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スーパーロボット大戦∞ オムニバス

168はばたき:2012/12/24(月) 20:57:11 HOST:zaqd37c95d8.zaq.ne.jp
 あらゆる願いを呑みこみ広がっていく

 くべられる願いがある限り、どこまでも消えずに不死鳥の様に蘇る

 篝となって道を照らす

 その様を賞して炎と呼ばれた

 故に―――

ジン「参ったな・・・私の負けか・・・」

零霄「そうでもない」

 俺には戦う事しかない

 そんな俺は勝利の先にあるモノ―――勝利者としての喜びなどとは無縁だ

 だから俺は勝利者には成れない

 勝ったとすればそれは―――

零霄「俺の後ろにいる、俺を燃やし続けた仲間だろうさ」

 その言葉に

ジン「嬉しい事言ってくれるね・・・」

 消えゆく殺人鬼は笑う

ジン「君が勝利者でないなら、この輪廻は続いていく。私と君の輪舞は終わらない。だから・・・」

 ―――次の輪廻で会おう―――

 それが今回の別れの言葉となった

零霄「ああ、そうだな―――」

 難儀な道だが付き合ってやるさ

 この見果てぬ夢が終わるまで―――


 ◇あとがき◇

零霄に求めたモノ、それは『強さ』です。
兎に角強い、精神的にも能力的にも最強の、自分の理想とする強さを残らずぶち込んだ”最強”というテーゼを体現するキャラクターです。
しかし、ただ強いだけでは物語として成り立たない。
最強である、と言う事は全てにおいて完全無欠でなければなりません。
ならばそれを逆手に取れば?
最強であるからこそ物語の中心足りえない。
完成されているからこそ、精神的支柱であっても表舞台には顔を出さない。
狂言回しの様なトリックスター。
完成されているのに破綻している彼が辿り着く場所とは―――?
それが零霄の物語です。

長らく続いた『DISSIDIA HABATAKI INFINITY』一先ずこれにて閉幕です。
どの位の方がこれを読まれているかは解りませんが、自分にとっての区切りとも言うべき十人の物語を書き終える事が出来ました。
今後、自分がどのようなカタチで創作活動を続けていくのか、まだまだ見えない部分は多いですが、これほどやりがいのある趣味もありません。

『DISSIDIA HABATAKI INFINITY』にしても、また何か思いついたらサブストーリーなどを描くやもしれません。
まあ、要するに底なしって事ですね☆

では、最後までお付き合い頂いた読者様に感謝の言葉を。
ご愛顧、ありがとうございました。
また、次の輪廻でお会いしましょう!

  【完】


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