247雌豚のにおい@774人目:2017/01/31(火) 00:35:49 ID:knO01Exs
管理人さん避難所管理有難うっす。

248雌豚のにおい@774人目:2017/01/31(火) 00:40:07 ID:knO01Exs
俺ヒロインが裏で主人公とかを周りの人間使いながら孤立させてって主人公の拠り所をヒロインだけにしようとしたりするヒロイン大好きなんよ。
桜の幹とかたった3人のディストピアとか題名の無い長編集その4とか。

249雌豚のにおい@774人目:2017/01/31(火) 00:41:08 ID:knO01Exs
キュン死してしまう。
皆はどういうシチュエーションが好きなんだろう

250雌豚のにおい@774人目:2017/01/31(火) 00:42:32 ID:knO01Exs
>>231
てかすまん。
小説家を読もうじゃなくて
小説を読もうだったわ。
すまんな。

251雌豚のにおい@774人目:2017/01/31(火) 00:45:56 ID:knO01Exs
それと物語作るのって難しいよなー。
真ん中辺りまで書いてもそっから浮ばない事が多くて。
完結まで行くってすげえよ

252雌豚のにおい@774人目:2017/02/26(日) 20:10:25 ID:IbEA8qhI
やあ

253雌豚のにおい@774人目:2017/02/26(日) 21:16:28 ID:oD01L0o2
う〜ん……最近、全然おもしろいのない
みんなのスコップはどうだ?俺のは折れちまったよ

254雌豚のにおい@774人目:2017/02/26(日) 21:22:55 ID:DeWjTnXE
てかまず読むもの自体なくね

255雌豚のにおい@774人目:2017/02/27(月) 12:07:53 ID:M6UtYq7A
なら作っちまえよ
好きなシナリオ書けるって結構楽しいぞ

256雌豚のにおい@774人目:2017/02/27(月) 22:55:13 ID:Wl.q9oE2
最近読んだ中だとこれ好き
‪「彼女がヤンデレになる過程とその結果」
http://ncode.syosetu.com/n5799db/
純花ちゃんかわいい
主人公が若干アレかもだけど

257雌豚のにおい@774人目:2017/03/09(木) 04:20:20 ID:QHmiJkLc
ヤンデレ家族と傍観者久々に読み直したら葉月さんってストーカー気質なんだね
パン屋のときだけでなく作中のあちこちで主人公をストーキングしてんのな

>>256
主人公クズ過ぎて読むの止めた

258雌豚のにおい@774人目:2017/03/09(木) 23:50:45 ID:dOr41nuU
ストーカーって普通に良いよな。
一途やん。

259雌豚のにおい@774人目:2017/03/09(木) 23:52:07 ID:dOr41nuU
ただまあ、危害与えちゃうストーカーは酷いとは思うけど。

260雌豚のにおい@774人目:2017/03/10(金) 05:43:56 ID://XZU9Vk
尾行だけじゃなくて主人公の持ち物を盗んじゃう系のヤンデレも可愛い。
主人公の古着とか歯ブラシとか乳歯とか。
「そのゴミちょうだい。私がゴミ箱に捨てて来るから」って主人公から受け取った割り箸やストローも自宅で丁寧に保管してたり。

放課後の誰もいない教室で主人公の体操服やリコーダーをくんくんするのが日課で、体操服の袖にほつれを見付けたらソーイングセットで密かに直してくれて、ついでに裏地の目立たない部分に自分の髪の毛を一本だけ編み込んじゃったり。

あとは主人公の家に毎朝迎えに来て、主人公の両親と仲良くなって、外堀から埋めてくる系のヤンデレも好き

261雌豚のにおい@774人目:2017/03/20(月) 13:52:00 ID:vvTb39ec
外堀から埋めていくのはやばい。
すげー好き。
計画的にくるのは良いよね。

262雌豚のにおい@774人目:2017/03/20(月) 23:27:00 ID:Obeiu4y.
「ヤンデレは計画的に」

263雌豚のにおい@774人目:2017/03/24(金) 00:22:14 ID:UWj6e2TY
んーたまらん。

264雌豚のにおい@774人目:2017/03/24(金) 01:22:20 ID:TzVw3TtQ
自身は決して表面的に活動せず、直接的に関与しない方法で事件を仕組み、煽り立てて、
それにより窮地に立たされ、精神的に追い詰められた主人公に、希望の手を差し伸べるという形で彼の心を搦め捕ろうとするインテリ系ヤンデレも好き。

265雌豚のにおい@774人目:2017/03/26(日) 23:45:53 ID:OTsqkL9A
>>264
お前分かってるなぁ...!!
最高やんけそれ!

266雌豚のにおい@774人目:2017/03/27(月) 02:42:36 ID:DLVdLK02
>>265
二人がどのようにして結ばれ、そしてどのように死ぬのか。
これから主人公が蓄積する記憶の全てと、享受する喜怒哀楽の全てを二人で共有していくために、自分は何をするべきか。
人生の始発駅から終着駅に至るまでの設計図を頭の中に描き上げていて、それを着々と実行していくインテリ系ヤンデレ可愛いよね。

267雌豚のにおい@774人目:2017/04/03(月) 15:22:22 ID:HLmxOeuo
>>264
展開的には主人公がもう少しで墜ちるって時に彼女の計画がバレそうになって主人公が疑心暗鬼になる

「彼女が全部……?いや、まさか……彼女がこんな事する人じゃない。……けど……」

なんて考えてる間に彼女が強行手段で監禁調教洗脳を開始

とか

計画がバレた時には時既に遅し、ワクワク☆監禁タイムみたいなね。


自分が凄い信頼を置いてた人がまさかこんな事を……って考えながら恐怖に怯える主人公とか尚最高

268雌豚のにおい@774人目:2017/04/28(金) 04:52:00 ID:xoGxkIWA
ヤンデレ四天王とか呼ばれてるヒロインの登場するある漫画を読んだんだが、
物語終盤で訳の分からない理由で主人公を殺害しようとしていたので幻滅した
自分の好きな相手を傷付けたり殺そうとしておいてよくヤンデレを僭称できるな

269 ◆Dae8xgpN5o:2017/04/29(土) 22:46:19 ID:35cSQn8E
ただ今より投下します
前にここへ載せた物のリメイクです

270妹はキスを迫る 一話「妹と兄」 ◆Dae8xgpN5o:2017/04/29(土) 22:48:30 ID:35cSQn8E
 その一言は、蝉の大合唱に紛れて聞こえた。

「キスして」

 夕焼けに照らされた居間の中。ソファに寝そべった妹の朔(さく)は阿呆らしいことを呟いた。
 連日の猛暑で頭がイカれたのだろう。扇風機前に居座る俺は、そう判断し無視を決め込む。ただでさえ暑苦しいのに、この意味不明な発言に付き合いたくはなかった。
 黙ったまま、引き続き人工の風を浴びる。

「……お兄ちゃん、無視はひどいんじゃないかな」

 すると、拗ねた声が返ってきた。

「無視してやってるんだ。ありがたく思え」
「いいじゃん、してよキス。減るもんじゃあるまいし」
「俺の社会的信用が減る」
「減る程無いじゃん。友達ほぼ0人なんだから」

 軽口にうんざりしながら、俺は高圧的に言う。

「とにかく妄言を吐くのは止めろ」

 欧米人でもないのに、家族とキスなんてありえない。
 子供の頃ならともかく、俺はもう高一。朔は中二だ。とっくに、分別を踏まえる年頃になっている。
 この歳になって、兄妹同士でキスをするのは異常だ。

「……わかった」
「よし」
「お兄ちゃんはツンデレだということが!」
「氏ね」
 
 手元にあった洗濯ばさみを投げつける。
 遠慮なしの速球ストレート。獲物(いもうと)めがけ、グイグイと伸びていった。
 しかし、朔はそれをあっさりと右手でキャッチ。掲げて、俺に見せつける。

「ナイスキャッチ」
「自分で言うな」

 無駄に反射神経がいい奴だ。

271妹はキスを迫る 一話「妹と兄」 ◆Dae8xgpN5o:2017/04/29(土) 22:51:04 ID:35cSQn8E
「ナイスツッコミ。じゃあ、改めてキ」
「言わせねえよ」

 続けて、第二球。さらに、スピードを上げた洗濯バサミが飛んでいく。

「――スしよう!!」

 ……今度も捕られたが。

「ふふん、可愛い妹は無敵なんだよ」

 ドヤ顔の朔に、第三球を投げつけたくなったが止めた。これ以上は抑えが効かなくなる。
 俺は嘆息しつつ、問題発言に切り込んだ。

「で、何でキスなんだ」
「お兄ちゃんが好きだか――」
「それはいい」

 耳にタコが出来るくらい聞き飽きている。
 朔は、いわゆるブラコンだ。子供の頃、面倒を見ることが多かったせいか俺に懐いている。普段から、何かとスキンシップを取ろうとしてきたりはするが……。

「いつもは精々、急に抱きついてくるだけだろ」

 それなりに弁えてはいた。だが、今日の朔は言動がおかしい。

「お兄ちゃん、人は常に前進しないと駄目なんだよ!」
「脇道に逸れる事を前進とは言わない」
「なら、ステップアップで」

 言い方の問題じゃない。

「つまりは、そろそろ新しい段階へと踏み込みたいと思ったんだよ」
「……それがキスだと?」
「ご名答。より淫らな兄妹関係には必須だよ!」
「既に淫らみたいに言うな」

 ピンク色なのは、お前の脳内だけだ。

「えー。普通、可愛い妹には欲情するものだよ」
「どこの常識だ」
「エロゲーの」
「……」

 本格的に頭が痛くなってきた。
 どこで妹の教育を間違えたんだろうか。小さい頃は、不可思議な言動をしない普通の女の子だったのに。今ではすっかり、奇人変人の類になってしまった。
 昔の名残を探すように、改めて朔を見る。
 いまだに、子供料金を利用できる小柄な身体。母親譲りの黙っていれば愛らしい顔立ち。髪型は、昔から変わらぬツーサイドアップ。幼い印象を、更に強調させている。笑みの一つでも浮かべれば、俺ですら小学生に思えてしまうことさえある。
 ……今頃、気づいた。朔の容姿は、昔とさほど変わっていない。小学生の頃に背が伸びず、髪型もそのままだからだ。だというのに、内面は恐ろしい程に変わってしまった。例えるなら、オタマジャクシから山椒魚。幼少期とは別の生き物だ。

「あれ、お兄ちゃん大丈夫?」
「大丈夫じゃない」 
 
 お前の現在が。

「あらら。もしかして、脱水気味なんじゃない。夏だから気をつけないと」
「そうだな」

 朔が、ソファーから立ち上がった。

「じゃあ、何か飲みもの持ってくるよ。わたしも喉渇いたし。何がいい?」
「アイスコーヒー」
「ラジャー」

 ふざけた返事をして、朔はキッチンに向かった。

272妹はキスを迫る 一話「妹と兄」 ◆Dae8xgpN5o:2017/04/29(土) 22:52:56 ID:35cSQn8E
「おまたせー」
「ああ」

 幼馴染とメールのやり取りをしていると、朔がキッチンから帰ってきた。
 手にはおぼん。アイスコーヒーが注がれたコップ二つと、クッキーが盛られた皿が載っている。

「どうしたんだ、そのクッキー」
「この前、満(みちる)叔母さんが置いていったんだって」
「ふーん」

 ケータイをポケットにしまい、氷が浮かぶコップを受け取る。熱を帯びた手が急速に冷やされた。

「ちなみに、わたしのオススメは苺ジャムのかな。色が綺麗だし美味しいよ」

 おぼんを居間中央のテーブルに置くと、朔は再びソファに腰を下ろした。

「そうか」

 説明を聞きながら、クッキーが盛られた皿に手を伸ばす。

「じゃあ、これにする」

 俺は躊躇わず、チョコクッキーを口に運んだ。甘さが控えめでうまい。

「……お兄ちゃん」
「どうした、食わないのか」

 続けて、アーモンドクッキーをつまむ。香ばしい風味が口の中に広がった。

「仕返しにしても、ちょっと意地悪すぎない!?」
「何のことだ」

 惚けた態度をとりながら、コーヒーに口を付ける。飲みなれた苦味が喉を通りすぎた。

「別に、オススメされたのを食わなきゃいけない理由はないだろ」
「悪意があるかどうかで、受け止め方に大きな差があるよ!」

 お兄ちゃん、最近意地悪だよ。そうぼやきながら、朔もクッキーに手を伸ばす。

「昔は、優しくしてくれたのに」
「昔は、可愛げがあったからな」

 皮肉交じりに返す。
 朔は、頬を膨らませた。

「もう! 今でも十分可愛いでしょ。……あ、チョコクッキーの方が美味しい」
「人間、外見よりも内面だ。……アーモンドもイケるぞ」
「あれ、わたしが美少女だってのは認めるんだ。……アーモンド美味しい」
「ずいぶんと腐った思考回路だな。……やっぱ、アーモンドだな」

 会話をしながらも、俺と朔は順調にクッキーの山を減らしていった。

273妹はキスを迫る 一話「妹と兄」 ◆Dae8xgpN5o:2017/04/29(土) 22:54:35 ID:35cSQn8E
 話の流れが変わったのは、皿からクッキーが消えた頃。朔の一言からだった。

「あ、叔母さんで言えばさ。そろそろ、一年だよね」
「一年? ……ああ」

 まだ、一年なのか。そう思いながら、俺は口を開いた。

「叔父さんが死んでか」
「うん、あの時は本当に急だったね」
「……そうだな」

 約一年前。今日と同じような猛暑日に、満叔母さんの夫である望(のぞむ)叔父さんは交通事故で死んだ。享年三十四歳、早すぎる死だった。
 ちなみに、満さんは母方の叔母。望さんは、俺達からして義理の叔父にあたる。いつも、笑顔を絶やさない穏やかな人だった。

「いい人だったよね、叔父さん。わたし達にも優しくしてくれたし」
「ああ」

 それゆえに、叔母さんのショックは大きかった。葬式での姿は、今も脳裏に焼き付いている。
 涙こそ流していなかったものの、美麗な顔立ちは憔悴しきっていた。長い黒髪にも艶がなく、まともに寝ていないことは一目瞭然。回りの人に支えられて、やっとこの場にいるという
感じだった。それくらい、突然過ぎる叔父さんの死が受け入れらなかったんだろう。
 俺は、まともに見ていることが出来なかった。

「あの後、大変だったよね。叔母さん、すっかり弱っちゃって。食事も喉を通らないって感じで」
「母さんも、しょちゅう様子を見に言ってたな」
「そうそう。お婆ちゃんも、心配しすぎて弱っちゃったし。お母さん、あの時は死ぬほど忙しそうだったね」

 普段から、母は帰りが遅い。仕事が忙しく、残業もしょっちゅうだからだ。
 その上、あの頃は二人の様子を見に行っていた。俺達が眠った後に、帰宅することもザラだった。

「ついには、叔母さんを家に置こうかって段階にもなったしね。いやー、あそこからの回復は本当に奇跡だったよ」
「……時間が経って落ち着いただけだろ」
「そうかな?」
「そうだ」

 叔父さんの死から数ヵ月後、叔母さんは徐々に元気を取り戻した。
 枯れ枝のような腕に生気が戻り、陰気な隈も消えた。髪にも艶が戻り、笑みも浮かべるように。我が家にも、時々訪れるようになった。

「私には、この回復は不自然に思えるんだけどなー。何か、理由があると思うよ」
「理由?」
「うん、具体的に言うと」

 口元を歪め、朔は意地悪げに呟いた。

「新しい男が出来たんじゃないかな」

 瞬間、第三球を放った。

274妹はキスを迫る 一話「妹と兄」 ◆Dae8xgpN5o:2017/04/29(土) 22:56:57 ID:35cSQn8E
「いてて。ちょっと、お兄ちゃん。ガチストレートはやばいって」
「黙れ」

 額をさする朔を睨みつけた。
 右手には、第四球を用意済み。いつでも、投げることが出来る。

「口に出す言葉くらい選べ。言っていい事と悪い事がある」
「いやいや、私そんなに変な事言ったかな?」
「何?」
「だってさ」

 けろりとした顔で、朔は話し始めた。 

「空いた穴を男で埋めるなんてありふれた話だよ。フィクションでもお馴染み」
「叔母さんが、そんなすぐに切り替える訳ないだろ」
「どうかなー。人間、弱っていると藁にも縋っちゃうからねー」

 否定できない言葉が並ぶ。いつの間にか、会話の主導権は向こうに移っていた。

「叔母さん、元々強いタイプじゃないしね。誰か、適当な人を引っかけたかも」
「……根拠のない話は止めろ。叔母さんが、叔父さんの事を簡単に忘れるはずないだろう」
「『忘れ』はしないだろうね。でも、乗り換えるかどうかは話が別だって。人間、一人では生きていけないよ」
「知ったような口を聞くな」
「生意気言いたいお年頃なんだよ。にしても、お兄ちゃん。やけに、当たり強いね。いつもより、風速5mくらい増してるよ」
「内容が内容だから当然だ」
「ふーん、そっか。私はてっきり」

 朔はポケットに手を入れ、一枚の写真を取り出した。

「――図星を突かれたのかと思ったよ」
「っ!」 

 俺と叔母さんが、裸で交あっている写真を。 

「いやー、という事はお兄ちゃんそっくりの別人なんだね。いやー、びっくりしたびっくりした。なんて、展開な訳ないよね」
「……ああ」

 唇を噛み締めながら、俺は首肯した。

「間違いなく、俺だ。盗撮魔」
「いやー、それほどでも。よく撮れてるよね、この写真。ついつい、自画自賛しちゃうよ。お母さん達に見せたら大変な事になるだろうね」
「俺の顔面が、か」
「そうだね。お兄ちゃんがお父さんに殴り倒されるのは確定。でも、本当にやばいのは叔母さんだろうね。自分の甥に手を出したんだから。絶縁くらいはされそうだね」
「……もう手は切ってある」
「だから?」

 口元を歪め、朔が写真を突き立てる。逃げる事は出来ないと強調するように。
 俺は、拳を握り締めながら尋ねた。

「お前の望みは何だ」
「望み。そうだな」

 顎に指を当て、朔は考える素振りをした。実際は、とっくに答えを出しているだろうが。

「なんで、叔母さんと寝たかを問いただすのも面白そうだね。でも、大体予想できるから却下。後は、私の事を悪く言えない変態だったお兄ちゃんを言葉責めというのも悪くないね。でも、これも却下。わたし、サディストじゃないしね。お兄ちゃんラブの可愛い可愛い妹だから」
「どの口が言う」
「この口が。じゃあ、取り合えず」

 この日、俺は知った。無邪気な笑みと、邪悪な笑みが紙一重な存在である事を。 

「キスしてもらおうかな」

――続く――

275 ◆Dae8xgpN5o:2017/04/29(土) 23:00:38 ID:35cSQn8E
キモウトスレか、こちらに載せるか迷いましたが元ネタを投稿したこちらにしました
それでは

276雌豚のにおい@774人目:2017/04/30(日) 00:52:27 ID:bEXVtaaY
gjです
元ネタ……何かわからない……
一瞬ヤンデレ家族のお父さんお母さんかなって思ったけど……
作者名に自信がない。
とにかく久々の投下があって嬉しいです

277雌豚のにおい@774人目:2017/04/30(日) 11:22:50 ID:2FbCgFQQ
>>276
タイトルまんまなのに何を言ってるんだおまえは

278雌豚のにおい@774人目:2017/05/04(木) 11:38:06 ID:i9yQbdTs
GJ!!!!!!!!!!!
お疲れ様っす!!!!!!!!!!!

279雌豚のにおい@774人目:2017/05/04(木) 11:45:52 ID:i9yQbdTs
GJ!!!!!!!!!!!
お疲れ様っす!!!!!!!!!!!

280雌豚のにおい@774人目:2017/05/04(木) 11:46:21 ID:i9yQbdTs
連投スマソ

281雌豚のにおい@774人目:2017/05/04(木) 11:46:41 ID:i9yQbdTs
>>268
いやー、ヤンデレ四天王とか俺から見たらそんなにヤンデレしてないよあれ。
我妻由乃くらいじゃない?結構ヤンデレなのは。

つかヤンデレ四天王見るより保管庫のやつ見てそっちのがヤンデレ成分多いわ
キモウトキモ姉見てもいいし、2ch 「嫉妬・三角関係・修羅場統合スレ」まとめサイトのSS作品も見てよ。

282 ◆JzWiMO6jIA:2017/05/10(水) 05:31:53 ID:cl21xQYs
テスト

283雌豚のにおい@774人目:2017/05/19(金) 06:00:29 ID:2ZNXjmP.
漫画でヤンデレといえば、こはるの日々が結構良かった
愛の重いヒロインと主人公がひたすら関係を育む、血を見ない作品は良いものだ

284雌豚のにおい@774人目:2017/05/22(月) 01:30:50 ID:KsX846B.
確かに血を見ないやつは良いよなあ。
なんといっても後味が良いし。
でも、物足りない感じもする。

285 ◆lSx6T.AFVo:2017/06/15(木) 18:29:10 ID:om9ptE46
お久しぶりです。
保管庫が凍結したということですので、私の作品は『小説家になろう』にて保管します。他者による無断転載ではありませんのでご了承ください。
それでは失礼します。

286雌豚のにおい@774人目:2017/06/15(木) 21:14:00 ID:Pu1EMWqg
誰かと思ったら彼女にNOと言わせる方法の人じゃないですか
向こうに載ってるということは続きがまた読めるのかな?
何にせよ楽しみです

287雌豚のにおい@774人目:2017/06/17(土) 16:59:16 ID:gjp.RBRo
どこであれ、活動続けてくれるのは嬉しい
できればアカウント名も教えてほしいが

288 ◆ZUNa78GuQc:2017/06/18(日) 15:14:29 ID:DXyNWHbs
テスト

289 ◆lSx6T.AFVo:2017/06/18(日) 15:17:05 ID:DXyNWHbs
お久しぶりです。
『彼女にNOと言わせる方法』の番外編『元旦、或いは新たな恋心』(前編)を投下します。

290雌豚のにおい@774人目:2017/06/18(日) 15:18:08 ID:DXyNWHbs
 お正月、ひいては元旦は、日本人のみならず世界中の人々にとって、大きな意味を持たらす日である。
 我々日本人は年賀状などという簡易的怪奇文書を全国で十億通以上送りあうし、西洋では卵に装飾を施すという謎行動に走っている。嗚呼、一月一日よ。お前には人を狂わせる魔力でもあるのか。十二月二十四日の魔の手から逃れたと思えばすぐこれですよ。
 常日頃、平穏を尊ぶ僕としてはこの手の商業主義的なイベントの数々は好ましくないし、そもそも謙虚さを至上とする我々日本人は、たとい特別な日であろうともなんでもない顔をしていつものように過ごすべきではないだろうか。うん、そうだ。絶対、そうだ。
 つまり、僕が何を言いたいかというと――
「初詣、めんどくさい」
「新年早々、阿呆なことを言ってるんじゃありません」
 僕がコタツの中で猫のように丸くなりながらそう言うと、母さんは呆れたように天井を仰いだ。
「あんたねぇ、若い内から年寄りみたいなこと言うんじゃないの。子どもは風の子っていうじゃない。雪が降った時の犬みたいに、外で駆け回るのが自然ってものでしょうが」
「こんな寒い日に駆け回ったら、風の子じゃなくて風邪の子になっちゃうよ。そもそもさぁ。最近の子どもはインドア志向なの。家庭での遊びが不足していた昭和時代と一緒にしないで欲しいな」
「……相変わらず口だけは減らないわね。我が息子ながら最高にクズいわ」
 議論は終わったと見て、僕は視線をテレビに移したのだが、いきなり画面は真っ暗になってしまう。振り返ると、リモコンを持った母さんが仁王立ちしている。
「新年の行事は大切なのよ。これから新たな一年を迎えるに当たって、初詣に行くことはとっても重要。わかる?」
 くっそ、この強情ババアめ。自分の主張が通らないとわかればすぐにこれだ。何が何でも僕を初詣に行かせたいらしい。
 こうなってはやむを得まい。作戦変更だ。
「確かに、新年の行事は大切かもしれない……母さんの言うとおりだよ。うん」
「○○……遂にわかってもらえたのね。母さんの想いが通じたのね」
「うん。ということで、母さん。お年玉頂戴」
 母さんに向かって手を差し出す。最高にさわやかなスマイルを添えて。
「まさかくれないなんてことはないよね? だって母さんは新年の行事が大切だって言ったもんね。お年玉といえば初詣と同じくらい日本にとって馴染みの深い行事だし、これを忘れちゃ日本人じゃないと言っても過言ではないよね。ほら、母さん。お年玉。お年玉ちょうだいよ。ねぇ? ねぇ? 母さん、ねぇ?」
 リモコンを投げられた。顔面に向かって。

291雌豚のにおい@774人目:2017/06/18(日) 15:19:28 ID:DXyNWHbs
「ちょ、母さん! 児童虐待だよ、それは」
「うるさい! このクズ! いいから、さっさと準備なさい! 初詣に行くわよ!」
 母さんはプリプリ怒りながらそう言うと、コタツのコンセントをひっこ抜いて出て行ってしまった。こうなっては、仕方があるまい。安寧の地を出て、寒く厳しい外の世界に行かなくてはならないのだろう。
 でも、やっぱり動く気が起きなくって、未練がましく温もりが残るコタツの中でごろごろと転がっていた。
 ピンポーン、と来訪を告げるチャイムが鳴った。母さんが玄関で対応をしているのが、ドア越しに聞こえてくる。そして、リビングに向かう足音が聞こえてきて、
「あけましておめでとう、○○ちゃん」
 僕の幼馴染みであるAが入ってきた。だが、いつもの見慣れたAではない。彼女は鮮やかな紅の晴れ着を来ていて、美容院でセットしたであろう髪には、かんざしなんぞが刺さっている。
 僕は身体を起こし、上から下までジロジロと観察する。Aは照れくさそうに笑った。
「どうかな、○○ちゃん。似合うかな」
「知らないよ」
 僕は鼻を鳴らし、Aから視線を外した。正直、聞く相手が悪い。僕にとってAは、それこそ家族のようなものであり、客観的な評価など下せやしない。誰だって、綺麗に着飾った母親を見ても心を奪われたりはしないだろう。それと一緒。
「全然、似合ってないね。三十点だ」
 よく似合っているぜ。なんて言えばスマートなのだろうけど、あまのじゃくな僕にそんなことを期待するのはどだい無理な話なわけで。いつものように憎まれ口を叩いてしまう。
「三十点かぁ」
 Aは残念そうに笑った。
 その心底残念そうな表情を見て、僕にしては珍しく、ほんのちょびっとだけ良心の呵責を感じたので、
「まあ……あれだ、馬子にも衣裳というし……。それに、何より見せる相手が悪い。僕じゃなくてクラスの男子連中に見せれば絶賛の嵐だろうよ」
 僕なりのフォローのつもりだったけれど、Aにはあまり響かなかったみたいだ。彼女はニコニコと笑って、
「あのね、私も一緒に初詣に行くことになったから」
「ああ、そうなんだ。おじさんとおばさんは?」
「もちろん一緒だよ」
「そうかいそうかい。楽しんできんさい」
 大きなあくびを一つしてから、再び寝っ転がる。


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