「An Homage to Antonin Artaud 」 報告どおりの動画で、終始嘔吐をしているような音声と不気味なモノクロ映像が続きます。この動画と暴力性の関係がどうなのかは知りませんが、見ていて気持ちのいいものではありません。追加できるかは微妙なところかと。
「Cooking Mama: Mama Kills Animals 」 ゲームが始まる時の叫び声は一体何なのか? それはいいとして、ゲームの内容は鳥をむしって内臓を取り出して…という初めから痛々しいものですが、ゲーム後のボーナスがもっとひどい。こんなゲームですからボーナスも当然ボーナスらしからぬ、鳥の処分動画でした。動画の最後のほうで鳥が血まみれになって暴れているのがもう見ていられない。追加はしてもいいと思います。
「An Homage to Antonin Artaud」:「アントナン・アルトーのオマージュ」。この人物はフランスの俳優兼劇作家であり、「残酷劇」を唱え現代演劇に大きな影響を与えた。幼少期の病の後遺症の痛みを耐えるため生涯麻薬が手放せなかったり、約10年間精神病院に収監されたり、その人生は平穏ではない。当映像はアルトーの作品ではなく、「残酷劇」に対するオマージュとして作られたものらしく、正しい題名は「Démence(仏:認知症)」らしい。内容は>>20の通り。
「Cooking Mama: Mama Kills Animals」:製作元の環境保護団体名に見覚えがある。PETA(People for the Ethical Treatment of Animal、「動物の倫理的扱いを求める人々の会」)はいつか報告に上がった「stolen for fashion」の製作元でもある。「Cooking Mama」はごく普通の料理ゲームなのだが、それで検索してもPETA版が2番目に出てくる。実際にやってみたが、ママの顔がどう見ても悪人。卵を割るたびに流血するなどの細かい表現も欠かさず、「お前は命を奪っているのだ」というメッセージを陰に陽に突き付けてくる。尚、PETAそのものもなかなか面白いことをする団体。毛皮反対を主張する反動かどうかは知らないが、とにかく脱ぐのが大好きな人々である。破廉恥。