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四貫谷組 第1 国境警備駐屯所
107
:
以下、名無しにかわりまして潜伏がお送りします
:2021/05/21(金) 12:30:19 ID:EOq0s7q60
わふーさんは戦いが終わりぼう然と立ち尽くす私に言う。
「久しぶりだな、どうしたの?」と
どうしたのでは無い。
何があったんですか?
なんでアイギスの偽物が荒してるんですか?
わふーさんはバツが悪そうに
「あー……」と応えるが
わふーさんが答える終わる間もなく私はが成り立てる。
わふーさんはこの状況、静観してたんですか??
いいのこれ!?
何を語ったか覚えてない
ないが、偽物にぶつけた怒りでは治まらず怒りの残り火をわふーさんにぶつけたのは覚えてる。
わふーさんは少し時間をおき、ゆっくりとその私の怒りに返した。
宥める様に。
「なんでお前憤ってんの?」
は??
当たり前でしょ
アイギスを真似されて、アイギスには程遠いお粗末なレスポンス見せられて。
ここを荒してたんですよ!?
わふーさんは腹が立たないの??
というか、なんで何も言わないし何もしないの??
108
:
以下、名無しにかわりまして潜伏がお送りします
:2021/05/21(金) 12:37:01 ID:EOq0s7q60
わふーさんは私のレスポンスを見てこう応えた。
「いや、お前が奴に怒ってる理由がわからん。」
「お前が偽物が気に入らない理由と同じ様に、俺も今のお前事が気に入らないし、理解できないから言わせてもらうけど。」
お前が言うな。
「お前が本物のアイギス、アイツと何があったか知らないし
お前が本物のアイツをどう思っているか知ったこっちゃない。」
「だけどお前、自分の姿を鏡で見て見ろよ。」
「不可視の血戒だかなんだか知らないが、アイツの仮面をつけて
アイツのスタイルを真似て
アイツの武器を振り回す。」
「偽物君と何が違うの今のお前。」
「それとも何か?
本物のアイギスがお前に頼んだのか?
『自分の偽物が現れたら俺の代わりに退治してくれ』って」
「違うだろ、少なくとも自分の真似して自分の偽物を倒してくれなんてそんなバカみたいな事
アイツはお前に頼んでないだろ。」
「今のお前に偽物を責める資格なんて無い。」
だから、お前が言うな。
…………と。
109
:
以下、名無しにかわりまして潜伏がお送りします
:2021/05/21(金) 12:39:22 ID:EOq0s7q60
わふーさんは本物のアイギスを知っている。
私がアイギスと出会う前から。
何も言い返せ無かった。
そう言うとわふーさんは
いたずらそうに無邪気に笑った。
少し時間が流れた、私はまだ天国に居た。
その間、わふーさんが言った事がずっと頭の片隅にこびり付き、私を攻めていた。
その間もわふーさんは自分のスレに私を招き入れ、行き場のない私を置いてくれた。
色んな話しを聞いてくれた。
また偽物が現れた。
板のスレを荒し回る偽物。
わふーさんを見たら、偽物には目もくれず、やっぱり無邪気に笑っていた。
私が行くしかないか。
偽物の前にもう一度出た。
「お前憐れだな。」
「お前が言うな。」
わふーさんの言葉が頭の中を巡る。
偽物が襲いかかってきた、防戦一方だったと思う。
偽物の攻撃を返しても、わふーさんのあの言葉が私に刺さる。
上手く戦えない。
嗚呼、ダメだ。。。
負けを覚悟した時、この戦いに割って入ってきた者がいた。
不可視のアイギス
…………3人目の偽物か………!?
110
:
以下、名無しにかわりまして潜伏がお送りします
:2021/05/21(金) 12:40:56 ID:EOq0s7q60
割って入ってきたアイギスは私に目もくれず偽物に襲いかかった。
3人目か、いや。違う。
確認するまでもない
このレスポンスはこの人は、本物だった。
紛れもない私の知ってるあのアイギスだった。
私に武器をくれた
私に武器の使い方を教えてくれた。
私の師。。。
目指すべき高見、尊敬する先輩コテだ。
話したい事はたくさんあった、なんで居なくなってしまったのか??
貴方と別れて色々あった、色んな人と出会った。
あれからの事。。。
でもそれよりも、私の口から出たのは
「ほんとに、ごめんなさい」だけ。
醜態を晒した。
あんなに、あんなに一生懸命頑張ったのに。
久しぶりに会えたのに。
私がやった事、見せれた事は
アイギスのフリをして偽物を殴る事だけ。
恥ずかしさと申し訳なさで
「ごめんなさい」
これ以外何も言えなかった。
アイギスはたった1度だけ、1レスだけ。
安価をこの情けない謝罪に指してこう応えた。
「自分の下着が自分の知らない間にオナニーの道具にされてたら興奮するよね?」
アイギスらしい返答だった。
111
:
以下、名無しにかわりまして潜伏がお送りします
:2021/05/21(金) 12:44:16 ID:EOq0s7q60
アイギスと偽物はそのあと少し話して2人とも消えた。
アイギスと偽物がその後、現れる事は無かった。
去って行った2人をただ見送った。
私1人、置いていかれた。
去って行った2人をただぼう然と1人で見送っている私を見兼ねたのだろう。
わふーさんが声をかけて来てくれた。
「実は偽物はお前が帰ってくる半年前くらいから現れて天国を荒し回ってたんだよ」
「その時ですら本物は出てこなかっんだけどな、だから本物を見たのは俺も久方ぶりだよ」と
そりゃそうだろう。
偽物同士が本物を差し置いて罵り合ってたら我慢できないでしょ。
わふーさんは続ける。
お前これからどうするの?
少し間をあけ私は応えた。
「ここを去ります。
わふーさんには話したと思うけど、今、色んな場所を回ってる最中だし
あの様子なら多分、アイギスはもう私には構わないでしょ。
ここに居る意味ももうありません。」
わふーさんは答える
「ふーん
まあ、お前がジタバタしてる姿を本物は見てる
お前が、もがき続けていたら、何れ本物も相手してくれるだろ
そん時は、あの偽物みたいにワンパンで仕留められないように
せいぜい武者修行の旅がんばれよ!」と。
はいはい、では行きますね。
わふーさんもお元気で。
「おう!じゃな!」
アイギスはやっぱり
イタズラそうに無邪気に笑った。
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