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異伝スレッド

5ルーンラント公国植民地領:2016/05/09(月) 19:59:07
(所詮は下賤な連中か…)
「お前達は、スシの国のヘンタイコミックのように私を征服できるとでも思っているのか?」
気高い王女は呆れたように呟く
「当然だ。おれたちは当然○付けおじさんだ。覚悟するんだな」
義勇兵の一人がガチャガチャとズボンを下して王女のもとに近づいてゆく。
(救いようがないな…)
「おい危ないぞ」「フラグだ」「援護しろ」
義勇兵たちは一人の義勇兵に警戒を促す。
「馬を下りな。可愛がってやる」
王女は黙って馬をおりた。そのとき素早く抜刀し、兵士の一物を切り落とした。
「粗末なものを出しっぱなしにするものではないわ」
「!?!?、ギャアー」
「うるさいよ」
悲鳴を上げる義勇兵の首にレイピアを突き刺し、首を半分に切り裂いた。
首を割かれた男の腰からナイフを抜くと、義勇兵たちに向かって投擲、
一人の義勇兵の眉間に深々とナイフは突き刺さり、義勇兵は絶命する。
すぐさま義勇兵たちは王女に向かって発砲するが、首を切り裂かれた義勇兵が盾になり王女を仕留められない。王女が駆け出し、跳躍する。
その距離十数メートル!とても人間の飛べる距離ではない。
王女は義勇兵たちの懐に飛び込んだのだ。
一人の義勇兵の首にレイピアを突き刺し、その銃剣が着剣された銃を奪い取ると、投げやりの要領で放り投げ、もう一人の義勇兵の心臓を刺し貫いてしまう。
王女は一瞬にして5人の義勇兵を屠ってしまった。残された義勇兵は
「ヴァルキューレ」
とつぶやくと、腰に下げた手斧を取り出し、構える
「地獄の魔女め、実在したとは…!」
「多少心得があるのかしら?」
義勇兵と戦乙女は10度剣戟を交えた。この義勇兵はこれまでこの恐ろしい悪魔が屠ってきたどの義勇兵よりも手強かった。だが、戦いの末義勇兵の内腿は切り裂かれ、大量の血を流して膝をついた。
それでも、この義勇兵はかすり傷ではあったが、この地獄の使途に手傷を負わせていた。
「ふぅ…名前を聞いておきましょうか」
「……フランツ」
「そう、フォロノワ系ね…。貴方はヴァルハラの客人に相応しいわ」
「……そうかい」
「ヴァルハラでまた会いましょう。フランツ」
戦乙女はレイピアでフランツという名の義勇兵の心臓を刺し貫いた。
後に、義勇兵の死体が5体、植民地義勇軍によって発見された。
だが発見された死体の中に、フランツのものはなかった。

終り


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